進学校下位クラスの1年(東海高校理系B群)
高3理系B群の一年 一学期: 高3になり高2以前の成績は関係ないと自分に言い聞かせ心機一転頑張ろうと決意する。先輩の進学先冊子を受け取り100番代後半(B群)でも国公立医学部に合格している人を見つけて自分もいけるだろうと勘違いする。
2014-02-24 21:49:32クラスの大半の志望校は宮廷(ほぼ名大工)か国公立医学部。名工大は逃げだといい、名大工に入れると根拠はないが確信している。MARCH関関同立などの私立は眼中に無い。先生の「B群は六割浪人する」という忠告には、一致団結して自分は大丈夫だと宣う。もちろんだらけて勉強は大してしない。
2014-02-24 21:50:04夏休み:一学期のだらけ方を反省し、この夏が勝負だと気合を入れる(入ってるとは言っていない)。潤沢な親の金を駆使して夏期講習を入れまくるが、基礎学力がないため◯大対策講座などを受けても意味がない。
2014-02-24 21:50:53模試では第一志望の判定はD、Eが出るが「俺はここから伸びる」と相変わらず余裕ムード。夏休み終わり頃から一抹の不安を抱き始めるが勉強せず家でゴロゴロする人が多い。
2014-02-24 21:51:00二学期: 夏休みの計画が破綻したことを悔いるがまだ大丈夫だと自分に言い聞かせる。 この辺りから完璧に現役合格を諦め遊ぶ生徒も出てくる。 二学期も終わりに差し掛かると流石に第一志望は無理だと気づき急いで下位国公立大学を調べ始める。
2014-02-24 21:51:26名大や医学部を諦める人が続出し、駅弁でも腐っても国公立だと主張する人が出てくる。しかしそう考える生徒は少数で、今だに宮廷を志望し赤本を買っては全く解けない問題を解き時間を無駄にする生徒も多い。
2014-02-24 21:51:44冬休み: センター対策を今まで碌にやっていないのに二次の勉強ができれば余裕だとタカをくくる。夏休みと同様冬期講習を大量に入れそれ以外はほぼ勉強しない。一応センター対策をするも時すでに遅く、何年分か問題を解きその中で一番高い点数を本番で取れると錯覚し安心する。
2014-02-24 21:52:00センター後: 大抵の生徒は複数の教科で爆死し、自分の学力の低さを呈するも、「今年の○○は悪問が多かった」と専門家気取りの分析をする この頃を境に宮廷志望という妄言がピタッと止まり、下位駅弁や私立などと少し前までは考えられないような大学も検討する。
2014-02-24 21:52:20あれだけ大口を叩いていたにも拘わらず、「人生オワタ」、 「死にたい」などの言葉が激増。また「努力は実らない」などと、自分の努力がたいしたものでなかったことに未だに気づけていない生徒も散見されるようになる。
2014-02-24 21:52:49宮廷、国公立医志望者のほとんどが、あれだけ馬鹿にしていた名工大以下の国公立や関関同立などの私立に志望変更し、「国公立受かれば世間的には十分優秀。琉球でも可」と言われるようになる。それでも自分の学力より明らかに上の大学に特攻する生徒もまだ大勢いる。
2014-02-24 21:53:21二月に入ると私大の合格発表が相次ぎ、早慶に受かった者より、「MARCH関関同立クラスに落ちた」というような生徒の方が多くなり、「現役も一浪も大して変わらない」、「現役で○大よりはマシ」などの自分たちに都合が良い浪人肯定発言が目立つようになる。
2014-02-24 21:53:372月下旬~3月上旬: 国公立の合格発表が出揃い、下位地方国公立落ちがゴロゴロ出てくる。旧帝合格者は天才クラスの扱いに。迷惑かけた親や自分が春にバカにしていた大学に対する謝罪の言葉も中には出てくる。しかし、全体から見ればそれは一部でしかない。
2014-02-24 21:54:11浪人肯定はこの頃がピークとなり、自分自身の逃げ場を作る。それに対して現実を突きつける奴には、また同じように一致団結して対抗。浪人すれば「○大に行ける!」などと夢想して、「現役で力を出し切れなかった奴が、果たして浪人して受かるのか」という現実から目を逸らす。
2014-02-24 21:54:29全落ち同士の傷の舐めあいは、多々見られるようになる。「4月から死ぬ気で勉強するぞ!」と宣言するも、「今遊んどかなきゃ」と浪人決定したにも拘わらず、何の反省もなくまた遊ぶ(当然4月以降も)。
2014-02-24 21:54:55低学歴の代名詞のごとく扱われていたマーチ(関関同立)が、高学歴扱いになり、何とも言えない荒廃した雰囲気となって、高3理系B群の一年は幕を閉じる。
2014-02-24 21:55:12