【R15】「少女展"爛"会」Part.1　箱庭茶会・春 NCドント卓 録音起こし アドベンチャーパート前半

ダイナ @doll_dyna

最後の頁まで丹念に触れていたカッターの指に紙の盛り上がりが触れました。頁の裏から強い筆圧を掛けて書いた後のようなはっきりした凸部が、突然、指の下に頁自体がもこもこと盛り上がってきたのです。それはこう、読めました。 「イタイ　タスケテ　キラナイデ．」 #箱茶春ドント卓

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文字はそこで途切れ、ピリオドから…じわぁっ…と血が滲み…頁がバラバラに…ザザァッ…と崩壊し… そして本はそのまま開かなくなってしまいました。必死にこじ開けようとしても、頁全体が何かで接着したように開きません。カッターはよろめいて本を取り落としました。 #箱茶春ドント卓

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取り乱したカッターは、いま起きたことを説明しようとしますが言葉が出てきません。「血の跡が…血の跡がね…タスケテって言ってたけど…わかんない、あたし…」と頭を抱えてうずくまってしまいました。 取り乱すカッターを見て、きょとんとした顔のティア。 #箱茶春ドント卓

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ベルは自分が本に感じた不安や恐怖を思い出し、本を掴むと心のなかで『こんな本…燃えてしまえ！』と思いながら暖炉に放り込みました。すると暖炉は勝手に点火し（オートマチックだったのでしょうか…？）、本はあっという間に燃え上がりました。 #箱茶春ドント卓

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カッターは目を見開いて身体を震わせ、顔を半ば背けながらも燃え上がる炎を横目で睨みつけ「そうよ、そんな本、燃えちゃえばいいのよ！」と呻くように呟きました。くすぶる本からは生臭い匂いが立ちのぼり、紙が身をよじるように蠢いて反り返りチリチリと燃え崩れてゆきます。 #箱茶春ドント卓

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カッターの狂態とベルの突然の行動を唖然と見ていたティアは「え…なんで投げ込んじゃったの？！どうしたの、ふたりとも！！おかしいよ…ただの…本でしょ…？」とおろおろしながら尋ねました。するとベルは奇妙に落ち着いた声で「あれは、いらないから」と答えました。 #箱茶春ドント卓

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ティアに「いらない？」と聞き返されたベルは「多分」と、目を伏せがちに答えます。「どういうこと？」疑念のにじんだ低い声で聞き返すティア。 ベルは「あの場所…あの、が指す、と思う場所が、あるんだけど…」と、途切れ途切れに答えます。 #箱茶春ドント卓

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ティアが「じゃあ、行ってみようよ。だってこんなところに…」と言いかけた時です。ドアが勢い良く開いて「あ！お姉ちゃんたち、こんなとこにいたんだ！」とアミが朗らかに飛び込んできました。 「もうお休みの時間だよ！早くお部屋に行って寝ないと！」と言われて驚く４人。 #箱茶春ドント卓

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もうそんな時間？時計を見ると、いつの間にか夜の10時になっています。これはいけません。乙女はもう寝る時間です。 でもティアは納得いきません。 #箱茶春ドント卓

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「でも、その場所があるんだったら、そこに行ったほうがいいと思うの。だってあたしたちは、お父様に会うために今、こうやって生活してるんでしょ？だったら、そこに行かない理由なんてないよ」と、必死に訴えるティア。 ベルが気が向かなさげに「じゃあ…明日かな」と答えます。 #箱茶春ドント卓

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健気なティアは「うん…じゃあ、もしかしたらベルお姉ちゃん、何か嫌な思いしちゃったのかもしれないけど、でも、多分大丈夫だよ。だって、私たち姉妹だから…一人じゃないし…」とベルを見上ます。それを聞いたベルは、ふっと柔らかく微笑んでティアの頭をポンポンと撫でました。 #箱茶春ドント卓

ダイナ @doll_dyna

一瞬ながれる和やかな空気。 ところが、突然、その場の空気を引き裂く叫びが。 「あなた…こんな本ッ！どっから持ってきたのッ！！」 一人、暖炉にも姉妹にも背を向けてうずくまっていたカッターが、物凄い勢いで振り向き、狂気に満ちた目つきでベルを見据えて叫び出したのです。 #箱茶春ドント卓

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「あんな恐ろしい物、あなた、いったいどこから持ってきたのッ！！」 突然噛み付かれてしゅん、となるベル。 ティアが慌てて割って入ります。 「ごめんね…！…カッターお姉ちゃん、あれを見つけたのは…わたしとアミお姉ちゃん…」と、ティアが悲しげに言いました。 #箱茶春ドント卓

