「千の想いを」~第一章・出撃命令・固定イベント#2~
- mamiya_AFS
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ふっ、くっ…! ふんぬうぅぅぅ! あぁぁ…! どっせい! 「はぁ、はぁ…。重過ぎるんですけど!?」 誰に、とは特定しないで叫ぶ。空間自体は広いけど所狭しと物があるので狭く感じる。声も変に反響していく。
2014-02-25 23:27:16主に火薬に係わる物を保管している場所なので、空調は完備されている。ただし、それは湿気を除くのがメインであって、力仕事をする者の熱を冷ます仕事には無関心のようだった。 既に汗だくだけど、前述の通りに水分はダメなので荷物にかけてはいけないのだ。その為に首に巻いたタオルがまた暑苦しい。
2014-02-25 23:31:27あたしらはダース入りの箱でひぃひぃ言ってるのに、グロス単位で運んでる長門さんが動きは止めずに心配してくる。 いや本当にお願いして正解だったわ。支援艦隊に来たばかりの夕張の整理整頓が完璧過ぎて、出したい物が出せないという状況になっているのは想定外だったもの。
2014-02-25 23:38:50じゃんけんに勝った夕立は、箱はそっくりだけど記された数字が違う、な弾薬の箱の山をサイズ毎に数を確認している。数えるだけだけど当然細かく箱を動かさないといけないので楽なようで楽ではない。大砲の弾運んでるこっちよりかはマシだけど。 というかマフラー脱げばいいのに。
2014-02-25 23:44:35@tiyodadayo ちくしょー天龍のやつめ!こんな面倒な仕事を押し付けて、後で間宮さんのスイーツこれでもかっていう位奢らせてやる・・・。
2014-02-25 23:34:23北上も北上で、魚雷を抱えて動き回っている。甲標的を扱えるのは彼女だけだ、という事でじゃんけんにすら参加できなかった可哀想な子である。 …。あたしも実は扱えるのは誰も気付かなかったので黙ったままだ。 と言うか、おさげ取ればいいのに。
2014-02-25 23:47:57「長門さーん、もうお昼ですよー」 すぐ目の前に積まれた木箱の1つの、火気厳禁と書かれた札が1枚はがれそうだったので貼り直しつつ言ってみる。
2014-02-25 23:52:10@Yuudachi_DD @tiyodadayo @helmet_kitakami ああ、そのようだな。 こまめに休憩をとって水分補給するんだぞ?
2014-02-25 23:44:18返事の内容に自然と溜め息が漏れた。 水分じゃなくてカロリーを補給しようよ。 お昼休みは諦めて、腰のホルダーから『六甲のうますぎる水』のボトルを掴んでフタを開ける。既にぬるくなって水というよりも温水だったけど、うますぎるのは現状否定できない。
2014-02-25 23:55:48@tiyodadayo うん・・・しょっ!ハァ、暑い・・そうだ!色々片付いたら皆で間宮さんとこのアイス食べに行こっか?
2014-02-25 23:49:56マフラーをなびかせている夕立の目の焦点がおかしくなってきている。いや脱ぎなさいよ。 北上の提案に手を挙げて賛同する。 「あたしチョコミントね。バニラしか無いのは知ってるけど」 棚を見上げる。夕張は高く積み過ぎる癖が、常盤は隙間無く敷き詰める癖があるようだ。艦種の性質かしら。
2014-02-26 00:00:58@tiyodadayo えーチョコミントのどこがいいんだかあたしにはさっぱり分かんないよ。歯磨き粉の塊のアイスって感じでアレは無理だなあ
2014-02-26 00:04:20「ちっちっ、ミントの良さがわからないなんて人生の2%くらい損してるわよ。 とりあえず購買でアイス買ってきてよ。ちゃんとそっち終わらせてから」 自分の受け持ち分を放棄していいのなら、あたしが買いに行くところだ。
2014-02-26 00:09:26「それはそれで何か問題があるんじゃないの? 火元関係でさ」 火の気があった場合、ここは単なる爆心地となる。 いやしかし本当に暑い。 「もー! 北上がアイスとか言うからー!」 箱を持ち上げる。運ぶ。降ろす。それだけの運動なのに、なんと辛い事か。
2014-02-26 00:07:11流石の長門さんもアイスが恋しくなったようだ。アイスを舐めてる姿が全く想像つかないけれど。 「うあ。封が開いてるのが3つもある。使い切ってから次のを開けなさいよもー」 残弾数が数え辛いので、中身を取り出して1つの箱に集中して詰めていく。
2014-02-26 00:13:32入り口の方向から聞こえた穏やかな声に、長門さんを除く3人がぴたりと動きを止め、そして同時に顔をばっとそちらに向ける。 女神だ。女神以外の何だと言うのか。 木箱に飛び乗り跳び越え、硬い床を駆ける。くっ…、北上早っ! 何その動き。
2014-02-26 00:17:46