ここのテーマに押しつぶされそうになって、カズミが戻ると弱音を吐いた時に、ノリコの啖呵が身にしみ、両者のバスターマシンが合体した瞬間こそ、ガンバスターが炎となった瞬間だろうか。そこからのガンバスター無双がとにかく楽しい。 http://t.co/OgXUFqqsf5
2014-05-01 21:03:30ここに、愛すべき人から命と引き換えに託された物として、地球に留まる人々からもまた託されており、その託された思いがガンバスターの無双に現れている。そして帰った際にオオタコーチの健在な姿が映る事で締めとしても見事に決まったかと。
2014-05-01 21:04:59最終回……いわば、トップをねらえ!劇場版、完結編に通じるかのような舞台の整え方。オオタコーチの墓標には哀しくも、そこにはカズミと共に過ごした時間が記録されていたと感じつつある。
2014-05-01 21:06:16それを加えて地球に留まった人々との別れの描写もポイント高い。特にちょうど自分と同じ年頃になるキミコの1人娘が、かつてのノリコの姿のように見えてくる。キミコの手紙で娘には会える事を願うノリコ宛ての手紙があったが、外見の変わらないノリコがもう一人の母のように見えてくる。
2014-05-01 21:07:52いわば、宇宙で散ったノリコの父のように、帰って会うべき人との約束を交わしつつ未曾有の強敵へ挑むかのような……。そこの御膳楯がベタながらも後ろには下がれない決戦を盛りたてさせてくれる。ユングのカズミへの計らいも心憎い。
2014-05-01 21:08:49ガンバスターのエネルギー炉を引っこ抜いて、自分達は二人で最期は潔く散ろうと覚悟を決める瞬間を踏まえて、その二人が無事生還を遂げてオカエリナサイを迎える事で、彼女達もまたこの世界に生きる存在と映すかのよう。壮大なEDともどもラストが大団円以外の何でもない。
2014-05-01 21:10:07といったところだろうか。ここで終わりたいが一応劇場版も借りてきたのでゴールデンウィーク中にそちらも視聴しようかとは思う。劇場版を書いて視聴感想は終わる予定……。
2014-05-01 21:10:42そのトップをねらえ!劇場版については……だが、以前とある方からあれはおまけのような存在との意見があり、実際視聴を終えた後はあー、そういう感じかなーといった印象であった。
2014-05-06 08:07:13ただ、擁護するならばこの劇場版は特別ひどかった訳ではなく、新作パートが存在せずただ削られたダイジェストなので、別に本編を見たならば左程見る必要性がない存在といった所である。
2014-05-06 08:08:14見方を変えると5、6話に重点を置いたいわばトップをねらえ!で盛り上がるラスト2本をフィーチャーした総集編であり、トップをねらえ!という作品の見どころはそれなりに抑えているかと思う。いわば月刊でコミカライズされたかのようなある程度つぼを押さえた仕様に仕上がっているかなと。
2014-05-06 08:09:39なので、極論トップをねらえ!を見た事がない方には、敢えて主な見せ場を抑えたこの劇場版を最初に薦めるという意味では劇場版の存在意義があるのだと思う。そこで食いついたらダイジェストで結構省略された前半を見せるなんて薦め方もアリだとは思う。
2014-05-06 08:11:06と本編を見たら別にそれほどでもないダイジェスト版の劇場版なのだが、一応新規パートを追加して微妙な出来になったダイジェスト版の劇場版という前例を既に目にしているので、それらの作品よりはまだ地雷ではない分救いといったところなのかもしれない。
2014-05-06 08:13:02一応劇場版単体では前半部分が随分簡略化されているが、第1話のバスターマシン同士の対決や、第2話のユング初登場の下りがカットされている点は後半がほぼノーカットな点も含めてちょっと構成で不自然な点もあるかもしれない。そこはちょっと意識してほしかったかも。
2014-05-06 08:14:41といったところでトップをねらえ!第1期の映像は見終えた事になる訳でここで総評を書いていこうと思う。劇場版については別に毒にも薬にもならないので一応そっちも含めて触れていきたい。
2014-05-06 08:15:45トップをねらえ!の総評としてはストーリー5、キャラ5、メカ4、作画4で最終回のクオリティを考慮して97点のAランクで手を打とうかと思う。とりあえず劇場版は一応入れる方針で。
2014-05-06 08:16:38サラリと纏めると、馬鹿真面目なオマージュによる熱血スポ根ロボットアクション、ウラシマ効果という設定によりシリアスなSFものとして、人間ドラマへの見どころ、比較的落ち着いた作画デザインが三位一体になって絶妙なバランス感覚を生み出しているのではないかと思う。
2014-05-06 08:19:48いわば本能と理性が紙一重になった熱血ものであり、右脳と左脳が刺激されるタイプと云わば好みの作品なのかもしれない。また自己満足しながら相手を満足させる手法にも優れる作品ではないだろうか。
2014-05-06 08:21:18また万一第4話で終わってしまう事を想定して中盤で一区切りを付けた事で、スポ根ドラマから、後半2話で宇宙怪獣との壮大な戦いが本格化し、置いてきた人々との時の流れを触れることでハードSF・ミリタリズム路線として新たな引き出しを展開する事が出来たのではないだろうか。
2014-05-06 08:23:41ここ辺りは怪我の功名による所もあるのかもしれないが、前半後半で異なる山場が用意され、それに至るまでの鮮やかな路線の変化と結果的に楽しめる所が増えているのではないかと。本当にこの点でも恵まれた所はある作品なのかもしれない。
2014-05-06 08:24:35とりあえず……久々に見たが、そこで新たな可能性を見せてもらった作品かもしれないかと。192番目の視聴作品として心に刻む事にします。
2014-05-06 08:25:30