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「表裏比興の者――ウィルヘルミナ・フォン・ミュンツァー伝」(銀英伝2次創作、メアリー・スー、歴史改変)

 勇ましいちびの娘っ子が魑魅魍魎うごめく銀英伝世界に乗り出す話が書きたかった。俺得。
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現場猫教授 @Dr_crowfake

危険な人が見てないうちに俺が考えたさいきょー銀英伝キャラの設定でもUPするか

2014-05-04 05:14:35
現場猫教授 @Dr_crowfake

最強と言ってもその分野最強の人間には絶対勝てない程度の能力で押さえている辺り奥ゆかしいメアリー・スーである。

2014-05-04 05:15:45
現場猫教授 @Dr_crowfake

「表裏比興の者――ウィルへルミナ・フォン・ミュンツァー伯爵令嬢略伝」

2014-05-04 05:16:32
現場猫教授 @Dr_crowfake

ウィルへルミナ・フォン・ミュンツァーは帝国暦467年2月3日にミュンツァー伯爵家の長女として生まれた。

2014-05-04 05:17:08
現場猫教授 @Dr_crowfake

ミュンツァー伯爵家はかつてマクシミリアン・ヨーゼフ晴眼帝のもと司法尚書として辣腕を振るったミュンツァー上級大将の嫡流であり、武門の藩屏として名を馳せた一族である。しかしウィルへルミナの生まれる前後には零落し、辺境の一星系を領する弱小貴族へと成り下がっていた。

2014-05-04 05:17:40
現場猫教授 @Dr_crowfake

とはいえ、かつては晴眼帝の右腕だったミュンツァー家の家名は高く、いざことがあれば分家郎党あわせて数千隻の兵が集まる程度には、貴族内部での影響力を保持していた。

2014-05-04 05:18:03
現場猫教授 @Dr_crowfake

ウィルへルミナの父、オズヴァルトはごくごく平凡な、取り立てて突出した能力のない人物であったが、ただ、人の能力を見抜き、それを育てることに巧みで、自らもそれを楽しみとする人物であった。彼はウィルへルミナが幼少時より見せる才幹の片鱗を見抜き、これを育て、磨き上げることを楽しみとした。

2014-05-04 05:18:44
現場猫教授 @Dr_crowfake

このような状況で、ウィルへルミナは存分に栄養を吸収し、その才能を大輪の華のごとく咲かせた。

2014-05-04 05:19:20
現場猫教授 @Dr_crowfake

軍事においては帝国軍の退役将校たちからその真髄を学び、治世においては父母のみならずカール・ブラッケやオイゲン・リヒターなどの民主主義者からも貪欲に学び、そして策略においては、帝国貴族社会の入り組んだ迷路めいた構造を自ら通り抜けることにより、それを克服する力を手に入れたのである。

2014-05-04 05:20:03
現場猫教授 @Dr_crowfake

しかし、ウィルへルミナはただひとつ、肉体だけには恵まれなかった。顔立ちこそ気品ある貴族のそれであったが、肌は荒れてそばかすだらけであり、身長は145cmを一度たりとも超えることなく、全体に発育不良で、貴族の貴公子たちを魅惑するには程遠い姿なりだった。

2014-05-04 05:20:41
現場猫教授 @Dr_crowfake

それゆえ、社交界デビューも遅れに遅れ、ようやくその念願がかなった時、事件は起こった。かつて銀河帝国の皇帝位を争う政争が起こった時に敗残者となったクロプシュトック侯が、政争の勝者であるブラウンシュバイク公に対して、舞踏会での暗殺を企てたのだ。

2014-05-04 05:21:46
現場猫教授 @Dr_crowfake

これに巻き込まれたウィルへルミナは、しかし毅然として事件現場の惨状に立ち向かい、的確な対応をすることにより、後に銀河皇帝となるラインハルト・フォン・ミューゼルとその盟友ジークフリード・キルヒアイスとの親交を結ぶ。

2014-05-04 05:22:20
現場猫教授 @Dr_crowfake

その当時のエピソードとして「小さいお嬢さん」扱いされたウィルへルミナが「赤毛のお供なしでは何もできないお人形さん」とラインハルトを痛罵したというものが残っているが、これはウィルへルミナの気性としてさもあらん、というものである。

