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七井史門(ステップジュンが面白い)
@7ishimon
個人的に美樹本さんと窪岡さんのタッグによる絵柄は、少し繊細な少女漫画風な印象を与え、特に第4話までで顕著な学園物っぽい甘酸っぱさを孕んだ作風に嵌っていたと思う。ついでに後半2話の時間のすれ違いによる葛藤と絆を想起させる描写でも機能していたような。
2014-05-01 20:25:36
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@7ishimon
それとはまったく関係ないが、田中公平さんのＢＧＭの躍動感はツボにはまるものがある。後半の2話は作風もあってかガオガイガーの終盤戦が思わず目に浮かんでしまった。
2014-05-01 20:26:42
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@7ishimon
いわばあれなのだろう。トップをねらえ!はオマージュの仕方に照れがなく自分自身も味へと昇華させていく力があり、ストレートな熱血路線にウラシマ効果のようなＳＦ感覚のある小道具に、落ち着いた雰囲気のある作画面が合わさって一筋縄でいかない物に仕上がっているのかと。
2014-05-01 20:30:49
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@7ishimon
言い換えるならば、もしかしたら好き勝手やっている作品なのだが、その好き勝手による個々の味を全体の味として纏める能力があるといったところだろうか。
2014-05-01 20:32:49
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@7ishimon
もしかしたら自己満足なのかもしれないが、その自己満足が決して内輪ではなく外に見せても唸らせるだけの力量で自己満足もやっているかのような。これは何れにせよ上手い自己満足の見せ方かと。何か申し訳ない言い方なのだが……これは褒め言葉。
2014-05-01 20:34:50
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@7ishimon
ついでに2クールネタに私が引っ掛かった事はさておいて、全6話であり、うち第1部のような流れが4話までなのだがその4話までの流れもまた無駄がなく纏められているとは思う。5、6話はいわば媒体の違う続編のような立ち位置としてここでは敢えて除く。
2014-05-01 20:36:13
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@7ishimon
この4話までの流れは、1話でノリコが努力して素質を開花させ、2話で宇宙の戦いを教えながらノリコの精神面での脆さを見せ、3話でコンビ決裂の危機を踏まえて意地になるノリコが挫折してさらに落ち込み、4話では土俵際からの逆転劇と
2014-05-01 20:38:38
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@7ishimon
いわば1話で才能を一瞬開花させるも、2、3話で再び苦戦に陥って4話で再び蘇る描き方が最低限の話数で良くまとまっているかと。1話と4話の決め技が同じイナズマキックだった事も心憎い要素だ。
2014-05-01 20:39:34
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@7ishimon
そこに5、6話を加える事でノリコとカズミの間の人間関係も短い話数で良く纏められていると思う。1話で一時軽蔑されるも実力でノリコがカズミのパートナーとして認められ、2話でノリコが見せた心の脆さから、3話でノリコの為とカズミがコンビを解消する流れへと至り。
2014-05-01 20:41:19
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@7ishimon
4話でノリコがこの脆さを乗り切ってガンバスターを駆ってカズミの危機を救い、5話で今度はカズミの精神的な脆さをノリコが救う形で二人が同じラインに到着してそれが最終回のような気がする。年が離れても互いの関係がちょうど対等になったような。
2014-05-01 20:42:32
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@7ishimon
4話まででも話として特に無理や破綻のある展開でもなく、5、6話の存在がかえってそれでよかったとも思わせるような。いずれにせよ話の構成も上手い。鮮やかな作風の変化と時の流れによる人間関係とは別に二人の物語としても仕上がっている。
2014-05-01 20:43:45
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@7ishimon
第1話……縄跳びするバスターマシンの姿に一瞬戸惑いを覚えた事は良い思い出です。 http://t.co/VFmg8nnRGE
2014-05-01 20:45:28
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@7ishimon
正直この縄跳びやタイヤ引きが印象に残り、またカズミの鉄下駄ネタもインパクトとして強い。しかしそういったネタを演じる人物が大真面目にやっているギャップがまた本気として楽しむ事が出来る。そんな持ち味が楽しいのかと。茶化してないオマージュの仕方が心地よい。
2014-05-01 20:46:51
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@7ishimon
第2話……ウラシマ効果の提示として、るくしおんが撃沈して何年も経つのにウラシマ効果の影響で撃沈されてから2日ほどの時間しか過ぎ去っていない描写がちょっと残酷な魅力がある。その2日だからもしかしたら父が助かっていたのではとノリコに思わせるが現実は残酷であり……。
2014-05-01 20:50:56
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@7ishimon
7カ月後の世界でノリコが父を失った件で泣き崩れるが、そこにはつい先ほど彼女達の光速の世界で経験した事だけでなく、2日のタッチの差による虚しさも現れているのではないだろうか。
2014-05-01 20:51:56
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@7ishimon
ただ、ユングについては今回ちょっとキャラ描写がブレているなと思えた。訓練生同士ライバルとカズミを見なして勝負する描写までは良いが、その後ちゃっかり2人に対して友好的にふるまっている姿はややブレがあるかもしれない。それ以外の彼女はブレがなかったのだが。
2014-05-01 20:52:49
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@7ishimon
第3話……前回で触れられた光速での悲劇に続いてノリコが初の実戦で何もできないまま気になる相手だったスミスを救えず終わってしまう現実が痛い。前回で見せた脆さをまだ拭えない彼女の未熟さが見えてくる。
2014-05-01 20:53:48
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@7ishimon
この未熟さについては、前回の光速戦闘の関係で訓練に費やされる時間がほぼ奪われてしまい、本編で必死に勉強するノリコの姿にもそれが現れている。未熟だと自分が焦る所で、コンビ解消の話が出てしまい、さらに焦った挙句スミスと組んで戦いに出てしまったような
2014-05-01 20:55:19
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@7ishimon
あと戦闘関係の描写も気付いたらスミスの機体が映像に出る事がなく消息を絶ったような演出が印象的だった。宇宙怪獣との遭遇戦はほとんどノリコのコクピットに焦点を置いて描いていた為か、彼女はただうろたえる事しか出来ずスミスがどんどん離れていく虚しさが残る。
2014-05-01 20:56:14
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@7ishimon
第4話……ノリコが特訓を重ねても肝心の宇宙戦では恐怖がよぎって全然役に立てない事がユングとの勝負で泣き崩れる姿から結構出ていた。ただ逆にガンバスターへ乗り込むまでの過程はもう少し深く描いてもよかったかもしれない。
2014-05-01 20:57:53
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@7ishimon
そして今回の宇宙怪獣については、バスターマシンの何百倍もの圧倒的な存在感が印象的だ。ガンバスターもサイズからすれば同じだが、その何百倍もの宇宙怪獣を瞬殺するアクションに主役スーパーロボットとしての意地が発揮されつつある。
2014-05-01 20:58:45
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@7ishimon
そして今回のオオタコーチが述べた”こぼれた水はまた汲めばよい”との言葉についてだが、これはコップからこぼれた水に対して、新たな水を用意すれば良いか、そしてその水をもう一度コップに戻せば良いかのどちらの意味になるのだろうか。なかなか難しい解釈になりそうだ。
2014-05-01 21:00:26
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@7ishimon
第5話……前に既に書いたが、目の前には宇宙怪獣の大軍団、そして戻れないかもしれない後ろを振り向けば余命わずかなオオタコーチの命。愛すべき相手と地球存亡の運命と天秤にかけがたいテーマがカズミに提示される訳で……。
2014-05-01 21:01:49