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「えっ…」と絶句して硬直するカッター。強張った肩から力が抜けてゆっくりと落ち、目から狂おしい光が引いてゆきます。 「あ……ごめん…ごめんね…」とティアにつぶやき、振り返ると「ベルも、ごめん」と目を伏せがちに言いうのでした。 #箱茶春ドント卓

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（メタ：ここで各自対話判定。 ベルはティアに対して成功、発狂状態解除。 ティアはカッターに変更狙いの対話判定で見事１、出た未練は執着。 カッターも変更狙いのD10+2で変更権ゲッツ。しかし出た未練は執着！） #箱茶春ドント卓

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（メタ：この時点での各自の未練は、 カッターから：ビアンカ執着、ティア恋心、ベル嫌悪＞執着 ティアから：カッター依存＞執着、ベル対抗、ビアンカ信頼 ビアンカから変更なし：カッター独占、ティア友情、ベル執着 ベルから変更なし：カッター対抗、ティア憧憬、ビアンカ依存 #箱茶春ドント卓

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（メタ：…と、執着持ちだらけのドロドロPTにｗ 遡って、カッターが本を読んで狂乱したシーンは、D10-1で狂気判定失敗を演技。NCに「詳しく説明すれば他の人にも狂気点を上げられますよｗ」と言われましたが、取り乱しロールで話を曖昧にし、謹んで辞退させて頂きましたｗ）#箱茶春ドント卓

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（メタ：わ～い、続きを聴き始めたらアミ登場しなおしですよ～。そういえばそうだった。対話判定後にアミちゃんだけ巻き戻して登場したんだった。0(：3 ～ _('､3 」∠ )_ うーん、描写済みの話の流れに矛盾が出ますが、とりあえずここで注釈つけてそのまま続けます！）#箱茶春ドント卓

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アミ「みんな、どうしたの？暖炉なんかつけちゃって」 ティアが「え…ああ、ごめん、そっか、もうこんな時間か」と、曖昧に答えます。 カッターは「そういえば、アミちゃんいつこのお屋敷に来たんだっけ？」と聞きました。 「いつだったっけ…う～ん、忘れちゃった！」とアミ。#箱茶春ドント卓

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アミ「けど、ずっとこのお屋敷で暮らしてたような気がする」 それを聞いて「そうよね…私たちみんな、そうだったわよね」と、過去形でいうカッター。 「ティア、ビアンカお姉ちゃん、カッターお姉ちゃん、ベルお姉ちゃん、早く寝なくちゃだめだよ！」とアミ。 #箱茶春ドント卓

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「う、うん、明日はあたしが当番だものね！」と答えるティア。 アミはそのまま、皆を寝室まで見送り、四人と「おやすみなさい」を交わしてから向かいの自分の寝室に入ってゆきました。 アミの寝室のドアが閉まる音を聞きつつ四人の姉妹は大きなベッドに仲良く入ります。 #箱茶春ドント卓

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（メタ：ここでNC「ここはみなさんの『始まりの部屋』ですね。ベッドは一緒でも別々でもいいですよ」に対して、ビアンカPLが「カッターの隣に入り込みます。執着してるからね」発言を。ティアPLが「いつまで発狂しとんねん！誰か対話判定してやれよ！」と突っ込みをｗ） #箱茶春ドント卓

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ビアンカは震えながら「今日は一緒に寝てもいい？」とカッターに言ってベッドに入ります。カッターが「いいわよ」と答えると、ビアンカは「あなたとならいい夢が見れそうな気がするわ」と言いました。 （メタ：ここで対話判定。ここでやっとビアンカのカッターへの独占発狂が解除に）#箱茶春ドント卓

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（メタ： ビPL「多分、星空の夢を…」 NC「他の人はどうですか。寝る前に何か言い残すことは」 ベPL「言い残すことって言っちゃったよ！！」＞NC テPL「やりたい事はだいたいさっきやった！」 NCの不穏な発言を引っ張りつつ皆は夢の世界へ…）#箱茶春ドント卓

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（メタ： NC「いい夢みれるといいですね！皆さん、ほかにやることは？」 ベPL「いつも寝る前に皆の寝顔を見ながらランプを付けて本を読み始めるのが日課のはずなのに、今日はランプつけずにすぐ寝ちゃう」 テPL「じゃあ、戦うための布石を敷いておこう」 #箱茶春ドント卓