さて、昨日視聴していたトップをねらえ!について少々色々と呟いてみようかと思う。こちらはまとめ前提として……。
2014-05-01 19:46:45昨日もちょっと書いたが、トップをねらえ!は今回視聴してみて改めて面白いと感じられたが、好き勝手やっている事が結果として作品としての完成度を上げているというパターンに行きつくところなのではないかと思えた。
2014-05-01 19:47:58この好き勝手やっているについては、序盤の少女漫画スポ根ネタを彷彿させる特訓・学園描写に照れ隠しがなく真面目にやっている所から、こちらが突っ込む隙を与えていない所がまず1つ。昨日ここら辺には触れていた。
2014-05-01 19:50:26そしてもう一つの好き勝手やっているについては、後半の2話がそうなのではないかと思う。今までの4話まではエクセリヲンの中で展開される学園物っぽい要素がメインだったが、ラスト2話では宇宙規模の戦いを描くSFになっているかと……。
2014-05-01 19:52:04この辺りは最終回が特に顕著だが、ただ4話までと5話からで作風が乖離しているかといわれるとそうでもなく。比較的自然に前半と後半の作風が移行されているのではないだろうか。
2014-05-01 19:53:29この前半と後半の間での鮮やかな作風の変化は、個人的に“ウラシマ効果”が“トップをねらえ!“という作品を構成する小道具として絶妙な役割を果たせていたとは思う。物語の世界観としても人間ドラマとしても大きい。
2014-05-01 19:54:33@suparobomasterK その頃のOVAは何時切られるか分からない事情もありましたからね……予定通り終わり、作風も微妙に異なるのですが意外とトップをねらえ!という作品としてこれで良かったと思わせる作りがありますね。
2014-05-01 19:55:59ウラシマ効果については、2話で12秒のタイムオーバーが、現実世界に3カ月程の時の流れを与える描写が初のお披露目だが、真価は5、6話にあるのではないかと思う。
2014-05-01 19:56:54一つの戦いを終えてエクセリヲンが帰還した第5話の時点で、10年の時が過ぎ宇宙怪獣の侵攻が本格化している地球を書いて、そして次なる戦いでまた地球の時間が大きく過ぎていく時にはオオタコーチの余命は果たしてあるのだろうか……。
2014-05-01 19:58:06この遥か宇宙での1つの戦いを得るたびに。故郷で失う物があるとの描き方がウラシマ効果の設定が活かされている所ではないだろうかと。ガンバスターでの光速での戦いがとてつもなく重く感じられてしまうような……。
2014-05-01 19:59:20ここら辺については、4話まででガンバスターを操る事で心身共々成長を遂げてきたノリコがオオタコーチの教え通りにカズミを彼女なりに守ろうとする姿勢が印象的である。ほんの一瞬の出来事のようで、地球の世界では相当な時間努力した事になるノリコの成長が見えてくる。
2014-05-01 20:03:04そして、最終回についてはウラシマ効果の設定も含めて劇場でやるような“完結編“に相応しい内容に仕上がっていたかと。一つの戦いを超えたカズミがオオタと残された時間を過ごし、その時間を終えて戦場へ帰還する姿がちょっと盛り上げさせてくれる
2014-05-01 20:04:24最終回でのノリコとカズミの年が随分と離れたものの、その絆が全く変わっていない描写は、オカエリナサイでも提示された事も含め“人々はどのような時を過ぎようとも全員同じ時を過ごしている繋がり“を見せているかのようだ。
2014-05-01 20:05:24ここら辺の繋がりがノリコとカズミ、またカズミとユングの同じ時をかつて過ごした訓練生同士として、またノリコとキミコ、カズミとカシワラといった地球で違う時を過ごす友人同士の絆、そしてラストの大勢の人々とにも時の流れを超えた絆がそこにあるかのように見える。
2014-05-01 20:06:56なのでか、ウラシマ効果が戦いの中で失うかもしれない物を描く役割を果たす一方で、それでもなお消えない物もまた描いてもいる。厳しくもあるが時に優しくもあり。ウラシマ効果様ありがとう、かもしれない。
2014-05-01 20:07:57あと最終回は何故白黒だったのかとふと気になっていた(別に悪いとは思っていなかったのだ)が、オカエリナサイを経て色が戻る瞬間を見るとやはり白黒で良かったのだとは思ったり。
2014-05-01 20:08:51いわば光速空間での戦いが地球から見たら別の世界での戦いのように扱われ、そんな戦いを乗り越えた半壊状態のガンバスターが帰還する事が、オカエリナサイと重なって同じ世界の物語として画面の色付きと共に認識出来るかと。
2014-05-01 20:09:53一方ガンバスターのバトルが最終回では、止め絵とスライドを多用した呆気ない物となっているが、これについてはガンバスターの戦いというよりもヱルトリウムの戦いとして扱っていた事が大きいかもしれない。ガンバスターはバスターマシン3号を起爆させる役割として決まっていたような。
2014-05-01 20:12:13なのでか、最終回でのガンバスターの戦いが呆気ないように作られている事は、物語の本筋としては仕方のない事だったのかもしれない。それとは対照的に第5話でガンバスター無双が展開されているので必ずしも不足していた訳でもなく。
2014-05-01 20:13:07あと、ガンバスターから絵柄云々についてちょっと触れる。トップをねらえ!の絵柄はキャラともどもメカともども個人的に好みだ。正直落ち着いた感じがテンションの高い作風を上手く暴走しないように支えているかと。
2014-05-01 20:14:30以前、私はガイナ立ちは押しつけがましい所があって好きじゃないと書いた覚えがある。ただガンバスターのガイナ立ちは例外でカッコいい!とつい声を漏らしてしまっていた。 http://t.co/7sXENydHge
2014-05-01 20:16:16これについては完全に個人的な嗜好なのだが、ガンバスターのデザインは華奢で物静かな印象がある。頭のとがり具合とモノアイがガンバスターの持つ迫力を表してはいるが、その迫力も叫ぶ系というよりは無言で相手を黙らせる系のタイプになるのだろうか。
2014-05-01 20:18:23そして、首から下のデザインが正直細身とも思えてしまうほどシンプルでスマートなデザインをしている。全体からすると最低限の威厳を頭のデザインで備えつつ、首から下は特に自己主張していない物静かなデザインになるのだろうか。
2014-05-01 20:19:28そんなガンバスターがガイナ立ちをしている姿には何か無言の威圧を表しているかのようである。語らずしてこちらを黙らせる力をガンバスターのガイナ立ちで感じた。この無言の威圧がこれだ!とちょっと腕を上げて喜んでいた。 http://t.co/F2fbqIRT1n
2014-05-01 20:21:09