陸前高田災害FM　３月１１日のつぶやき

陸前高田災害FM @RikuzentakataFM

【つぶやき・1】3月11日ということで、この陸前高田災害FMにもここ数日の間多くのメディアからお声がけをいただいて、ラジオ番組電話7本、テレビ番組2本に出演させていただきます。 3月11日近辺だけの現象と言ってしまえばそれまでですが、（続）

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【つぶやき・2】それでも陸前高田の現状を発信することでどこかの誰かに届くかもしれない、私たちの状況を見てどんな形であれ防災への備えについて改めて考えていただけるかもしれない、と思って出演のオファーを受けています。

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【つぶやき・3】当臨災局はあまり外部発信に力を入れていないかも。こんな小さなメディアは市内でも聴取率が高いというわけではないですし、市外の方で気にかけてくださるのは元々関心がある人なのだろうとも思います。関心がない方にはどうやっても届かないのは至極当然のことだと思うからです。

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【つぶやき・4】それでも、こうして大手メディアやほかの地方のラジオ番組に出演することで、たった一人でも陸前高田に関心を持っていただけるかもしれない、陸前高田だけではなくほかの臨時災害局や東北などの被災地にまだ興味を持ってもらえるかもと思い、なるべくオファーは断らずにいます。

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【つぶやき・5】3月11日は自分たちの番組以外にも多くの取材対応もあり、ここ数日はそれらの準備に追われています。11日は家族を失ったパーソナリティーにとって大切な日であるのに、早朝から夜中までフル稼動させて、亡き家族との対話の時間も作ってあげることができません。

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【つぶやき・6】そんな11日でいいのであろうかと自問自答します。答えはひとつしかないのに、それでも仕事をしてもらいます…。仕事を遂行するということは、そんな大切な日さえも奪うものであっていいのかと思うのですが、本人は「仕事をしてると気がまぎれるから」と言います。

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【つぶやき・7】納期があるわけでもなく、誰かの発注があったわけでもないラジオの仕事なので、どうして無理をしてまで仕事をする必要があるのか、時々ふと疑問がわくこともありますが、それでも熱烈な市内のリスナーさんや、たまに聞いてくださるリスナーさんが（続）

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【つぶやき・8】「こないだの番組良かったよぉ」、「夜中にラジオ付けても高田の話やってるから安心する」と言ってくださるとそれだけで、この仕事をもう少し続けてもいいのかなって思えます。免許期間はあと１年と少しです。どこまで継続できるか、継続していく体力があるか（続）

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【つぶやき・9】自分たちでもわかりません。ほかの臨災局もそうでしょうけど、あと半年、あと１年と、そのつど短いスパンで突っ走ってきたので、力の入れ具合を間違えて、すでにガス欠という精神状態の人もいると思います。臨災局は長くエネルギーを維持することは難しいのかもしれません。

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【つぶやき・10】ところがこれは被災地で活動してる多くの方々（生活者）も同じで、無理が出てきている人が多いことが気にかかります。とりあえず早朝5時でまだ今日の番組の準備も終わってないわけですが、がんばってる皆さん、よく寝て、よく食べて、ちょいちょい休んで、体を大事にしてください。

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【つぶやき・11】復興はまだ先です。復興を見れずにあちらに逝くと諦めモードのお年寄りの方々に１日でも早く復興した町を、人を、見せてあげられるようになんとかがんばりましょう。それがわぎゃー者（若者）の使命ですよって、私ももう若くないんですけど（￣□￣；）

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【つぶやき・12】きょうは3月11日。あの日から3年が経ちました。そんな数字で表現はしたくないのだけど、3年たってまだこんな状況だなんて、あの時は思わなかったです。でも、これが現実でした。そんな4年目の陸前高田が始まります。今朝の高田の雪景色はあの日の夜の雪と似ていたり…。