今NHKで日本の借金840兆円のできた経緯について特集をしていますが、すごく良い番組です。
2010-11-07 21:08:09元大蔵官僚藤井議員「いったん制度にしてしまったら、もう切れないんです。」
2010-11-07 21:14:27昭和50年に2兆円だった赤字国債が、2年後に10兆円。当時の大蔵官僚の証言録に「このままじゃ慢性患者になる」とある。起死回生策として、さらなる借金をして公共事業をやり景気を上向かせることに。
2010-11-07 21:16:41長岡元大蔵事務次官「欧米は国際経済の推進役を日本に求めてきていた。実際は4%程度なのに、7%の経済成長を求められた。しかしこれ以上の借金はしたくなかった。」
2010-11-07 21:20:25大蔵主税局長と長岡元事務次官は、次の年度の予算から2兆円を引っ張ってくる、という場当たり的な対応を行うことに。景気は上向いたが、税収は思ったより伸びなかった。そして借金だけが残った。
2010-11-07 21:21:36高い経済成長を当てにし、高い水準まで引き上げてしまった公共事業と社会保障。現状、支出が92兆で収入が37兆。後は全部国債(借金)。国民一人当たりの借金は(赤ちゃん含めて)700万円。
2010-11-07 21:23:37元大蔵事務次官「増税が不可避だ。」大倉次官時代に借金を止めようと、大平総理に新しい税を提案した。消費税だ。
2010-11-07 21:25:58大倉事務次官は若手を集めてヨーロッパの消費税研究を行った。メンバーの一人に後の金融大臣柳沢伯夫がいた。
2010-11-07 21:27:51大倉真隆元事務次官は前の年20%だった歳出の伸びを、13%に抑制する画期的な予算を組んだ。これで消費税導入の国民の理解は得られるだろうと考えた。大平総理は消費税導入を真正面から説き、衆議院解散。
2010-11-07 21:29:34しかし消費税への世論の反発は大きく、大平総理は敗北した。税を取る側の理屈と取られる側の感情の隔たりの差は大きかった。
2010-11-07 21:30:26ようやく平成元年、消費税3%導入成功。バブル景気によって税収が1.5倍に。ようやく赤字国債を出さずに済むようになり、国債発行額が激減した。しかし、大きな揺り戻しが来てしまった。
2010-11-07 21:32:54再び麻薬である国債に手を出してしまったのは①政治家とのかかわり②アメリカとのかかわり が原因。
2010-11-07 21:33:30クリントン政権で、日本に対して厳しい減税要求が出されるようになった。当時のアメリカは巨額の赤字に苦しんでおり、もっとアメリカ製品を買わせるために大幅な減税要求を突き付けた。
2010-11-07 21:34:55カッター元大統領補佐官「対日赤字の解消が不可欠だった。日本が財政赤字で苦しんでいることは知っていたが、関心はなかった。」
2010-11-07 21:35:52斉藤次郎事務次官は「減税で穴が開くなら、消費税増税しかない。」と言って、増税を渋る細川元総理を社会保障目的税化で説得。しかし細川政権は連立政権で推進力がない。そこで斉藤元事務次官は実力者小沢一郎に話を持ちかけた。
2010-11-07 21:39:59細川元総理は「消費税を廃止して、国民福祉税7%を創ります」と唐突に打ち出すが、反対意見がすさまじく、1日で撤回。そして減税だけが残った。
2010-11-07 21:41:48そして減税で空いた税収の穴を、国債でまた埋めるしかなかった。日本の借金は、こうして更に積みあがっていった。
2010-11-07 21:42:34ありがとうございます! RT @tstylecom 再放送は少し先ですが11/29(月)深夜24:15だそうです
2010-11-07 21:43:13バブル崩壊後の景気対策が思ったような税収増の効果が出せず、タガが外れたように借金が膨張した。※すいません、借金は840兆ではなく、862兆でした。
2010-11-07 21:46:19