- satonobuaki
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【自殺された方の遺族の寄り添い方】豆知識シリーズ、口の閉め方に続いて皆の知らないお葬式の知識。今回は難しいテーマに取り組んでみたいと思います。
2010-11-02 19:13:07【自殺された方の遺族の寄り添い方】葬儀屋のお仕事の中では、当然いろいろな死因があります。自殺(自死)の場合のケースを見ていきたいと思います。
2010-11-02 19:14:24【自殺された方の遺族の寄り添い方】葬儀屋に亡くなったので来て下さいと一報がはいる、自死の場合そのほとんどは行ってみるまでは情報を与えられないで自宅もしくは、亡くなった場所に伺います。
2010-11-02 19:15:44【自殺された方の遺族の寄り添い方】行ってみると何故亡くなったのか誰も口にしないのが多いので、これは空気が違うぞというのを葬儀屋さんは体験的になんとなく肌で感じます。どういった場合でも病死、老衰などの場合は亡くなった状況を遺族は話だすのだが、自死の場合はほとんど口にしない。
2010-11-02 19:17:44【自殺された方の遺族の寄り添い方】空気が何か違うと感じた場合、先走っても後手を踏んでも失敗することがあるので、緊張感を保ちつつ周りの状況に気を配ります、この時には各人の観察能力がモノを言います。
2010-11-02 19:19:06【自殺された方の遺族の寄り添い方】自死だとわかるのは、遺体を見せてもらった時か、死亡診断書を拝見した時、もしくは自宅などで警察の方が動き回っているのでその時にわかるようになります。
2010-11-02 19:20:18【自殺された方の遺族の寄り添い方】自死の場合の遺体は、こう言う方法だときれいだとか、きれいではないとか色々言われますが、発見までの時間や生前の健康状態・体の状態などで変わりますから。一概にこういう亡くなり方がこうというのは都市伝説的。
2010-11-02 19:22:30【自殺された方の遺族の寄り添い方】さて本題の自殺された方の遺族は、いったいどういった状況なのでしょう?一言でいえば、一番多いのは「信じられない」といった状況です。映画やドラマみたいに取り乱してしまうのは稀なケースで、実際にはショックが大きすぎて起こった事を飲み込めないでいます。
2010-11-02 19:24:50【自殺された方の遺族の寄り添い方】失敗する例から話ますと、状況が飲み込めていない遺族に「悲しかったでしょ」「ショックでしょう」と自分と同じ感情を求めてしまうのはまずいやり方です。
2010-11-02 19:26:14【自殺された方の遺族の寄り添い方】しかし、ショックは遺族だけでなく周りの友人なども多く受けているため、わかっていてもコントロールできない状況になってしまい。わかりやすく言うと取り乱してしまい、遺族に対してもどうしていいかわからなくなってしまうようです。
2010-11-02 19:28:12【自殺された方の遺族の寄り添い方】そこで、必要なことは冷静に状況に対処していく事になります。これは近しい遺族や友人には非常に酷な話です。
2010-11-02 19:29:55【自殺された方の遺族の寄り添い方】また、様々な言葉は発する方受け取る法双方とも主観的な意味をもってしまいますので、あまり言葉を発しない方が無用な混乱はさけることができます。
2010-11-02 19:31:01【自殺された方の遺族の寄り添い方】例えば、そういった状況で「やることやらなきゃいけないんだからさ・・」という当たり前の言葉も、「死んでしまったと言う事実」を強烈に突き付けてしまう場合があります。
2010-11-02 19:32:38【自殺された方の遺族の寄り添い方】もしもこう言う時に、友人の自死をしってしまった場合、自宅に行って確かめたい、会いたいと思うでしょう。もしも自宅に伺った場合に遺族にたいして行動を考えられる余裕があるならば、遺族の前で感情的に大きな表現にならぬようにした方が良いでしょう。
2010-11-02 19:35:45【自殺された方の遺族の寄り添い方】言葉も理屈も通用しない状況です。多分、自死のあった家に数多く伺うというのは我々葬儀屋か警察のかたぐらいしか体験しないことなのだと思います。
2010-11-02 19:37:17【自殺された方の遺族の寄り添い方】その人によって自死の状態に対応する方法が違い。不思議に思うかもしれませんが、えらく日常的だったり、テンションが少し高めだったりする場合もあります。僕はそれを自身の精神を守るための防衛機構が働いているのだと解釈しています。
2010-11-02 19:39:33【自殺された方の遺族の寄り添い方】ですから、自死の遺族に寄り添う方法としてはその本人の感情を尊重するとしか言いようがないのです。援助しよう、何かしてあげようとしても、各人各人が独特の防衛反応を起こしていますので、こっちの意図など通用する状況ではありません。
2010-11-02 19:41:38【自殺された方の遺族の寄り添い方】グリーフのケアなどの問題はありますが、それは起こった状況(自死)が飲み込めて初めて発生する事です。悲しみや断絶のケアなどはまだこの状況では効力が発揮できません。
2010-11-02 19:43:51【自殺された方の遺族の寄り添い方】こういった特別な場合、常識的に対応するのが非常に有効な方法になります。特別であるからこそ、常識的な形式が非常に有効に機能しています。と僕は経験上感じます。
2010-11-02 19:45:58形をなぞらえるのが救いや癒しになるでしょうね。RT @satonobuaki: 【自殺された方の遺族の寄り添い方】こういった特別な場合、常識的に対応するのが非常に有効な方法になります。特別であるからこそ、常識的な形式が非常に有効に機能しています。と僕は経験上感じます。
2010-11-02 19:48:04【自殺された方の遺族の寄り添い方】そうそう@jissouji さんからリプライ頂いたのですが、おっしゃる通り形をなぞらえるのが救いや癒しになっていきます、この時点で癒しといっていいのかどうか難しいですが少なくとも大きくマイナスになることは少ないです。
2010-11-02 19:54:53【自殺された方の遺族の寄り添い方】葬儀のやり方や、仕方が形式化、形骸化などと言われていますが。例えば挨拶をして、しっかり手を合わせて焼香し、遺族に対し深々とお辞儀をする。そして「なにかお手伝いできることがあったら、おっしゃって下さい」と伝えて手短に帰る。
2010-11-02 20:01:23