鬼才ゴードン・マレーの名車

Lapin Blanc @TearsOfARabbit

「鬼才　ゴードン・マレー」この方ほど鬼才という言葉にふさわしい技術者はいない。ブラバムBT46B ファンカー、BT49C, BT52, MP4/4と結果を残したものの、後から「あんなのがなぜ速かったのか」「エンジンの馬力だけで勝ったんじゃね？」と言われ、技術的な継続性がない。

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「ブラバム BT52」ゴードン・マレー曰く、「設計の時間がなかったので、空力が悪いのは知っていたけど（空力の効果の予想、計算が）単純な三角のサイドポッドにした」他のチームは誰も真似しないし、次の年からはブラバムも全然違う形になった。　http://t.co/5ddsoBMXfV

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「マクラーレンMP4/4」16戦15勝の記録を作った名車だが「あれはブラバムBT55の焼き直し」。BMW直４を70度横に傾けたブラバムに、サイドから見るとほんとにそっくり。二つのチームをまたがって反復的改善をしちゃうしたたかさは我々も見習わないといけません。

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「ブラバムBT46」BT46Bはファンカーとして有名だけど、BT46も普通のラジエーターがなくて、車体表面に張り付けたアルミの板の中に冷却水を通して表面冷却する変態設計。冷却水の熱で冷却板が歪んで外れたり、きちんと冷えなかったりで、テストだけで走ってレースには出走できず。

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「ブラバムBT49C」もともとはアルファロメオV12用に作られたBT48。コスワースとウイングカーの時代に追いつくためにエンジンをDFVに乗せ換えたBT49を作ったら、乗った途端にラウダがヘルメット置いて引退しちゃった。引き継いだピケが大活躍して改良型の49Cでチャンピオン獲得

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「ブラバムBT44」三角断面のモノコックで低重心、スポーツカーノーズに仕込んだフロントラジエーターでフロントタイヤのドラッグを減らして活躍した名車ということになってるけど、他のチームが真似しないってことは、なんの効果もなかったんじゃないだろうか。成績はそこそこ良いけれど。

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「ブラバムBT55」BMW直4ターボを72度傾け、車体全体を低くして抵抗を劇的に減らす、はいいんだけど、エンジンのオイル潤滑がうまくいかずに成績は低調。クランクシャフトが横にずれているのでギヤボックスも特注。エリオ・デ・アンジェリスがテストで死亡したのが痛恨。MP4/4の原型。

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F1はデザイナーも個性、スター性を持ってるのが面白い。最近ではエイドリアンニューウィ、ロリーバーン、ロスブラウン、マイクガスコイン、ジョンバーナード、ゴードンマレー。エンジニアリングも個性、スター性が必要なんだと思う。