2014年5月8日 帰還、賠償、仮設のことなど
- kinoryuichi
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迫る楢葉の「帰町時期」判断 除染、インフラ復旧課題(福島民友ニュース) http://t.co/jQ5laqhoxp
2014-05-08 05:19:55町民のうち町に戻っているのは約1400人。一方で町に滞在する作業員数は2600人。避難解除=帰還ではないと同時に、人口比が歪になっている現状を国も考える必要がある。→広野町が土地利用構想 作業員の住宅エリア確保へ(福島民友ニュース) http://t.co/VZv1e5Gy10
2014-05-08 05:26:00続)原子力被災者生活支援チーム(≒経産省)は半ば強引に避難指示の解除を進めているが、それが住民分断を生活困窮を招くと共に、町の成り立ちにも多大な影響を与えていることをどう考えているのだろうか。戻らない人が圧倒的に多いのは、どうしてだと考えているのだろうか。
2014-05-08 05:30:47続2)広野町の「戸籍のまど」によれば、2014年4月24日現在で町に戻ったのは総人口1515人のうち1481人に過ぎない。 http://t.co/GeZplE6DNl 広野町と同じく旧緊急時避難準備区域だった地域の多い川内村は今年1月時点で、全村民約2700人の5分の1が帰村。
2014-05-08 05:42:30続3)先日、いわき市にある川内村の仮設住宅に住む老夫婦の話を聞く機会があった。おじいちゃんは88歳、お婆ちゃんは90歳だった。2時間近く話をしていたらカラオケの話になり、お爺ちゃんが「歌っていけ」というので集会所に行くのかと思ったら、おもむろにマイクを取り出されて驚いた。
2014-05-08 05:46:51続4)おじいちゃんは肺が悪く鼻に管をつけていて、カラオケが身体にいいといっていた。畠山さんがツイッターに書いているが、北島三郎を希望したら、それより細川たかしがいいというので北酒場といったら、心のこりを指定された。おばあちゃんによれば仮設に移って唯一の買い物がカラオケ機だという。
2014-05-08 05:52:04続5)それはともかく、この老夫婦は川内村に戻る気はないし、避難解除後も2〜3回しか家には帰っていないという。家は築50年だが、梁や柱は檜という立派な作りらしい。でもこのような家を再建できる賠償は出ていない。国は2012年8月には精神的賠償も打ち切った。
2014-05-08 05:54:55続6)川内村の賠償の問題は拙著「検証 福島原発事故・記者会見3」にも記述しているが、政府の帰還政策と実態に大きな乖離があることは明白だった。先日の老夫婦は非常に元気だったが、彼らの話では、仮設の中では元気がなくなって亡くなる人も数人出ているとのこと。孤独死だ。
2014-05-08 05:58:54続7)国(原子力被災者生活支援チーム≒経産省、復興庁、政府、政治家他、原発事故や震災に関わる責任者)は、仮設住宅すべての現状を洗い直し、現実を直視した政策を実施しないといけない。原発事故についていえば、政府、官僚の都合で避難解除を進めれば、いたずらに二次被害を増やすだけになる。
2014-05-08 06:02:28川内村のおじいちゃんの、手書きカラオケリスト。300曲くらいあります。 http://t.co/Jsqq73vAb7
2014-05-08 06:28:50