ディオ様と下僕

夢小説ネタなので、「夢小説」関連が苦手な方はご遠慮くださいませ。また「夢小説」という言葉の定義を知らない方もご遠慮くださいませ。 DIO様とところどころジョースター家の方々が出る話。
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シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak そういって、アイツの手を取った。隣に並べるように。今度は決して、手放さないように。 「もちろん。以前の私とは違うからね。」 同じ歩幅で、今度は歩いてゆく。 同じ道を、同じ早さで。 (終)

2014-05-13 00:24:23
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak 下僕時代に熱をだす夢主とか。 ヤバい。熱が…下がらない…。 「ゲホッ、ゲホ…」 どうしよう…。今日の仕事、まだ終わってないのに…。 「おい下僕。来い」 ああ、あいつが呼んでる。また、買い出しかなにかかな。でも… 「おい、呼んだら返事をせんか。…?」

2014-05-13 07:22:02
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak 「何をしている」「すみません、DIO。ちょっと頭が痛くて…。すぐ掃除終わらせますから。」「バカなことを…戯けが。こっちに来い。」 うわぁ、不機嫌モードだよ。のろまとかってまた罵られんのかな…。そんなことを考えていたら、ひょいと抱えられた。 「おとなしく寝てろ」

2014-05-13 07:25:53
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak 「でも、」「二度は言わんぞ」凄まれた。これは従わないと頭掴まれるパターンだ。「…はい。」すごすごとベッドに潜り込む。身体を横にすると、どっと怠さが襲う。私はそれに従うように眠りについた。 (あ、つぎ起きたら…お礼言わなきゃ…。) 「DIO…ありがと…。」

2014-05-13 07:29:38
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak 下僕が熱を出して寝込んだ。まったく貧弱である。だから、下僕が下僕たる所以なのだ。手の掛かることこの上ない。 *** (まだ、寝込んでいるのか。) 灯りのついていない部屋に入り込めば、下僕はまだ寝込んでいた。寝込む前よりも苦しそうに息を吐いてるのを見るに、高熱

2014-05-13 07:42:08
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak のようだった。触れた瞬間、すこしだけ表情が和らいだ。以前 こいつに、私の手は冷たいと言われたことがあった。これだけ高熱を出していれば、その冷たさはより伝わりやすいのだろう。

2014-05-13 08:18:07
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak その冷たさを求めるように、こいつは私の手を握った。その手さえも、小さく、弱々しくて、握り返すのが躊躇われた。 「…早く治せ。」 でないと退屈で仕方ないのだ。(終)

2014-05-13 09:34:50
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak DIO様は残念なイケメンだと良いなヒュン(・ω・三_・ω・)ヒュン いつものように元気な夢主じゃないから、退屈そうにしてると良いなヒュン(・ω・三_・ω・)ヒュン あと、喧嘩して夢主が出てっちゃう話も書きたいな。家出したトチュウでジョジョ家に会うお話とかね。

2014-05-13 09:37:16
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak 「いつも思うのですが…」「なんだ下僕。」「棺桶の中で寝ていて、息苦しくないんですか?」「ふん。このDIOを何だと思っている。その程度、意識しなければ良いこと」「はぁ…(そんなもんなのかな。」「なんだ。入ってみたくなったか下僕」「遠慮します。」

2014-05-13 19:15:03
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak 喧嘩する話 「DIOの馬鹿!!!」 そう叫んで彼の元から飛び出してきたは良いが、行くあての無い私は途方に暮れていた。それを見越して、きっと彼は追いかけようともしなかった。余計に悔しい。 こうなったら、徹底的に反抗してやる。

2014-05-13 19:23:28
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak そういえば、お腹がすいた。夕飯の前に出て来てしまったから、当然のことか。たしか、この先に屋台があるはずだからと歩いてみる。 *** 「ん?」 珍しい。この国に、日本人に出会うなんて。しかも学生服。随分と身長が高くてガタいの良い男子。いや、男子と呼んで良いのやら…

2014-05-13 19:32:08
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak (…なんだあのアマ。) (うわっ!怖、目線合っちゃった。) 「こんな所にいたのか、承太郎」「静かにしろジジイ」 (はやく別の所に行こうっと…) 「おい女。」「うわっ、いつの間に…!?」「うむー?日本人がいるとは珍しいじゃないか。」 (なんか、捕まってしまった…)

2014-05-13 19:58:58
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak 「キミ、この国の字は読めるかい?」「はぁ、日常会話には困りませんよ。」「なら都合が良い。こっち来い」「ええ~っ、私たち初対面なのに…!」「良いじゃないか、まあ。通訳が来るまで少し一緒にいてくれないか。ご飯でも食べない?おごるよ」 おごってくれるなら仕方ない。