2014-05-04 05:22:56
現場猫教授 @Dr_crowfake

クロプシュトック侯の乱のあと、ウィルへルミナは知己を得た2人――皇帝の寵姫の弟ラインハルト・フォン・ミューゼルと、その友人ジークフリード・キルヒアイスに強い興味を持ち、彼らを調査し、その活動に支援を与えてきた。

2014-05-04 05:23:27
現場猫教授 @Dr_crowfake

そして、彼らの目的が「ゴールデンバウム朝銀河帝国を倒すこと」であると見定めたあとは、彼らの力となるべく、陰日向から支援を送ることとなる。これは単に彼らに対する好意ではなく、現皇帝の死後に発生するだろう内乱に備えてミュンツァー伯爵家の地位を確固たらしめんとする策略の一環であった。

2014-05-04 05:24:16
現場猫教授 @Dr_crowfake

ウィルへルミナは父オズヴァルトと図って彼を隠居させ、ミュンツァー伯爵家の実権を握るとともに、ミュンツァー伯領の郎党たちをラインハルト率いる艦隊へと浸透させるとともに、彼の立場を強化するために軍務省内のミュンツァー派官僚にラインハルトの立場を庇護するよう圧力をかけた。

2014-05-04 05:24:51
現場猫教授 @Dr_crowfake

それにより、ラインハルトの動静を探るとともに、ミュンツァー伯爵家がラインハルトに対して好意的であるという態度を示すためである。一方でラインハルトの思惑を探りつつ、一方で彼を擁護するという態度に、当の本人は苛立ちを覚えながらも、それを利用して貴族社会内部での地位を高めていった。

2014-05-04 05:26:13
現場猫教授 @Dr_crowfake

その間、レグニッツァ、ティアマトなどの会戦でラインハルトは功績を上げ、順調に栄達していった。

2014-05-04 05:26:45
現場猫教授 @Dr_crowfake

一方でウィルへルミナは、ラインハルトが将来銀河帝国の覇者となることを予見し、彼のもとにより多くの郎党を集結させるとともに、彼の必要とする政治的幕僚を探すことに執心していた。

2014-05-04 05:27:14
現場猫教授 @Dr_crowfake

理想を云えば、自らがそうなることが望ましかったが、彼の才略に匹敵するほどの能力を自分が持っていると自惚れるような自尊心をウィルへルミナは持っておらず、彼にふさわしい優れた軍事テクノクラートや幅広い識見の人間を探していたのだ。

2014-05-04 05:27:58
現場猫教授 @Dr_crowfake

しかしそれは、彼女の手ではなく、大神オーディンの気まぐれでラインハルトに転がり込むことになる。「ドライアイスの刃」パウル・フォン・オーベルシュタイン、マリーンドルフ伯爵令嬢ヒルデガルト、いずれもウィルへルミナの将来のライバルとなる人物であった。

2014-05-04 05:28:31
現場猫教授 @Dr_crowfake

さて、ウィルへルミナが将来の銀河帝国の覇者として高く買ったラインハルトだが、アスターテ会戦で意外な苦戦を強いられることとなる。

2014-05-04 05:29:36
現場猫教授 @Dr_crowfake

アスターテの敵将パエッタは、4万の艦隊で3方から帝国艦隊を包囲するという策によってラインハルトの首級を取ろうとしたものの、彼が各個撃破に打って出たため1個艦隊を失うと、幕僚であるヤン准将の策を取り入れ、残る2個艦隊を合流させ、2万8千の戦力で2万の帝国軍と正面から対峙したのだ。

2014-05-04 05:31:59
現場猫教授 @Dr_crowfake

ラインハルトは巧みな戦術手腕によりこれを退け、なんとか勝ちを収めるものの、自軍の損害も馬鹿にならず、本来であれば得られたであろう宇宙艦隊副司令官の地位をふいにすることになる。

2014-05-04 05:32:59
現場猫教授 @Dr_crowfake

これはラインハルトのみならずその支援者たるウィルへルミナにとっても痛手であった。ラインハルトの勇戦は高く評価されたものの、多くの将兵を失い、その中にはミュンツァー家郎党も数多く含まれていたのだ。

2014-05-04 05:35:34
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