【佐世保小6女児殺害事件遺族も登壇】シンポジウム「犯罪被害と子ども達」
- osomatu_san
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松永「母親として、娘の苦しむ姿を見るのは辛かった。けれどもなんとか持ち直して今に至っています。 けれども回復したらしたで悩みが出てくる。いまは就職ができないこと。事故によって脳に障がいができたことを面接で正直に話す。結果どこにも採用されない」
2014-05-24 15:38:01松永「恋もありました。結婚の申し込みもありましたが、断った。なんで断ったのかを聞くと『自分は家のお荷物になっているから』と」
2014-05-24 15:38:50事件後、周りの子ども達の反応は? 永野「決していじめばかりではなかった。でも孫の気持ちがすごく落ち込んでいた時期でもあったので、ささいな一言に傷ついたりしていた。 『お友達を切る勇気も必要なことよ』と話をしました」
2014-05-24 15:45:34松永「娘の周りの子どもは心配していた。入院中、同級生の『ふとんがふっとんだ』という一言で意識不明状態だったにもかかわらず、初めて笑った。戻ってきた、と思いました」
2014-05-24 15:47:44特別に配慮してほしかったと思うことは? 永野「学校に頻繁に電話が来ました。3日くらいはほとんど学校に行っていましたね。いま考えてもよく行っていたな、と思いますね」
2014-05-24 15:49:59松永「娘がリハビリを受けたとき、どうしても合わない方もいらっしゃった。カウンセリングを受けたほうがいいかと私も思ったけど、受けたら傷つくんじゃないかと思って受けませんでした」
2014-05-24 15:51:13永野「私はカウンセリングには一度も足を運んでいない。けれども孫は自分から申し込んでいた。自分が苦しい思いをしたためか、今は福祉の道に入っている。当時の先生たちの対応には『本当に感謝している」と言っています」
2014-05-24 15:52:37永野「御手洗さんはお父さんがお仕事(新聞記者)をなさらなくてはならなかった。周りにやっぱり、自分から(サポートを)言ってくださる大人も必要かなと思います」
2014-05-24 15:53:50経済的な支援はあったか? 松永「特にありませんでした。介護休暇を取りました」 永野「父親がいたので、特にそうしたことにはタッチしていません」
2014-05-24 15:54:58質疑応答
質疑応答時間に入りました。 子どもがやはり保健室に行くようなことはあったか? 松永「子どもの性格によって違うと思う。うちの子どもは周りから期待されていることを感じ、保健室には行かなかった」
2014-05-24 16:11:26永野「うちの場合は保健室の先生に本当にお世話になりました。 長男はいじめに遭っても、保健室には行かなかった。自分は頑張れるから、と。けれども上の娘は本当に助けていただきました」
2014-05-24 16:12:51保健室での支援のありかたについてどう思う? 御手洗さん兄「そのときどういう思いをしていたかをもう一度話したい。高校当時、逃げ場として保健室を選択した。自分でも何が起こっているのかわからないと伝えたところ、先生はそれ以上追及せず何時間でもここで過ごしていい、と言ってくれた」
2014-05-24 16:14:31質問:永野さんの「切る勇気」という発言が印象に残っている。子どもに事件のことをどう伝えていけばいいのか? 永野「その発言をすることへの葛藤はありました。それでも子どもへのいじめがあるなかで、友達を切る、排除することが必要だと伝えました」
2014-05-24 16:24:28御手洗さん兄への質問:自助グループのような支援方法があるが、たいてい親達が中心。子どもにはない。被害者の子ども同士で話せる場は必要だと思うか?
2014-05-24 16:35:19兄「(事件について)子ども同士で話すことは必要だと思う。ある意味で、一番近い距離にいる人達。 そうした人々と話し合える場をつくる義務が、親や大人にはあると思います」
2014-05-24 16:35:46