2014-05-13 20:02:32
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak 「ごちそうさまです」「少ねぇな、ちゃんと食ったのか」「逆にあなた達、どれだけ食べるんですか。」「はは、成長期なのかもしれないな。」「成長期?まだ成長するんですか…というより本当に高校生なんですか?これで?」「おい、失礼なこと考えてんじゃねぇアマ」

2014-05-13 20:08:05
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak 「いったいなに食べたらこんなデカくなるんですかね…。」「はっはっは!鍛え方が違うんじゃろうな!」「おじいさんもとっても元気ですね。まだまだ現役っぽそうです。」「なんじゃ~、口説いておるのかお主?」「なっ、違いますよ!」「からかいすぎですよジョースターさん」

2014-05-13 20:13:48
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak 「みなさんは旅行ですか?」「むぅ…、いや人を探しておってな。」「人捜しですか、大変ですね。」「あまり深くは話せないんだ。ごめんね」「ああ、良いですよカキョーインさん。気にしません。」「ふん、そういうテメェはどうなんだ。」「私はー…まあ、住み込みで働いてます。」

2014-05-13 20:18:50
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak 「えっ、失礼だけれど、きみ歳はいくつ…?」「ああ、20ですよ。」「なんじゃ、承太郎より年上じゃないか。」「うるせぇジジイ」「てっきり年下かと…」「ははは…、よく言われます。」 *** 「ふーん、じゃあその傍若無人な主人に嫌気がさしたと…」「そうなりますね~。」

2014-05-13 20:23:21
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak 「ふん、くだらねぇ…」「承太郎!」「要は、テメェでオチもつけずに逃げ出してきたんだろ。」「まあ…そうですけど…。」「話つける前に逃げてどーすんだ。」「そ!」 そんなことはない、と言いたかった。けれど、今考え直すとどうだろう。私は、彼の意見を聞いたのだろうか。

2014-05-13 20:28:28
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak 「…はぁ。」 彼らが仲間と合流した後、適当に私は道をぶらつく。先ほどの承太郎君と言ったか…彼の言葉は地味にグサリと刺さった。暗い夜道をとぼとぼと歩きながら、もはや何回目なのかわからないため息をつく。 すると頭上から 「ふん、下僕らしい貧相な面になったものよ。」

2014-05-13 20:43:27
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak 「ゔっ…」「私の顔を見るなり、その返事はなんだ。」「痛い痛い~!ほっぺ千切れますってば」「ふん、マヌケが。」 わざわざ罵りに来たのだろうかこの人は…。はた迷惑なワガママ大王である。 「帰るぞ下僕」「帰らない、と言ったらどうします?」「行く当てでもあるのか?」

2014-05-13 20:47:16
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak 悔しい話だが、言い返せない。 「無い、です、けど…。」「ならば来い。貴様のような口喧しい奴は、私の元でなければやっていけんだろう。」「~!わざわざ貶しに来て、そんなに楽しいですかDIO!?」 すると彼は片眉をあげて少し何を言うんだこいつは、という表情で振り返った

2014-05-13 20:52:21
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak 「貴様のような奴が存分に力を発揮できるのは、その辺の雇い主では出来んという話だ。」「…、え、と?」 少し、頭がついて行かずに首を傾げる。 「だから、このDIOが貴様を使ってやると言っているのだ!」 それぐらいもわからんのか、貴様は!

2014-05-13 20:59:55
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak 彼は少し乱暴ながらも、私の腕をひいた。痛いはずなのだが、そんな事よりも先ほどの言葉が頭をぐるぐる巡っていた。よくわかんないけど、それってさ、つまり、つまり…? 「手間取らせるな馬鹿者が」「あのさDIO」「なんだ」「もしかして、わざわざ迎えに来てくれた?」

2014-05-13 21:04:44
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak 「はっ。帰り道がわからず、立ち往生している貴様を見物しに来ただけだ。」「ふぅん…?」 鼻で笑われたけど、私の腕を引く彼の手は緩まずしっかり掴んでいる。わざわざ使用人を迎えに来る雇い主なんているだろうか。全く優しいんだか、優しくないんだかわからない主だ。(終)

2014-05-13 21:12:44
シンヤ @HatoriShinya

@DN_ymak DIO様、実は夢主が出て行った後すごく不機嫌そうな面してるといい。そして、部下に八つ当たりしまくってるといい。あまりにもひどいから、部下から「下僕…どうせ道に迷ってらっしゃるんじゃないですか?」とか何とか気を利かせて迎えに行かせるという…。そんな経緯があると良い

2014-05-14 01:23:57
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