ハイジ】よく晴れた日。そんな外の天気など忘れてしまいそうなプラネタリウムの上映が終わり、取った3Dメガネを膝に置いたまま少しぽかんとして後、周りの人の動きを感知して隣に座る少年の方を見る。
2014-03-11 11:46:48狭間】星の誕生をレクチャーする3Dプログラムが終わる。ブザーが鳴って、照明がともる。広がっていた宇宙の光景が終了して、なんだかあっけにとられたような心地で、現実の風景が戻ってくる。
2014-03-11 11:48:47@HaKo_723 狭間】「…すごいな、」ぽつ、と呟いて、同じく3Dメガネを外して、隣の相手を見る。その表情に、ちょっと笑ってしまう。「ハイジすっげ、ぽかんとしてんの」あまり大きすぎはしない声で声をかけて、立てかけていた杖に手をかける。
2014-03-11 11:53:50@c_yu_n ハイジ】「スケール、でっけぇな、」途中から意味が分からなくなるくらいの内容ではあったものの、目をぱちくりとして感嘆を上げる。周りの人波が落ち着いてから出ようと、まだ席は立たぬまま、荷物の支度だけを始める。小さなバッグを肩にかけて
2014-03-11 11:51:35@c_yu_n ハイジ】「うっせえ、ぽかんとしか出来ねぇわ」何せ理解が追い付かない。むしろ起きて最後まで見ていたことが自分でも驚きなくらいなのに。杖を取る動作を見て、辺りに視線を走らせてから「も、出る?」それならば、と手を伸ばして、立つのに邪魔になりそうな3Dメガネを受け取ろう。
2014-03-11 11:59:11コウジ】<真っ暗だった館内に明かりが戻り始める><3D用の眼鏡を取り数回目を瞬き> なんか.... <すごかったな...とぽつり>
2014-03-11 11:49:33@koki_tis1 「…うん、…ね」まだどこかぼんやりとした気持ちのまま、小さく相槌をうつ。隣で自分と同じように、どこか放心した様子で椅子にもたれる姿に、なんとも言えぬ安心感を覚える。
2014-03-11 11:54:05@akichika_s_bot コウジ】「自分の存在がすげぇ小さく感じたというか....なんか なんだろ...」 こちらも視線を向け少し興奮しているようなそぶりで問いかける
2014-03-11 11:56:14狭間】星の余韻が、じんわりと残る。のばした手の先に、さっきまで幻影の宇宙空間が広がっていたんだと思って、なんだか不思議な気分で杖をとる自分の手の甲を眺めて、
2014-03-11 11:57:25ハイジ】月が、地球が赤かった。太陽のように燃えていて、瞳の奥で光る星々がぐるぐる回っている。その渦が、幾多もあって、それだけが宇宙に漂っていた。理解よりも先に、映像が強くこびりついている。
2014-03-11 11:55:59狭間】(この手もむかし星だったのか)星を構成する元素のかけらだったのか、と思う。いつかまた、どこかの星になるのか、と思う。星の視点でほんの一瞬。…途方もない話だな、と、現実から遠い心地でどこか淡々と感じながら、
2014-03-11 12:00:06@HaKo_723 狭間】「さんきゅ、」メガネを取ってもらったことに礼を言って笑い、「んー、ヒト出てから」この相手がそう配慮してくれているのを知っているから、そう言いながら立ち上がる。杖を取って立って、人波が流れていくのをすこし待ち、
2014-03-11 12:02:47@HaKo_723 狭間】(………、)もちろん映像の宇宙はひどく印象に焼き付いたけれど、もう今はプログラムのことよりも、内心はこの相手の表情のほうに気をとられ、小さくくすくす笑う。
2014-03-11 12:06:36@koki_tis1 秋近】「うん…ほんと…、すごいよね…」こちらも昂ぶる何かが身体の内を駆け巡ってはいるが、それを言葉で表すことが出来ず、つたない返事しか出ない。隣の彼が、自分と同じように先程の上映に興奮を覚えていることに、嬉しさが募るのを感じる。
2014-03-11 12:01:26秋近】「知っていること」と「感じること」は違うのだと、こういうものを見る度に思い知らされる。いくら知識があろうと、何度見た姿であろうと、その姿に出会う度に幾度となく魅了されてきた。今も、そうだ。心が原点に戻される。いつになっても、その魅力は尽きることを知らない。
2014-03-11 12:06:50@akichika_s_bot 「うん すげぇ...り かいはちょっと...出来てない気もするけどな....」 今言葉を交わしている彼があの世界を好きでいるという事実に、少し心が踊る。
2014-03-11 12:08:03@koki_tis1 秋近】「はは、それでいいんじゃないかな。大事なのは理解じゃないから。」そう言って、くすりと満足そうに笑うと、余韻を残したまま、その膝に掛けていたコートを手に取る。
2014-03-11 12:12:57@akichika_s_bot コウジ】「んー...かな...」 眉間に少しだけシワをよせ、同じようにコートを手に取りその場に立ち上がる。 「とりあえず、次行くか。」
2014-03-11 12:16:29@c_yu_n ハイジ】受け取ったメガネを手にぶら下げて、彼が立つまで少し待とう。「赤かったなァ…」何に向けるわけでもなくぽつりと呟いて、
2014-03-11 12:09:06ハイジ】はあ、と小さくため息を吐く。処理しきれない情報が漏れだす空気のように口をすり抜ける。あの星の固まりから、自分たちが生まれて、今いる場所にいるのだと思うと、何とも不思議だ。
2014-03-11 12:11:27