福島原発事故から3年~水無月さんと島薗先生との会話~

備忘録として、水無月さんと島薗先生との会話をまとめました。ご興味ある方はどうぞ。
国内
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水無月さんとの夜明け前の会話
水無月 @minadukiG
【甲状腺がんの発見頻度変わらず 福島と他県で 環境省】 http://t.co/4u8NQoY5m5 「福島県外の子ども約4400人の甲状腺検査で、1人ががんと診断」「福島県と被曝の影響のない他県で、見つかる頻度はほぼ同じ」「福島県の子どもの甲状腺検査では…10万人あたり29人」
水無月 @minadukiG
「長崎市と甲府市、青森県弘前市の無症状の3~18歳を対象に検査を実施。そのうち10代後半の女性が、甲状腺がんと診断された」 【甲状腺結節性疾患追跡調査事業結果(速報)】環境省 https://t.co/wOUi2BIf9i @minadukiG
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon
@minadukiG 福島の悉皆調査(全例志向調査)と他県での小規模な検査との比較ですが、①後者でランダム化が確保されているか不明、②自然発生と考えるなら、これまでの統計で最多の小児白血病を抜いて小児甲状腺癌がトップになるので全国で悉皆調査をする必要あり、という結論になります。
水無月 @minadukiG
@Todaidon ①については同感です。少なくとも乳幼児の数(割合?)が少ないバイアスがあることは既に明らかですし。 ②については、早川・玄妙さんらの言う過剰診療の可能性がありますから、慎重に考えないといけないでしょうね。
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon
@minadukiG ①千対~万対の頻度の疫学調査は、1人の患者の全体に与える影響がとても大きくなるので、ランダム化が必須(あるいはどれだけランダム化に努めたかについて言及しなければならない)なのですが、一切触れられていない点が腑に落ちません。
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon
@minadukiG ②については、早川さんと匿名医師の玄妙さんだけが盛り上がっている話題のような気がします。ロジックとしては、小児甲状腺癌が本質的に小児白血病より多い頻度なら、他地域(一か所でも)悉皆調査するべきというのは本物の臨床医なら考えると思います。
水無月 @minadukiG
@Todaidon 現時点ではまだなんらかの判断を下すことはできませんよね。スタディさんも仰ってましたが、福島県内での比較が出るまで判断保留にしておくしかなさそうに思います。 https://t.co/IKIMd8I08v
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon
@minadukiG ですね。それか他地域での悉皆調査との比較(年齢調整も必須)が信頼度が高くなるでしょう。
水無月 @minadukiG
@Todaidon 甲状腺ガンはその気になって探せば多く見つかる、ということ自体は、PKAさんもかなり早期に述べてましたし、福島医大の公式見解も「スクリーニング効果」ですよね。過剰診療に関しても徐々に問題視されてきていますよ。 http://t.co/7QX5OY52XX
水無月 @minadukiG
@Todaidon 私は、甲状腺ガンの疑いがある小児に関しては十分な経過観察を標準医療とする、というような公的なガイドラインが明示されるまでは、悉皆調査には賛同できないんですよね…。なので最終的には、会津との比較を待つしかないかなと思っているのです。
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon
@minadukiG 確かに20歳手前から徐々に甲状腺癌は増えてくるのは一般的によく知られています。問題は中学生以下(医学では小児というと一般に中学生以下)の甲状腺癌発生と理解しています。スクリーニング効果の程度については、他地域の悉皆調査の結果かランダム化された調査が必要です。
水無月 @minadukiG
@Todaidon はい。年齢は大きな鍵になりそうですね。
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon
@minadukiG ですね。それから、私は患者発生の分布を日本地図上にプロットするだけでも疫学の検討としてもっとも大切と考えていますが、一度も公表されていません。原発事故と少しでも(見かけ上でも)関連しそうな資料は一切非公開という姿勢が感じられるのは調査側にもマイナスでしょう。
水無月 @minadukiG
@Todaidon あ、そこは全く同感です。本当は推計被ばく線量を参考値として出して欲しいところですが、それが無理ならせめて場所だけでも…ということですよね。誰もが気にしていることなのに、なぜ伏せられているのか…不信が募ります。
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon
@minadukiG 名目上は『患者さんのプライバシーの保護』なのでしょうが、日本地図上にプロットすることまで公開を拒否するのは筋が通りません。おそらく調査側の当初の目的『安心確保』が影響していることと、福島県も医大も事故後のミスリード(外遊びOKと安定ヨウ素剤の身内のみ配布)を
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon
@minadukiG (承前)3年後の今になっても釈明すらせずに沈黙している状況が、フェアな考察や情報公開に影を落としていると考えざるを得ません。
水無月 @minadukiG
@Todaidon 福島県や福島医大が健康調査を行っていること自体、大きな構図で見ると利益相反ですし、本来はおかしいんですよね…orz 土台が腐っているので、なにを構築しようとしてもマトモなものにならない(ゆえに信頼も回復しない)ということがずっと続いている印象です。
島薗先生との会話
島薗進 @Shimazono
放射線健康影響の専門家の権威を守るためか山下俊一氏らの初期の発言まで擁護する科学者がいるようだ。安定ヨウ素の服用指示阻止、初期被曝の測定不能、放医研の被ばく影響図の差し替えまで擁護するのかしら。いつか確かめてみたい。以下も参考資料→ http://t.co/l3GL50fyPZ
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon
@Shimazono 長崎大学のHPには今なお、フォールアウト時の外遊びOKなどの活動の様子『福島における放射線による健康被害はない』ことを強調されています。http://t.co/N9n4SM4QBQ 彼ら専門家は当時の釈明をすることなく、今に至ったことが大きな問題でしょう。
島薗進 @Shimazono
えっ!このページ初めて。@Todaidon 長崎大学のHPには今なお、フォールアウト時の外遊びOKなどの活動の様子『福島における放射線による健康被害はない』…http://t.co/gHSKsw46b1 … 彼ら専門家は当時の釈明をすることなく、今に至ったことが大きな問題でしょう
