子供の「裏文化」にどう対処するか
- Lynette_Ellils
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1) 子どもたちの関係の中には、表には出てこないトラブルがあります。しつこい陰口や仲間外しが、重大ないじめ問題に発展することも少なくありません。そういったトラブルを「見る」ための手だてと指導の切り口を考えてみます。
2014-05-24 08:56:082) 教師が水面下のトラブルを見るための基本的なスタンスは、水面下の問題を安易に「表(おもて)」で解決しようとしないこと。"水面下の問題は水面下で解決!" が基本。それが子どもたちに信頼を得るための第一歩だと思います。
2014-05-24 08:56:213) 一方、矛盾するようですが、水面下の問題を「表(おもて)」に出してみんなで話し合うことも視野に入れること。ただこれは「表」で話し合わなければならないしっかりとした理由と当事者や保護者の同意か必要。視野には入れるが必要がなければやらない。
2014-05-24 08:56:355) まず「ロビー活動」と呼んでいる休み時間などでの子どもたちとのプライベートトーク。子どもとのおしゃべりは、授業と同じレベルの重要な実践場面。ここを軽視していると、見える場面も見えてこなくなります。
2014-05-24 08:57:006) 次に子ども一人ひとりと担任とをつなぐパイプがあること。たとえば、相談ノート、個人ノート、呼び方は様々ですが、いわゆる子ども一人ひとりとつながるコミュニケーションノートを活用すること。低学年の場合は、日記やスーパー連絡帳←(一行日記を書かせます)からスタート。
2014-05-24 08:57:287) そして、定期的に教師自身が学級地図を描いて子どもたちの関係を分析してみること。学級地図は一人ひとりの心理状況を把握するのではなくあくまでも教師の目から見た子どもたちの関係の分析。shiozaki.info/mt/archives/20…
2014-05-24 08:57:458) さらには、保護者との連携。保護者一人ひとりから信頼を得ることや、パイプを持つことは子どもたちと同様です。そのさい、すぐに解決でなく、一緒になって頭を抱えられる教師のスタンスが大切です。
2014-05-24 08:57:58終) 最後に、子どもたちの水面下の生活を大切にすること。なんでもかんでも学校・教師が介入し、管理しようとするのでは子どもたちは育たないということです。わたしはそれを「学校裏文化」と呼んでいます。shiozaki.blog48.fc2.com/blog-entry-212…
2014-05-24 08:58:10学級統率力、学級経営、学級マネジメント、どれも、教師が子どもをどう動かすかばかり。子どもがどう学級をつくっていくのかの視点がない。子どもの自主性という言葉で矮小化されてしまってる。
2014-05-24 10:26:44上) 国・文科省の独裁教育の中で支配されている私たち教員が、子どもたちの権利と自治をどれだけ保障し、指導できるのかを考えていかなければなりません。
2014-05-24 18:00:43下) 子どもたちの権利、自治を保障したくても、足並み揃えや、排除・差別の恐怖から、私も含めて揺れています。そこに、子どもを動かす都合のいい教育方法が出てくることの危険性を自覚しなければなりません。
2014-05-24 18:00:57