140404 岩上安身による袴田事件弁護団長・西嶋勝彦弁護士インタビュー

記事・映像はこちら→http://iwj.co.jp/wj/open/archives/133093
0
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投26 RT 26.西嶋氏「静岡県警というのは、昔からそういうことをやっている。昭和30~40年代にかけて、かなりの事件が無罪になっています。たとえば、秘密の暴露を装うために、警察は死体がどこに埋まっているか知っていたのに、容疑者の自白で発見したように嘘をつく」

2014-04-05 18:46:17
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投28 RT @IWJ_ch1: 28.岩上「ええっ、これ、大変なことじゃないですか!」西嶋氏「僕らはそれを知っている。袴田事件だけじゃなく、松山事件などもあります。最初の現場写真になかった血痕が、あとで付いている。これは仙台の事件です」

2014-04-05 18:47:18
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投29 RT 29.岩上「筋弛緩剤点滴の冤罪事件も仙台。ここも、そういう伝統があるんですか。驚くべきことですね」。西嶋氏「山口県でもありますね。私が手がけたのは八海事件、仁保事件。それも警察がいろんな工作をした。おかしな証拠が出てくる事件はけっこうあるんです」

2014-04-05 18:48:19
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投30 RT @IWJ_ch1: 30.岩上「これは、ものすごい犯罪。無実の人を死刑にしてしまう。殺人罪ですよ」。西嶋「『司法殺人』に関わった人たちが、たくさんいるわけですよ」。岩上「なぜ、彼らは問われないんですか」。

2014-04-05 19:54:38
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投31 RT 31.西嶋氏「証明できないからです。弁護士が騒いでいるだけだと裁判所も受け止めない。偽証や証拠隠滅などの権力犯罪を裁きたくても、起訴して有罪にできるのは検察官だけ。検察官が身内を裁くようなことはまずしない。内部告発した人を『気違い』にした例もある」

2014-04-05 19:55:14
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投32 RT @IWJ_ch1: 32.岩上「どういうことですか?」西嶋氏「静岡県警で、取り調べでひどい拷問があった。それを証言した刑事を警察は精神異常だとして、裁判所も信用しなかった。その刑事は退職に追い込まれました」

2014-04-05 19:55:49
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投33 RT 33.岩上「袴田事件でパンドラの箱が開いた。世の中の人は、警察官や検察官は誠実に職務を実行し過失で冤罪を産む場合があったと思っている。作為を持って人を陥れるとは考えない。今回、袴田事件の再審開始で、裁判長ははっきり『捏造の疑いがある』と言い切った」

2014-04-05 19:57:10
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投34 RT @IWJ_ch1 34.西嶋氏「ここまで断言したのは、非常に珍しい」。岩上「そして、先生が『そんなことは、たくさんある』と衝撃的なお話をされた。これまで、冤罪は司法の過失という意味合いだった。しかし、故意に人を陥れるのなら、これは司法犯罪、司法殺人になりますね」

2014-04-05 19:57:41
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投35 RT 35.西嶋氏「典型的な事件は、松川事件。時の権力が列車転覆事件をでっち上げて、国労などのレッドパージを進めた。これほど大掛かりな権力犯罪はない。少なくとも10人は死刑判決を受けた。のちにひっくり返ったが、あれで労働運動は潮が引いたように沈静化した」

2014-04-05 19:58:15
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投36 RT @IWJ_ch1: 36.岩上「これは戦後の事件ですが、戦前や戦中などは、もっと権力が恣意的に乱用されていたのでは」。西嶋氏「横浜事件、帝人事件などが、そうですね」

2014-04-05 19:58:44
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投37 RT @IWJ_ch1: 37.岩上「そういうことを考えると、今の日本は国権の強化を進めているわけで、政治的な都合で、多くの人々を罪に陥れることをやれなくはない」。西嶋氏「秘密保護法などは、そうでしょうね。市民の耳と口を塞ぐわけです」

2014-04-05 20:02:33
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投38 RT 38.岩上「袴田事件に戻ると、先生は弁護団に加わる前にはどのように見てらっしゃったのですか」。西嶋氏「当時、僕は八海事件などで忙しかったのですが、上田弁護士と同じ事務所で、いろいろ尽力していたのは知っている。まさか自分が関わるとは思っていなかった」

