【R15】「少女展"爛"会」Part.1　箱庭茶会・春 NCドント卓 録音起こし アドベンチャーパート前半

ダイナ @doll_dyna

アミが今日のお茶会の当番は私だから、これは明日の貴方の当番で作りましょう。と言って、二人はお茶の支度へと。今日のお茶菓子はアミお手製サブレー。５人で美味しく頂きます。そこで今日あったことを楽しく話し合い。でも明日のアップルタルトはびっくりさせたいから内緒。#ne_hakoniwa

ダイナ @doll_dyna

そのお茶会で、ベルがふと皆に「そういえば、この屋敷に赤い髪の人っていた？」と。お互い顔を見合わせますが、その場にいるのは金髪のカッターと残り三人は黒髪。アミ「どうしてそんなことを言うの？」ベル「ううん、いいの」と言葉を濁します。…あの夢の子は誰…？#ne_hakoniwa

ダイナ @doll_dyna

ティアに「変な夢でもみたの？」と言われて目を逸らすベル。その後はなんとなしの雑談をしてお茶会は終わりました。 その後、ベルとティアは図書室へ。カッターは夕涼みに出るビアンカとティアのどちらを追おうか迷ったけれど、何故か後ろ姿に心惹かれビアンカを追いました。#ne_hakoniwa

ダイナ @doll_dyna

ティアは図書室で、さっき見つけた本を読みました。クリスの日記…『今日はティアという子が来た。妹ができて嬉しい』『ベルは寝てばかり。ベッキーの膝枕で寝ている』『デニーズ姉様のお化粧品を使ったら怒られた』…え…なんで私たちの名前があるの？私この人達知らない…。#ne_hakoniwa

ダイナ @doll_dyna

激しい不安が突き上げてきます。でも、日記に書かれているのは暖かな日常の生活。細やかな愛情と慈しみ。ティアの心に平穏が満ちてきて、心は鎮まりました。（記憶の欠片「日常」を得る）ティアはベルに「私たち以外に誰かいたっけ？」と聞きますが、ベルは首を傾げるばかり。#ne_hakoniwa

ダイナ @doll_dyna

ティアはベルに「他にもお姉さんがいたらどうだったと思う？」と聞きますが、ベルは「さあ…」とピンと来ない様子です。ティアが見つけた日記のことをかいつまんで説明するとベルも興味を示して「ちょっと見せて」と本を手に取りました。#ne_hakoniwa

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ベッキーに膝枕された…？気になったベルはさらに詳しく日記を読みました。するとベッキーは赤毛で最年長の18歳、クリスは金髪とわかります。ベルはそこまで読んで「よく出来た作り話ね」とティアに言いました。#ne_hakoniwa

ダイナ @doll_dyna

ティアは「うん、そうかもしれないけど、もし本当だったらいいな。みんな仲良く暮らしてて、今の私たちみたいで」と答えました。それを聞いたベルはさらに日記を読み進めます。すると本全体の四分の三ほどで最後の日記が。「今日、お父様から招待状が届いた。でも… #ne_hakoniwa

ダイナ @doll_dyna

みんなと一緒にお父様に会ったら、他の子にお父様を取られちゃうかもしれない」と、姉妹と自分を比較して劣等感と不安を書き綴るクリス。「お父様に見放されるかもしれない。怖い。だから…」その後は、白紙。けれど目を凝らすとそこには一度書いた文字を消した痕跡が。#ne_hakoniwa

ダイナ @doll_dyna

ベル「ここに何か書いてあったみたいだけど、読める？」ティア「うーん…読めないね。あ！もしかしたらカッターお姉ちゃんやビアンカお姉ちゃん、アミお姉ちゃんならわかるかも！」二人は、この消えた文字を何とか読めないか聞くために年長の二人を探しに行くことにしました。#ne_hakoniwa

ダイナ @doll_dyna

（メタ：ここでお二人が上手いなと思ったのは、メタでは方法がわかっててもキャラは知らない・わからないということでより多くのPCと会話を発生させ対話判定に持ち込んでるんですね。自分は対話判定につながる会話をつなぎ忘れる事が多いので見習いたいなと思いました）#ne_hakoniwa

