セロリ君の大鳳痴女説

セロリ畑 @serorifield_YSA

──それはきっと、幸せな事。 だから提督。今は走ろう。 力の限り、足が動かなくなるまで、走って走って走ろう。 「大鳳っ！」 後ろから提督の声がする。 「何かしらっ！」 「俺達はっ、生きているなっ！」 振り向くと彼は、とても良い笑顔で笑っていた。 その頬に、涙を流しながら。

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ああ、良かった。 不器用な私でも、彼の痛みを和らげてあげられた。 「そうっ、ならっ、もっと速く走りましょうっ！」 「うおっ！？」 嬉しくなった私は、更に速度を上げる。 提督の悲鳴が聞こえた。 彼は付いてこれるだろうか。 いや、きっと付いて来る。 だって彼は、私の提督だから。

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きっと明日は、筋肉痛で動けなくなる。 もしかしたら風邪を引くかもしれない。 それでも構わない、とは思わないけど。 今日は、生きている事を感じたい。 良いわよね、提督。

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大鳳「私の中破絵なんだけど」 提督「あの際どいやつか」 大鳳「提督の劣情を誘うためにお尻を突き出してるの」 提督「知りたくなかったその事実」 大鳳「と言う訳でね」 提督「何だ、何故尻を此方に向ける」 大鳳「提督が破いても良いのよ？」 提督「やらん……おい待て自分で破くな！」

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大鳳「スパッツって魅力的だと思わない？」 提督「何の話だ急に」 大鳳「破いても良し。擦り付けるのも良し」 提督「まだ昼間だぞ」 大鳳「しかもノーパンでも大丈夫」 提督「ちょっと待て」 大鳳「勿論私もはいてないわ」 提督「そんなカミングアウトは要らん……そして脱ごうとするな！」

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大鳳「あら、それは模型かしら？」 提督「おう、高雄型のが安く買えてな」 大鳳「……はっ、私の模型の設計図を見ていてもらえば、ありのままの私を見られているのと同義……？」 提督「またとんでもない事を」 大鳳「何なら私自身の身包み剥いで見ても良いのよ？」 提督「最早模型関係ないだろ」

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大鳳「お花見の季節も終わりね」 提督「この辺は桜無いけどな」 大鳳「大丈夫。私の花ならいつでも見れるもの」 提督「ぶっこんできやがった」 大鳳「提督相手に散らせても構わないわ。寧ろ本望よ」 提督「結構だ！」

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大鳳「雨って良いわよね」 提督「まあ、嫌いじゃないな」 大鳳「ナニしてても雨音で分からないもの」 提督「おい」 大鳳「でも誰かが来る足音も分からないのよね」 提督「知らん、鍵でも掛けとけ」 大鳳「！！それだわ！！」 提督「やばい余計な事言った」

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大鳳「メイド服ね……」 提督「不穏な呟きを聞いた」 大鳳「提督にご奉仕するのにも使えそう……単純に可愛い……下着は穿かない方が……？」(ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ 提督「止めろ怖い」 大鳳「あっ、ネコ耳メイド！」 提督「どういう事なの……」

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大鳳「何だか吐き気がするわ……」 提督「大丈夫か？」 大鳳「ついに提督の子供を孕めたのかしら」 提督「そんな訳ない」 大鳳「いつもゴムつけてるものね」 提督「それ前にお前と性交渉自体した事ないからな？」 大鳳「毎日してるじゃない」 提督「えっ」 大鳳「妄想の中で」 提督「おい」

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提督「先日から鎮守府にインターネットを導入した」 大鳳「格段に便利になったわね」 提督「がしかし、先程俺のパソコンに迷惑メールが届いた」 大鳳「そうなの？」 提督「題は『提督のオカズ用写真:健全編』……差出人は分からん」 大鳳「あ、良かった。届いたのね」 提督「やっぱりお前か！」

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提督「夜と言う言葉を使わずに夜を表現か」 大鳳「夜戦……は無理だから「子作りの時間ね」とかかしら？」 提督「それは絶対に違う」 大鳳「後はそうね……「この後無茶苦茶セックスした」とか？」 提督「直球過ぎる」 大鳳「じゃあ、今から無茶苦茶セックスしましょう？」 提督「どんな流れだ」

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大鳳「おかし作りをしましょう」 提督「執務室でか？」 大鳳「まず始めに服を脱ぎます」 提督「最初からおかしいぞ」 大鳳「提督も脱いで」 提督「何故」 大鳳「おかし作りに必要なの」 提督「不要だろ」 大鳳「提督を「犯し」て子「作り」するんだもの」 提督「おかしいのはお前の頭だ！」

