英都物産①〈営業所の大倉さん〉

【1】〜【45】
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〈営業所の大倉さん 〉 【1】 初めて大倉さんに会ったのは、彼が本社へ出張してきた時だった。 社長から「◯◯営業所の大倉くんや。」って紹介されて、あ、どうもって普通に自己紹介をしあっただけ。 その数ヶ月後、今度は私が営業所に出張することになった。

2014-03-10 22:40:14
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【2】 入社してまだ2ヶ月。 やっと本社の社員さんを覚えたぐらいやのに、知ってる人も居ない営業所へ1人で一週間も出張なんて、気が重い…。 そんなことを思いながら営業所の最寄り駅に着くと、大倉さんが迎えに来てくれていた。

2014-03-10 22:40:26
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【3】 「こっちこっち〜」 笑顔で手を振る大倉さん。 「遠いところ、お疲れさまです」 って、さっと荷物を持ってくれる。 社長から、今回の出張中の私のことを頼まれたらしい。 営業所の近くにはビジネスホテルが無いらしく、営業所からホテルへの送迎も大倉さんが毎日してくれた。

2014-03-10 22:40:53
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【4】 毎晩、色んなお店で夕食を食べてホテルへ送り届けてくれる大倉さん。 最後の夜やからって、その夜はお寿司屋さんへ。 「明日はもう帰るだけやろ?飲み〜」 ってお酒も勧めてくる。 大倉さんは運転するから飲めないのに…。 でも、その気持ちに応えたくて、ありがたくいただいた。

2014-03-10 22:41:29
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【5】 お腹いっぱい食べて、いっぱい笑って。 そろそろ帰ろうかって時に、大倉さんがお土産のお寿司をオーダーした。 彼女にでも持って帰るのかな…。 ホテルの前に着いて 『一週間ありがとうございました』 って降りようとしたら、さっきのお土産のお寿司を渡された。 え?私に??

2014-03-10 22:41:42
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【6】 『私、お腹いっぱいですよ!彼女さんにあげてください』 って断ったのに、引き下がってくれない。 『じゃ、大倉さん半分食べてくださいよ!』 「…ええの?」 連泊してるホテルの部屋…朝、どんな状態で出てきたっけ?と頭を巡らせる。 『ちょっと、待っててください』

2014-03-10 22:41:58
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【7】 部屋をチェックして『大丈夫です』って連絡したら、大倉さんがやってきた。 シングルの小さな部屋だから大倉さんに椅子を勧めて私はベッドに座る。 『大倉さん、どれ食べます?』 お土産のお寿司を広げる私。 を、ベッドに押し倒す大倉さん。 「誘ってきたのはそっちやで?」

2014-03-10 23:15:42
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【8】 『や…ちょっ…』 抵抗する私の口を塞ぐように重ねられた唇。 すぐに舌が入ってきて、私はすぐにとろけてしまう。 こ、声が…漏れてしまう/// その様子を確認したかのように、大倉さんの唇が首筋を通ってゆっくりと下へ移動し始める…

2014-03-10 23:15:58
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【9】 私の手首を押さえていた手も離して、器用に服を脱がせる。 左手で胸を優しく撫でながら、右手はゆっくりと内腿を這い上がってくる。 私はその動きに反応して大きく身体をくねらせてしまう。 「ふふっ 感じてる?」 って聞く大倉さん。 恥ずかしくて目を逸らす。

2014-03-10 23:16:18
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【10】 目を逸らした私の顔をグイッと自分の方に向けて、また深いキス。 右手はゆっくりと下着越しに割れ目の周りを撫でる。 早く触って欲しくてたまらないのに、焦らすように肝心なところに来てくれない。 堪らず腰が動いてしまう私。 「どうしたん?イヤやったんちゃうの?」

2014-03-10 23:16:47
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【11】 『もう…お願い…』 「ん?何を?どうして欲しいん??ちゃんと言うてみ??」 余裕たっぷりで笑う大倉さんに 『触ってください…』 ってお願いする私。 その言葉を言い終わる前に、下着の横からその長い指が私の中に一気に入ってくる。 はぁぁっ/// 大きな声が出てしまう

2014-03-10 23:30:40
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【12】 「大きな声出したら、周りに聞こえるで?」 って言いながら、私の中をぐちゃぐちゃにかきまわす。 声をあげないように自分の口を押さえる私を見下ろしながら 「ふふ。すごい音。声出さんでも聞こえるかもなぁ。」 私の反応を見ながら感じるところを見つける。 「ここ??」

2014-03-10 23:31:07
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【13】 『はぁぅっ// んっ』 「あれ?イキそう? 」 不意に指を抜く大倉さん。 私のでヌルヌルになったその長い指を舐めながら、素早く自分で服を脱ぐ。 「まだイッたらあかんで?」 私の下着もあっという間に剥ぎ取って、大倉さんが一気に入ってくる。

