「命を救うつもりで渡している薬が、人を殺す道具にもなりえるんだと 私達が関わらないと強く思います」
2014-03-12 21:14:19「きざしを見逃さない 薬剤師の自殺予防」 全国に55000件ある薬局 新潟で自殺防止の取り組みを行っている薬局を紹介
2014-03-12 21:13:29時には患者の居宅に行き、余っている薬を回収 患者の心に寄り添う 自殺を防止するために模索をする薬剤師たちを紹介する
2014-03-12 21:15:05患者さんの様子、少しの変化も見極めて薬歴に記録する。支援したいと思う人には薬局の緊急連絡番号を知らせる 患者からの連絡があれば自宅にも向かう
2014-03-12 21:17:23薬局社長「自殺手段となる薬を私達が渡している意識は今まで全くなかった それを考えたら、私達が関わらないほうが問題」
2014-03-12 21:19:36患者「腕を切っても死ねるわけじゃない 首をつってもよほど勇気を持って釣らないと死ねない 飛び込むにも勇気がない じゃあ何かなと思った時に手軽に入る薬で 処方薬というのはこういう症状だと訴えればもらえてしまうもの 薬局で手軽に量が手に入る」
2014-03-12 21:23:45なぜ、処方薬が自殺に用いられるのか 自殺を試みた患者さん 鬱に悩み一度に130錠の薬を飲んだことがある 睡眠薬など1000錠以上を溜め込んだ
2014-03-12 21:22:06薬を貯めこませないことに力を入れている 患者と接する際に心がけていることがある 薬の溜め込みがないか徹底的に確認している 患者宅に行き、薬を回収買い物のビニール袋に大量の薬(2000錠近く) 薬を管理するのが面倒だったと患者談
2014-03-12 21:27:05薬局社長「自殺をするかもしれない人が目の前に要ることを現場の薬剤師が十分に意識すれば自殺をしようという方を一人でも見つけることができて防げるんじゃないかと思う」
2014-03-12 21:29:09新潟県薬剤師会スキルワークショップ 徹底的に窓口で患者さんを観察し、自殺をしようとするサインがないかを見極める これまでに150人以上が学んだ
2014-03-12 21:30:48患者さんのペースに合わせている 薬局の緊急連絡先を知らせて、何かあったら電話をしてほしいと伝える薬剤師 患者からの電話に対応しているうちに患者本人から「自殺をしたい」と。話を聞いているうちに、医師への不信感からそう思ったと
2014-03-12 21:38:15自殺を食い止められなかった経験もある 話を聞いているうちに失業が原因で自殺したいと申し出た それ以上踏み込めなかった その患者は2ヶ月後に命を絶った
2014-03-12 21:40:31行政とのつながりも大切 仲間から教えてもらった行政の窓口から相談窓口を教えてもらい、患者とその窓口をつないだ その後、その患者は他の医療機関にかかるようになり、回復しつつある
2014-03-12 21:43:58某大手薬局の管理者は社員を守ろうという意識もある 自殺防止の対策をしても食い止められないことがあると対応していた薬剤師が精神的にショックを受けないかと心配していた
2014-03-12 21:46:15薬局社長「なぜ不安を持っているかというと技術を持っていないからだと思います それが何かというと歴史と経験と知識だと思うのですけれど それは作り上げていかないと」
2014-03-12 21:47:40薬局社長「全国に薬局は55000件 コンビニよりも多い数あるので薬局が自殺予防に関わろうという気持ちを持ってもらえれば必ず自殺者数は減ると思っているのでぜひそれを広めていきたい」
2014-03-12 21:50:01