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大鳳「流星改……素敵ね」 提督「お上から今回の報酬だそうだ」 大鳳「気持ち的に楽になるわね」 提督「そう言ってもらえれば幸いだな」 大鳳「身体的に満たしてくれてもいいのよ？」 提督「ん、なら飯でも奢ってやろう」 大鳳「そうじゃなくて提督の精えk」 提督「たまには綺麗に締めさせろ」

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提督｢なんとかポートワイン海域までは制圧出来たな｣ 大鳳「お疲れ様。これで私達のとりあえずの目標は達成ね」 提督「だな。暫くはゆっくり休んでくれ」 大鳳「ええ、性器を養っておくわ」 提督「……何か字が違う気がするんだが」 大鳳「えっ？何の事？」 提督「……いや、何でもない」

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大鳳「提督、なんだかお疲れ気味？」 提督「ああ……ちょっと寝不足でな」 大鳳「私の膝で良ければ貸しましょうか？」 提督「うぅん……十分だけ頼めるか？」 大鳳「ええ。さ、どうぞ」 提督「じゃあ失礼して……おい何だその手は」 大鳳「提督の魚雷を整備しようかなって」 提督「止めろ」

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大鳳「暑い季節になってきたわね……」 提督「済まんな……執務室は空調入れてなくて」 大鳳「これ以上暑くなったら服を脱がないといけないわ」 提督「空調入れるからそれは止めてくれ」 大鳳「涼しくなったら人肌で温め合いましょう？」 提督「どう転んでも脱ぐつもりか」

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大鳳「けほっ、けほっ……」 提督「大丈夫か？」 大鳳「ええ……大丈夫、こほっ」 提督「もう休め。後は俺一人で出来る仕事だけだ」 大鳳「駄目。私は秘書艦なんだか……げほっ！ごほっ！」 提督「無理するな」 大鳳「うぅ……提督の精子があれば……」 提督「あってもどうにもならないからな」

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提督「やっぱり大鳳はダウンしたか」 加賀「ええ。代理で私が秘書艦を」 提督「そうか……済まんな」 加賀「別に貴方の為ではないのだから。勘違いしないで」 提督「何だそのツンデレ台詞」 加賀「こういうのが好きだと、あの子に聞いたのだけれど」 提督「そんな趣味は無い」

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大鳳「世間は長期休暇をとっているそうね」 提督「うちも4日間は休みを貰ったぞ」 大鳳「普段の疲れを癒しましょう」 提督「というかお前も秘書艦しなくていいんだぞ？」 大鳳「提督と居るのが一番癒されるのよ」 提督「そうか」 大鳳「提督の身体を求めて止まないの」 提督「台無しだよ」

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提督「お前のせいでうちの大鳳まで痴女に見えてきた、って同期に言われたんだが」 大鳳「失礼な、私は痴女じゃないわ」 提督「どの口が言うか」 大鳳「提督。私は貴方だけの大鳳なのよ？」 提督「……」 大鳳「他の人なんて気にしなくていいわ」 提督「いやお前はもっと気にしろよ」

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大鳳「マイナーでも良いわよね」 提督「？何の話だ？」 大鳳「個人の主義主張は自由なのが日本の良さの一つでもあるし」 提督「だから何の話だ」 大鳳「他の大鳳がどうあれ、私は提督に性的な愛情を注ぎたいって話」 提督「マイナーにもメジャーにも謝れ」

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大鳳「大変よ提督！今まで私は居なかったみたいなの！」 提督「……言ってる意味が分からんが」 大鳳「さっきまでの私は私であって私じゃなかったって事！」 提督「……はあ」 大鳳「ああもう！抱いてくれれば分かるわ！」 提督「その理屈はおかしい」

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提督「今戻った」 大鳳「出張お疲れ様。寂しくて死んじゃうかと思ったわ」 提督「兎かお前は」 大鳳「私は大鳳よ？」 提督「……天然か、天然なのか」 大鳳「天然性の処女だけれど」 提督「……天然だったのか」

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提督「いたた……腕が筋肉痛だ……」 大鳳「痛いのは最初だけ。だんだん気持ちいい痛みになってくるわ」 提督「変な表現するな……筋肉は付いてきてるんだろうけど」 大鳳「提督の筋肉……はぁ……」 提督「何だその吐息止めろ」 大鳳「ちょっとだけだから……」 提督「腕を舐めようとするな！」