2014-04-05 20:03:38
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投39 RT @IWJ_ch1: 39.岩上「実際に関わるようになって、冤罪だと確信したのはどの点ですか」。西嶋氏「やはり1審判決を見たら、どう見てもおかしい。犯行時の着衣がパジャマから5点の衣類にひっくり返るような、重大欠陥のある自白がある」

2014-04-05 20:07:19
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投40 RT @IWJ_ch1: 40.西嶋氏「その自白は信用できないが、ほかの部分は信用できるという。そして、有罪判決の証拠の標目に自白を入れていない。これは、ずるい。45通の自白調書のうち1通しか採用しない。そういうインチキをやっているのを見ると、おかしな事件」

2014-04-05 20:07:59
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投41 RT @IWJ_ch1: 41.岩上「インチキとは、検察がですか、それとも裁判所が?」西嶋氏「裁判所が検察を助けるために、インチキしなきゃならない。だから、整合性がまったくない」

2014-04-05 20:08:30
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投42 RT @IWJ_ch1: 42.岩上「当時の裁判官(熊本典道氏)が、のちに、袴田さんに死刑判決を下したことを大変悔やんで、告発をして、裁判官を辞めましたね」

2014-04-05 20:09:05
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投43 RT @IWJ_ch1: 43.西嶋氏「彼は若い裁判官で、無罪との心証を持っていた。判決を書けと言われて、半ば無罪判決を書きかけていたらしいが、裁判長とベテラン裁判官の2人に2対1で負けて、有罪判決を書かされた」

2014-04-05 20:10:48
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投44 RT @IWJ_ch1: 44.岩上「裁判官3人で決めると。もし、異論があった時、意見が割れて2対1になったとき、異論のある人が、違うと主張する方法はありますか?裁判官を辞めるんですか」

2014-04-05 20:11:19
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投45 RT @IWJ_ch1: 45.西嶋氏「逃げるのがひとつ。もうひとつ、告発という方法もあるが、裁判官には合議の秘密を守る義務がある。罰則規定はないのだが、破ることには抵抗が大きいだろう」

2014-04-05 20:11:43
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投46RT @IWJ_ch1: 46.西嶋氏「彼は、司法内部では合議を漏らしたので評判はよくないが、正義を求める側から言えば、よくぞ告白してくれたとなる。むしろ、裁判員制度ができてから、合議の秘密を外に出したら処罰されることになった。告発の自由も保護すべきだ」

2014-04-05 20:49:37
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投47RT @IWJ_ch1: 47.岩上「話を戻しますが、西嶋先生が、袴田事件の再審請求に途中から加わられたのは、よほど強い思いがあったのですか」。西嶋氏「犯行時に着用していたという証拠のズボンを、袴田さんはきつくて履けないという」。

2014-04-05 20:49:54
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投48RT @IWJ_ch1: 48.西嶋氏「検察側は『袴田さんが拘禁生活で太ったし、ズボンは味噌に漬かって縮んだから』などと言うが、そんなことはない。袴田さんは、当時の自分のズボンはちゃんと履けた。体型は変わっていない」。

2014-04-05 20:50:17
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投49RT @IWJ_ch1: 49.岩上「なぜ、裁判官は理解できないんでしょう?」西嶋氏「彼らは、いろいろ言っていますけどね。理屈が通らない」。岩上「昔はなかったDNA鑑定というものが登場した。これを使おうという判断はどのように?」

2014-04-05 20:50:40
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投50RT @IWJ_ch1: 50.西嶋氏「当初、DNA鑑定ができるだろうかと疑心暗鬼だった。その時点で、事件から20年以上経過していたので。しかし、万策尽き、DNA鑑定に頼るしかなかった。いろんな、疑わしいことがある」。

2014-04-05 20:50:58
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投51RT @IWJ_ch1: 51.西嶋氏「パジャマ、5点の衣類の両方に、右肩に傷があるのも変な話。裁判所は『袴田が偽装のためにつけた』と。途中でこんなこともあった。御殿場で富士急バスの運転手が、バスの中で忘れ物を発見。被害者一家の葬儀の会葬御礼とともに札束が出てきた」。

2014-04-05 20:51:17