【幻想郷考察】Romantic Farewell…?【シューニャリアーナ外世論】

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

んで、そこに対して反論しているのが、夢違でのメリーだったわけだ「夢と現実は同じもの」とは、たんに主観的には同一の時空連続的なビジョンだーってだけじゃなくて、実際に夢がビジョンする世界もある、という物理的な実在論でもあった(それが幻想郷…なんでそんな説をメリーが唱えるか…簡単w)

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

そりゃ、実在するその世界知ってるからでしょう、と． あんだけハーン＝八雲⇔メリー≒紫説が飛び交ってたんだし 主観の研究に没頭してる地点でお察しというか 主観、観念→現象、という定式、これが相対性精神学の考えの基礎だと思うよ 仏教の唯物派みたいなもんでしょうか

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

彼女が幻想郷(?)を暗にメタファライズしつつ蓮子に反論したポイントはそこだった つまり、夢を具体化し、同一の現世界のなかで技術的に実現する努力は人間の笑顔を作りもするが、それが日常化…というか、本物になってしまうと夢に思う必要もなくなる →

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

そして、かりにできる限りの「夢」が技術的に実現してしまったら、それは「夢」が技術から消える時でもある、と。 よく言われる「想像力の記号化」ってやつだ ガンダムもSWも夢だったが、今となっては記号(宇野)みたいなもん。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

夢を実現する努力が、夢へ向かう心を殺してしまう＝笑顔を殺してしまう。 「童祭」の歌詞の間のセリフをどちらのセリフとするか、というとき、これをメリーのセリフだとしてみれば、この辺のことはよくわかるのではないか

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

夢は夢のままであり、夢のままであるものとして「現にある」(現存在する)からこそ、現実と等価にあるからこそ、子供たちは笑顔だったんだ、と。主観と客観という形で現実を分け、そのわけた側に夢の内容を搾取ばかりしていたら、夢も夢ではなくなるぞと。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

もちろん、メリーもこっち側からのみ研究をしてるので、「メリーの気づかなかったこと」もあることは欠かせない 蓮子のいうことが、ひとえにこの現実のことのみの話であって(つまり現実の実存は前提されていて)、また夢は虚構として捉えてたというところだ メリーにとって夢は虚構ではなかったから

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

似たような話をしてたページが、初音ミクの話題でもあったよなあ http://t.co/BDQqjY3gHE　 ミクが「誰か」だった時代の終焉、と「ミクの共同幻想」などと言って夢であるもののみとして彼女を「搾取」し続けた結果残った残滓への祝福。 BUMPがそれに触れてたって話

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

ミクもまた、どこかの外世的な誰かだった(そしておそらく今もそうだろう) だが、それが忘れ去られた(と言われ、忘れ去られて終わったことになった)… しかしそこで再会するもの。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

まあミクの場合は、時がたって誕生日だったりみくの日が来たりで記念が増えるたんびにミク自身、あるいはぼーかロイドの存在論的なテーマ曲がなんだかんだで再編され続けてるわけだから、「共同幻想が終わった」なんて話さえ、実はそんないらなかったりするくらいに救われてはいるんだけどもｗ

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

ことに東方の場合は幻想郷の結界の残り次第だから。 ミクのように、周囲に支えられてれば永遠に認識してもらえるというわけでもなかったりするわけで。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

蓮子とメリーの見ているものは違う　パラダイムの差異であり、通約不可能な事柄だった だが、お互いに見ようとしていたもの、夢の与える機能(外世の機能)と、子供たちの笑顔の関係、それは同じものだった 天動説と地動説ぐらいの違い

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

それが終わりかけてきたころあいに、幻想郷設立の記念パーティである1884年の霧と正直者事件＝清仏戦争を仙仏戦争でオマージュする… 始まりと終わりを同じものでつないで消えるなんて、どこまでも弾幕的な世界だよなあ。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

幻想郷が伝えようとしたことは、人々に伝わったんだろうか? 消える前に、それこそが使命であったはずだけど 使命を果たしたのであれば、消えるのもまたやぶさかではないだろう

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

星の王子様の「大切なものは目には見えない」の延長線なのだろうか。 つまり、夢は実現しようと努力されるべき事柄でもありながら、同時に夢の中に＝夢の向こう側に、実存するものとして認知され、存在しなければならない。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

夢を通して人々が元気に生きようとできる。素敵な暮らしをすることができ、同時に、チェンジャビリティも持つことができる。いつもどおりでありながら、退屈もない、神々しい「暇」。そういや、ギリシア語で『スコレー』は暇って意味だった。学校が暇を殺した現代はまるで奪われた夢の動向そのものだ

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

暇が暇としてあるように、 夢が夢としてあること。 同時に、暇が学校になっても「暇」であり続けたように、 夢が実現しても「夢」であり続けること、外世であることによって機能しているものでもあること。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

目に見えないものは夢に見え、 それは死の幻想＝永遠であり、妖怪にとって魅力的なもの(書籍版文花帖および地霊殿)。 心を食べてる妖怪だっているんですよ

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

「向こう側の世界がより元気でなければ、ぼくたちの世界も元気に生きられない。」 「ぼくたちの世界が元気にならなければ、向こう側の世界も元気に生きられない。」 これら二つは、遠いようで、誰も信じてないようで、ほんとうのことであり、真に「ある」(傍点)ものだ。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

その見えないものと、一緒に幻想郷を旅するゲームとしての、東方Project。 …そう考えると、それこそBUMPのこんな歌詞を思い出す。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

見えないモノを見ようとして 望遠鏡を覗き込んだ 静寂を切り裂いて いくつも声が生まれたよ 明日が僕らを呼んだって 返事もろくにしなかった 「イマ」というほうき星 君と二人追いかけていた (天体観測より)

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

二人、というのはここではプレイヤーと霊夢とか、そんな関係のもので構わない ミクとそれを聞く自分、霊夢を操作し霊夢になりきる自分、などなど。

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

そうそう　東方の一番最初は 「Highly responsive to prayers」だったのよね プレイヤー(当然ながらPlayerとの掛詞でしょ)に至高の応答を

難題の預言者、悉若無＠いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

ゲームから、夢から、お別れして、現実に「帰る」あたりもきっちり天体観測している。 『もう一度君に会おうとして 望遠鏡をまた担いで 前と同じ午前二時 フミキリまで駆けてくよ 始めようか天体観測 二分後に君が来なくとも 「イマ」というほうき星 君と二人追いかけている』