ダイナ @doll_dyna

一方、ビアンカは夜風にあたりたいと庭に出てゆきました。後を追おうとしたカッターは、ビアンカの背中を見て何かを思い出しそうな胸騒ぎを感じます。それを振り払い「待って、私も行くわ」と声をかけるカッター。振り返ったビアンカの脳裏にもふとデジャヴがよぎりました。#ne_hakoniwa

ダイナ @doll_dyna

一緒に涼みましょう、と庭に出た二人。カ「昔、誰かと一緒にこうして歩いていた気がしてならないの」ビ「私もそんな気がするわ」カ「でも思い出せないのよね…」と言葉を交わしていると、サァ…と雨が通りすぎてゆきます。カッターは再び何か思い出しそうな胸騒ぎを感じます。#ne_hakoniwa

ダイナ @doll_dyna

カ「昔、誰かと、こうして雨宿りをしていたような気がするの。でもそれが誰なのか思い出せない…でもそんな記憶があるの」ビ「そうね…私もそんな記憶があるわ」カ「貴方もなの？」二人がそんな会話をしていると雨はますます強くなってゆき、土砂降りになり、突然止みました。#ne_hakoniwa

ダイナ @doll_dyna

雨雲は去り、現れた満天の星空を見上げる二人。カ「綺麗ね…もしかして昔、一緒にあの星を眺めた誰かがいたのかな…」ビ「そうね…誰かいたような気がするけど…」そう言葉をかわした時、突然、言い知れぬ深淵を覗きこんだような不安と恐怖が胸の奥から沸き上がってきました。#ne_hakoniwa

ダイナ @doll_dyna

心が掻き乱され狂おしい不安と絶望が襲ってきます。これは何？この記憶は…？ビアンカの脳裏に浮かんだのは、今、頭上に広がっているような満天の星空の記憶。あれはいつ、どこで見たの…なぜ思い出せないの…？一瞬カッターの顔がよぎって…ああ、なぜ？思い出せない…！！#ne_hakoniwa

ダイナ @doll_dyna

ビアンカは茫然とその場に立ち尽くすカッターにすがりつき、肩を握りしめました。カッターの肩が軋み砕けます。ビアンカが叫びました。「ああ…貴女は…貴女は？！…貴女を失いたくない！」#ne_hakoniwa

ダイナ @doll_dyna

その声で、痛みすら気づかず呆然とするカッターの心にある記憶が揺り起こされました。それは美しい少女の横顔。あれは…あの顔は…「私もよ…何故かわからないけど、貴女だけは絶対失ってはいけないって気がするの！」と叫び、カッターはビアンカを抱きとめました。#ne_hakoniwa

ダイナ @doll_dyna

抱き合う二人の脳裏に湧き上がったのは… ビアンカ「星々を眺めているけど、その星の名前が思い出せない。名前を思い出せないことに対して違和感がある。なぜなら星空を見ていたから。誰かと一緒に星空を見て、この星は～座だと、と話していた」（記憶の欠片「星空」を得る）#ne_hakoniwa

ダイナ @doll_dyna

カッター「星空を見ていて思ったことがあった。あの星空、星座はわかんないし見たこともない。だけどそれは当然。私、星空なんてみていなかった。私が見ていたのは…」（記憶の欠片23番「少女」を得る）#ne_hakoniwa

ダイナ @doll_dyna

カッターはビアンカを抱きとめたまま『そうだ…私は彼女の顔だけを見ていた。何故かわからないけど、あれはこの人だという気がする。この人だけを見ていた…絶対にこの人を離しちゃいけないって気がするのは、きっとこの人を昔から知っていたから』と心のなかで呟くのでした。#ne_hakoniwa

ダイナ @doll_dyna

（メタ：非常に美味しい展開でした！ビアンカPLの「肩を壊すんならビアンカがやったってことで」という発案が秀逸。貰った記憶の欠片も実にハマってロールが弾む弾む。ここでビアンカは対話判定失敗、カッターに独占で発狂したままに。カッター＞ビアンカの未練は執着）#ne_hakoniwa

ダイナ @doll_dyna

（メタ： ティアPL「これは…酷いｗ」 ベルPL「酷い両想いだ…」 ビアンカPL「肩掴んでますね」 ベルPL「この場をそっと立ち去りたい。邪魔しちゃいけないｗ」 ティアPL「不思議な表情をしていますね」） てなわけで続き参ります）#ne_hakoniwa