湘南OT 若手のためのカナダモデル まとめツイート

橋本さんより 「カナダモデルやOTIPMを意識した臨床を目指していますが、うまくいかないことを何度も経験しています。どうやって現場と折り合いをつけ、実践して学んでいけばいいのか、自分なりの経験と考えから語ります」
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Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

橋本:カナダモデルを使いたい人へ 理論を学んでも解決できないこともある。 OTも理論だけでなく環境や自分自身の能力の影響を受ける カナダモデルが使いやすい場所で実践する道を選んでもいい。 (ただし、誰かが実践しやすい職場の開拓を行っていかないといけない)

2014-05-11 23:04:08
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

橋本:カナダモデルを使いたい人へ OPPMもOTIPMも「作業」をする工程が含まれているので、 まず臨床で作業をやってみることが大事。 作業をすれば作業療法でもない 作業をするとき・した後に、 モデルを参考に振り返ることで専門スキルが上がっていく

2014-05-11 23:04:56
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

(    ( ・∀・) イイネ! まず作業をやってみて「これは楽しい!」をCLと一緒に感じる。 “これなら退院後も自分からやろうとするだろうな”という実感・見通しがOTにもたつ。 それが更なるOTプログラムにつながるんだよな)

2014-05-11 23:05:49
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

橋本:病院や施設という環境 主にCLを管理する。 「どう生きたいか」よりも検査数値が大事。 生活するための空間ではない 病院や施設は制限だらけ その人らしさを表現できる生活の場へ、 OTの視点から職場という環境を開発していくことが大事

2014-05-11 23:06:37
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

橋本:看護師や介護職もレクとして作業をやるけど 「予算がないからレクリエーションはやめてください」と言われたらどうしますか? OTは専門的知識を背景に守れる職業。 CLらしさを守れる最後の砦 。

2014-05-11 23:07:27
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

(ある職場では料理活動や手工芸活動を実際に守って維持したんだからスゲーよなぁ)

2014-05-11 23:07:50
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

橋本:作業 作業療法士は、作業に対する専門的知識がある。 意味、機能、形態。評価などなど。 名称独占。 センスのあるPT・一般人はいる。 我々は作業に関する知識を増やす必要がある 。

2014-05-11 23:08:47
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

橋本:スピリチュアル とても難しい概念。 私なりの解釈。  意味の経験  個人の尊厳や価値  人生の意味、信条  内面的強さ  コントロール感

2014-05-11 23:09:32
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

橋本:CL中心って言うけれど… 現実は患者。 伝統的な医療を実践してきた者には受け入れがたい OT自身にも覚悟が必要。 CLも「医療者にお任せ」に慣れている そこで「部分的なCL中心」

2014-05-11 23:13:40
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

橋本:部分的なCL中心 どこまでなら決める能力があるのか評価 その決める能力に応じて次第にCLの参加率を高めていく CLが専門職の判断を受け入れる決定をしたら、それさえ支持する場合がある。 ここからCL参加率を始めることもある。

2014-05-11 23:14:25
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

橋本:部分的なCL中心 「 先生におまかせします」と言うのは、自分で医療を選択するのが怖いからかもしれない CL中心とするならば、CLにならない決定も受け入れる 将来的にCLになりうるかは考える!

2014-05-11 23:15:02
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

橋本:全部CL中心だと鬱陶しいかも 例えば、髪を切ってもらう作業  この部分はこだわりだから自分の言うとおりにやってほしい  この部分はよくわからないし、美容師さんにうまいことやってもらいたい 人によって自分で決めたい”範囲”は異なる 全部クライエント中心は双方にとって大変

2014-05-11 23:15:46
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

橋本:CLを育てる リハビリ=運動だと思っている。 どんな役割を期待されているかもわからない。 大事な作業を持つことは逃避ではないと安心してもらう。 クライエントにならないことを肯定するのもCL中心。 自己主張するCLに育てうる 。