島薗進 @Shimazono
御意。初期の問題状況について釈明が必要。これ↓は健忘症の科学者にお勧めサイト。@Todaidon 長崎大学のHP今なお…『福島における放射線による健康被害はない』ことを…http://t.co/gHSKsw46b1 彼ら専門家は当時の釈明をすることなく、今に至ったことが大きな問題
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon
@Shimazono 原発事故後に、核医学会など各学会から『学会の公式見解以外は専門家として発言しないように』、と学会員に通達があった一方で、フォールアウト時のミスリードを福島県や専門家が行ったことの反省なく、子供たちの健康調査が行われている現状を踏まえて議論してほしいですね。
島薗進 @Shimazono
どうしてそんな事態が生じたのか、現代の学(科学)にとって重い問題と受け止めています。@Todaidon 原発事故後に、核医学会など各学会から『学会の公式見解以外は専門家として発言しないように』、と学会員に通達…、フォールアウト時のミスリードを福島県や専門家が行ったことの反省なく…
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コメント

森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon 2014年3月29日
ちなみに、私は原発関連から一切の利益共有や相反はありませんし、原発・反原発などのイデオロギーからも自由です。私のTLを見ていただければわかりますが、
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon 2014年3月29日
祖父の代から軍や警察などの影響が大きく、担当患者さんからの影響もあって零戦マニアでもあります^^;。古典的な意味での保守層には入ると思いますが、右翼でも左翼でもありません。
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon 2014年3月29日
なので手前味噌で恐縮ですが、客観評価をすることにおいては、日本のサイエンティスト(元ですが^^;)の中では純粋な方だろうと思います。
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon 2014年3月29日
余談ですが、上のツイートで私の担当患者さん(元零戦搭乗員)は、零戦搭乗会編『零戦、かく戦えり!』文春ネスコ 2004年 に寄稿されている方です。既にお亡くなりになっていますが、
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon 2014年3月29日
私が研修医のときにベッドサイドに行くと、空母赤城への着艦、離陸法を教えてくださいました。当初は零戦にあまり興味がなかったですが、生きた歴史を教えて下さって感謝しています。
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon 2014年3月29日
さらに余談ですが、上記の元零戦搭乗員が私に最後に語ってくれた言葉は、『私はパイロットとしては器用な方で、零戦、雷電、紫電と、どんな飛行機も乗りこなせる自信がありました(続)。
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon 2014年3月29日
(承前)そのために、飛行隊の幹部から気に入られて空母乗りから内地の航空隊に教官として置いておかれたのです。終戦があと数日遅れたら私も特攻する予定でしたが(続)、
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon 2014年3月29日
(承前2)操縦技術のおかげで生きながらえることができました。今の若い人たちにはもっといろんなことに挑戦して、何でもこなせるようになってほしいと思います。』でした。これも本邦初公開ですが^^;皆様のご参考になれば。
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon 2014年4月1日
まとめを更新しました。島薗先生との会話を収録しました。僭越ですが、島薗先生は東京大学の良心だと思います。
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon 2014年4月1日
@shimazono 先生のツイートを、本まとめに収録させていただきました。問題があれば対応しますのでよろしくお願い申し上げます。
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon 2014年4月1日
(補遺)なお、私は事故当時の福島県や福島医大の先生方を糾弾しているつもりはありません。おそらく法的責任は問えないでしょうし、情報が錯綜する中現地に行かれて采配されたことに対して、
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon 2014年4月1日
敬意を表します。ただ事故後3年経過して、当時の言行がどうであったかについて、少なくともフォールアウト時の『外遊びや洗濯物干しはOK』であるはずがなく、また安定ヨウ素剤についても
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon 2014年4月1日
服用の必要はないとしながらも医大の関係者のみに配布したという朝日新聞などの報道について、その真偽を釈明せずに沈黙を続けるなら、医学教育機関として大きな汚点となるでしょう。
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon 2014年4月1日
大学医学部では医学生や研修医向けに必ず、『医療倫理』のレクチャーがあり、倫理学専門の先生や医師らが過去の医療倫理上問題となった事件をレビューしますが、
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon 2014年4月1日
福島医大に全国から集められた安定ヨウ素剤を身内だけに配布したという事例は、もしそれが事実なら、医療倫理史上大変大きなエピソードとなります。
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon 2014年4月1日
繰り返しますが、私は決して福島県や県立医大を糾弾しているつもりはありません。ただ、事故時のミスリードを認めず、さらに健康診断調査を主体的に進めていることが
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon 2014年4月1日
それ自体利益相反になるリスク(仮に健康被害が原発事故によるものと推定されれば自分たちの責任も問われると恐れてしまうこと)はないでしょうか。
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