2014-03-10 23:31:33
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【14】 私の中が大倉さんでいっぱいになる。 「あぁ…めっちゃ気持ちいい。すごい吸い付いてくる…」 独り言のように呟きながら、腰をゆっくりと動かす。 その動きに合わせてどんどん蜜が溢れてくるのがわかる。 徐々に動きを早めて、大倉さんの顔が歪み始める… 「もう、あかんかも…」

2014-03-10 23:32:00
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【15】 『私…もう…』 奥を激しく突かれて、頭の中が真っ白になっていく。 さらに動きを早めて、私のお腹に熱いものが広がった。 (中でイッて欲しかったな…) 「ごめんな、急やったし、ゴム持ってなかってん。」 私の心を見透かしたように、優しく頭を撫でてくれる。 「次は、な?」

2014-03-10 23:32:23
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【16】 シャワーを浴びた後、 「明日、駅まで送って行くわ。迎えに来るから待っててな?」 って軽くキスをして帰って行った大倉さん。 次って言った? …遊び…じゃないの? 彼女居るよね? てか、私が誘ったの? こうなるまでの流れをぐるぐる思い出しながら、眠れない夜を過ごした。

2014-03-10 23:32:40
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【17】 翌朝チェックアウトの時間に合わせて迎えに来てくれた大倉さん。 「もう帰りの切符買ってあるん?」 『いえ、まだ…。』 「すぐ帰らなあかん?」 『え?…まぁ、今日のうちに帰れたら大丈夫ですけど…』 「じゃ、行き先変更♬」 車は駅の前を素通りした。

2014-03-11 14:26:36
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【18】 『どこ行くんですか?』 「ええとこ♡」 にっこり笑った大倉さんは、行き先を教えてくれない。 昨日の今日だし…ドキドキしてしまう私。 「ほら、あっち。」目を向けると、そこには海が広がってた。 『うわぁ!』 「せっかくここまで来たのにコレ見んと帰るの、もったいないやろ?」

2014-03-11 14:27:08
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【19】 確かに営業所があるのは観光地。 なのに仕事ばっかりで、こんな綺麗な景色が近くにあったことも知らなかった。 途中、車を停めて展望台へと歩く。 海の見える場所なんて久しぶりで、テンションが上がって小走りになる。 そんな私を呆れたように笑いながらゆっくり後ろを歩く大倉さん

2014-03-11 14:27:33
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【20】 海を眺めていたら、不意に後ろから抱きしめられる。 『え?』 「いや、なんか可愛いなぁって。」 …/// 「ほんまはもっと違うところ想像してたやろ?」 耳元で囁かれるだけで、中が熱くなるのがわかった。 『べ、別に…///』 「そう?じゃ、やーめた。」 不意に腕をほどく

2014-03-11 14:28:19
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【21】 『あの。大倉さん、彼女いますよねぇ?』 少し離れて立つ大倉さんに聞く。 「うん。おるよ。」 『じゃあ、なんでこんな…』 「こんな…?」 『こんなこと、するんですか?』 大倉さんは、ふふふ と妖しく笑うと一歩近付いて私の顔を覗き込んだ。 「して欲しそうやったから…?」

2014-03-11 14:28:46
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【22】 『私⁈』 「うん」 『私は、別に、そん…』 私の言葉はキスで遮られる。 深く長いキスで私の息が乱れ始めると、突然それは中断された。 「こうして欲しかったやろ? 嫌やった?もうやめとこか?」 …意地悪だ。 でも、続きを望む私とこれ以上はだめだと思う私が いる

2014-03-11 14:29:16
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【23】 心がぐちゃぐちゃで、泣きそうになる。 そんな私を見て急に大倉さんは焦り出す。 「ごめんっ! 俺が悪かった!」 『…』 堪えてた涙が零れた。 「ほんまにごめん!」 腕を引かれ、今度は正面から抱きしめられる。 大きな手が、私の頭を優しく撫でる。 「あかんなぁ、俺。」

2014-03-11 14:29:56
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【24】 自分の心に踏ん切りをつけて、大倉さんの腕から逃れる。 『帰ります。駅まで送ってください。』「…わかった」 気まずい沈黙のまま駅へ向かう途中、急ハンドルで車が停まる。 え?ここ… 「降りて。」初めて聞く強い口調に、思わず車を降りた私の手を引いて、どんどん中へ入って行く

2014-03-11 14:31:02
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【25】 部屋に入って、ようやく声が出せた。 『ちょっ、大倉さん…』 「やっぱりこのまま帰されへん。」 その場で強く抱きしめられる…。 『大倉さん…? 痛い…。』 少しだけ緩めてくれた。 「さっきはごめん。嘘ついた。ほんまは、俺がしたかった。」 『えっち、したかっただけ…?』

2014-03-11 14:31:19