2014-05-11 23:16:53
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

橋本:CLに育てる戦略 一日の過ごし方を聴く→OTはCLの生活に興味があるというメッセージを送ることにもなる 他のCLが作業をイキイキとやっている姿を伝える。写真を撮って飾る。職場に。 魅力的な作業を用いた介入にこだわる やってみたいと自然に思えるように、本物志向の道具で誘う。

2014-05-11 23:17:42
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

橋本:クライエント巻き込み型作業療法 介入は運動療法でも、作業に焦点をあてた会話はできる。 毎日の話の流れで「~について教えてください」と作業療法士の作業に巻き込み、クライエントに育てていくという導入もある。

2014-05-11 23:18:18
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

橋本:CL中心は難しい CLの力を信じるのは難しい 「クライエント中心のアプローチは、基本的に楽観主義」とも一般に言われることがある 専門家にあった権威をCLに移譲するということ 専門家はこのことに不安を覚えるのも仕方ないこと CLは力を行使しないことを学習しているかもしれない

2014-05-11 23:19:17
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

橋本:可能化のスキル 作業療法士の「可能化」のために重要な技能は10個ある。 適応、代弁、コーチ、協働、相談、調整、デザイン・実行、教育、結び付け、特殊化。 徒手療法やポジショニングは、特殊化に分類されるが、 それは、10種類のOTの技能のうち、1分類でしかない 。

2014-05-11 23:20:35
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

橋本:可能化のスキルの概要  適応;作業を適応させる、適応を促進する  代弁;問題への気づきの促し。訴えを擁護する。  コーチ;作業遂行をコーチ。励ます、直接介入する。  協働;CLと相互に尊重し、互いの能力を共有する

2014-05-11 23:21:27
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

橋本:可能化のスキルの概要  相談;話し合う、情報をまとめて統合する、提案など。  調整;資源と人をつなげる  デザイン・実行;CLと環境や自助具、プログラムをデザイン。目標管理等。

2014-05-11 23:22:07
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

橋本:可能化のスキルの概要  教育;変化を起こす教育  結びつけ;Being becoming belongingへ  特殊化:特定のリハビリテーション技術 特殊化(徒手療法等)以外のスキルを、日々の臨床でどれだけ効果的に使えているでしょうか?

2014-05-11 23:23:23
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

橋本:可能化事例 要介護度5。重度の機能低下でベッドを離れたら一瞬たりとも目を離せない状態。 「この人一体何ができるようになるの?」という感じ。 興味関心や作業遂行の評価 布団叩きや恋のバカンスのカラオケができた。

2014-05-11 23:24:25
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

橋本:「カラオケに行きませんか?」とOTからお姉さんとお友達、PTに提案した。 外出訓練の評価を行うのはぜひOTがやりたい仕事。 上司、福祉用具業者、姉、PTと連携。 「何十年ぶりだろうね」と楽しむ姉。 とろみつきだけれども注文した飲み物を一緒に飲んだ 。

2014-05-11 23:25:26
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

(機能低下が重度のCLも可能性が見いだせた。 特殊化以外にも代弁、調整・デザイン・教育・結びつけといったスキルを使った様子。 田島先生の言う、その人の存在が肯定される作業療法にきっとなったんだろうな)

2014-05-11 23:26:00
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

橋本: 「作業療法における可能化は、日常生活で両親や友人などが起こす一般的な可能化を超えるものである」 と「続 作業療法の視点」にも書かれています。 実際、私たちは一般的な人々の可能化を越えられているのでしょうか?

2014-05-11 23:26:42
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

橋本:私にとってカナダモデルとは 自分の臨床を後押しする枠組み 作業療法という曖昧なものを理解し自信を持つためのツール どんなOTを今後提供していきたいか、頼りにできる地図や灯りのようなもの OTの目指すものとそこまでの地図、自分の現在地が分かるもの 自分が何者であるかを知るもの

2014-05-11 23:28:37