建築家・藤村龍至さんによる群馬建築めぐり（2014．05．23）

Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

それでも富岡は駅と製糸場の距離とか街の関係とか、とても理想的なので製糸場の世界遺産登録を機にうまく観光としてとして化けて欲しい。1年後くらいにまた訪ねてみたい。

Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

ちなみに製糸場はチケット売り場もトイレも展示も売店もほとんど仮設。周辺の商店も最近オープンしたばかりで食堂に入ってもトイレが故障したりしているw 寂れた街がにわかに観光都市にとして再生しようとする現場を初めて目撃して興味深かった。

Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

川越もNHKの連続テレビ小説以後見事に再生した。僕が川越高校に通っていた1993,4年頃は今よりずっと寂れていた記憶がある。歴史的な建築もたくさん復活し、観光地化に成功した。

Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

富岡も歴史的な景観を復活させて行くだろう。これからしばらく定点観測するのも面白いかも知れない。

Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

久しぶりの群馬県立近代美術館は全く古さを感じさせず、なるほど時代を作る建築はかくも緊張感あふれるものかと再認識させられる。丹下健三から離れ、伊東豊雄を寄せ付けなかった頃の磯崎新、1974年の作品。

Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

藤本さんのT-houseはベニア板をほのかに照らす自然光が印象的だった。あれだと室内に何が置かれていても美しく見えるw

Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

ちょうどT-houseの設計中に『建築文化』のインタビューがあってオフィスに訪ねた際、1/10の模型がたくさん制作されていたことを思い出す。実際に空間を体験すると、体験の質が事前によくシミュレーションされていて、まさに1/10の模型で設計された住宅という感じがした。

Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

東洋大の2年生向けの課題で秋学期に戦後名作住宅の1/10模型制作というのをやっていてT-houseを含む住宅作品の1/10模型をいろいろ学生に作ってもらうのだが、00年代以後の住宅は明らかにそれ以前と見え方が異なる。図面で設計された建築と模型で設計されている建築の違いかと。

平尾しえな @SienaHirao

藤村さん川越高校だったの？！ ココイチ驚いたわ。

Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

観念的で形式的、図面的な磯崎・篠原世代と実体的で経験的、模型的な妹島・藤本世代の建築の違い。今日は磯崎さんの群馬近美の後にT-houseに行ったので余計に対比的に感じた。

Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

ちなみに自分が作る建築は観念的で形式的、図面的な磯崎・篠原型。藤本さんの建築の作り方は楽しそうなんだけど、「そっち」に行くと帰って来れなさそうなので今のところ避けてきたが、T-houseがあまりにも楽しそうだったため、1回くらいやってみるかと思ったりしているw

Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

最後に訪れた「アーツ前橋」は再生建築ということもあるし、中心市街地活性という文脈でもあるのでとても面白いのだが、磯崎的な構築も藤本的な快楽も感じられず、悶々としてしまった。

Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

「アーツ前橋」のVIは西澤明洋さんだそうだが、何となく菊地敦己さんの青森県美のVIを思い出させる。リノベーション「したかのような」青森県美と「リテラルに」リノベーションしたアーツ前橋。両者は一見似ているが、注意深く区別する必要があると感じた。

Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

リノベーションってトップライトと似ていてそれをやれば必ずある種の質は得られる。それをどう考えるか。

Michischili @michischili

相変わらず藤村さんの建築、都市、観光地関連のツイートが勉強になる。ニーマイヤーに着いての文章はどこかに掲載されるのかな？気になる