やこーんの胸オペ体験記

手術当日

来院時刻の4時間前から食事制限を喰らっているので、おなかがすいても翌朝まで我慢です

入院

結局、紙おむつにしました。

憶えてる範囲で補足

オペ室へは自分の脚で歩いて行きます。
手術の手順などを再確認して誓約書にサイン。
そのあと、椅子型の手術台に座り、血圧計やらアース用のシールやらあれこれ装備します。
首の付け根あたり（背中側）に管を通して、そこから麻酔を入れていきます。
乗り物酔いに似た感覚は麻酔の影響、気持ち悪いのと咳き込みたいのを少し堪えて投薬完了。
椅子がリクライニングしていきベッド状態に、この状態で手術します。

麻酔が効くまでしばし休憩、看護師さんと喋ったりしてまったり。
血圧が上手いこと測れなくて、喋りながら看護師さんが腕やら脚やらで測り倒します。
別の看護師さんがカテーテルを尿道に通します、消毒してから通すのですが消毒が痛くて熱くて泣きそうでした。
ちんこに消毒液塗ったらえらいことになったとよく聞きますが、あれはどうやら本当のようです。
あと、ドラマなどで「手術中は執刀医の好きな音楽をかける」描写がありますが、延々と演歌や歌謡曲が流れていたのでこれも本当のようです。

麻酔が効いたかチェック、ちなみに局部麻酔です。
少し効きが甘いようなので、首の管からさらに麻酔を入れます。
その後しばらく待機、二度目のチェックでは充分効いてくれていました。

上半身を全体的に消毒、とにかく消毒液が熱い、ちなみに赤ちンタイプの模様。
消毒が終わり、胸回りの部分だけ穴の開いた青いシートを全体に被せられます、顔も隠れます。
喘息の持病があるので、いざというときのために看護師さんが頭に酸素マスクを引っ掛けてくれました。

そしてまもなく寝落ちしました。
目が覚めたのが18時20分頃、手術も終わったところ。
術着を整えて、看護師さんに支えられながら回復室のベッドまで自分で歩いて帰ります。

*****

ベッドに戻ってからはずっと寝たきり。
携帯とか触ってくれて大丈夫と言われていましたが、枕元に置いた携帯まで腕を動かせなかったので、ずっとうとうとしてました。

特に何事もなく22時頃に消灯、化膿止めなどの薬を飲みます。
鼻づまりがひどいぐらい、寝付けないけどまぁいいや状態。

日付が変わった頃、一度目のナースコール。
麻酔が切れて痛みがつらくなってきたので、痛み止めを入れてもらいます。
首の管から入れるのですが、あそこから入れられると胸がかぁっと熱くなります、不思議。
ちなみに、首から入れると鼻づまりが酷くなります、これも不思議。

その後しばらくして二度目のナースコール。
何故かわかりませんが、ものっそい目が痛い、涙止まらないし目を開けられないぐらい痛い。
しかし、どうしようもないので生理食塩水で洗ってもらいました。

明け方ぐらいから呼吸が乱れてきて苦しくなってきたので、三度目のナースコール。
持ってきていた発作薬を吸うのを手伝ってもらいましたが、それでも治まらずもう一度ナースコール。
喘息用の点滴を入れてもらい、上体を起こして、鼻チューブを付けてボンベから酸素補給。
指に酸素濃度計を付けてみるけど特に異常はなし、おそらく精神的なものから来る発作だなと。

*****

翌朝、起立して顔洗って歯磨き。
しかしふらふらする、おまけに吐き気がつらい。
吐くと大変だからと朝ごはんがなしになりました、化膿止めなんかのお薬だけで終わりです、つらい。
そんなこんなで経過観察のため退院も少し遅れます、点滴追加です。

少し落ち着いて10時頃、カテーテルを抜いてもらいます。
痛くて泣きました。
軽い気持ちで尿道プレイしたいとか言うたいかんわ、と思うぐらい痛かったです。

そのあとしばらくして、今度はドレーン（胸に血液やリンパ液が溜まらないように両脇から管を通して抜いてました）を抜きます。
「多分気持ち悪いぐらいでそんない痛くないよ」と言われましたが痛くて涙目、まぁでも激痛ではなかった確かに。
管を抜いた時の、管から空気と血が出るじゅぷじゅぷという音がえらく生々しく耳に残ってます。

12時頃、看護師さんが「食べられそう？　気分悪くなかったら食べて大丈夫だよ」と食べ損ねた朝ごはんを持ってきてくれました。
黒糖ロールパンに野菜サラダ、ヨーグルト、そしてオレンジジュース。
あちこち痛いので動作はゆったりですが、腹ぺこだったのでぺろっと食べてしまいました。
看護師さんも「食べるのはやっw」と笑ってました。
そして食後のお薬を飲みます。

その後、自分で術着から服に着替えます。
着替えるのも大変、ベッドの端に腰掛けて少しかがまないと靴下やらがはけない。
固定用のバンドがあるので下着なんかも着られず、シャツだけ羽織る形で。

退院後