『アナと雪の女王』(『Frozen』)のごく普通(と思える)解釈を巡ってのやりとり

noiseさんとのやりとりをまとめてみました。 『アナと雪の女王』という作品について。 「アナとエルサを一人の人格の二つの(代表的)側面(一体としての姉妹)として捉える観方」は、珍しいというよりある種、定番の視点の一つといえるのではないかと思います。 【関連】 続きを読む
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相楽 @sagara1

@noirse ちなみに日記感想 d.hatena.ne.jp/skipturnreset/… でも書いたとおり、アナとエルザは一つの魂の分かたれた二つの表現形、ハンス王子もアナの鏡像……ということで基本的に「その世界の出来事はひとりの人間の心の中の象徴」という捉え方をしたのですが(続く

2014-05-14 22:56:32
相楽 @sagara1

@noirse 続き)振り返ると感想をまとめる上で、数年前に読んだこのまとめ togetter.com/li/119316 の記憶が自然と参考になっていたように思えます。というか、この返信に際して改めて探して読んでみたのですが、思っていた以上にがっつりよりかかっていた感も……。

2014-05-14 22:57:37
相楽 @sagara1

@noirse ただ、『Frozen』(『アナと雪の女王』)はモノが『雪の女王』の翻案なだけに、とりわけ「鏡」というメタファーはそりゃあ大いに重要視されて当然ですよね、という個別具体的な話もあったりはしますね。

2014-05-14 23:11:39
noirse @noirse

@sagara1 ジュエルペットてぃんくるのまとめ読みました。面白いですね。ひとつ言えるのはファンタジーは精神分析と相性がいいですし(精神分析では神話分析はメジャーで、ファンタジーは神話がルーツのひとつなので)、アナもてぃんくるも一種の児童文学というかキッズコンテンツなので、

2014-05-14 23:25:55
noirse @noirse

@sagara1 もちろん児童文学はファンタジーを参考にしているので、アナやてぃんくるをそのように見るのは妥当性があるということですね。ただ自分はそれをやたらと色んなものに当てはめて見てしまうので、自戒を込めてほどほどにしようと思ったというところですw

2014-05-14 23:28:47
相楽 @sagara1

@noirse ですね。定石としてそう読みたくなりもすれば、そうした見立てでいくと映像も歌も概ね無理なく解釈可能と個人的には強く思えるのですが、だからといって「これが絶対正しいよ」みたいな姿勢はアレですし。「ハンマーを持つ人には、すべてが釘に見える」は常に心に留めたい警句ですね。

2014-05-14 23:34:23
相楽 @sagara1

@noirse 裏返すと「○○は××(マイノリティ、ジェンダー等々お好きな何か)の象徴でしょう?議論するまでもなく当然。でも、それなのに○○のストーリー展開やこの歌、台詞……etc,etcがおかしい、それにそぐわない。だから○○は駄作!」といった類の超声高な意見を見ると……(続く

2014-05-14 23:42:27
相楽 @sagara1

@noirse 続き)「いやー、すごい自信ですねー。カッコいい!」と思わされます。翻訳すると「根拠は?そこからの具体的あてはめは?その個別の、そして全体的な妥当性は?お前のその見立て、全くもって「当然のこと」なんかじゃねえよ」となるわけですけれども。

2014-05-14 23:42:44
noirse @noirse

@sagara1 とはいえ慎重に確実にやり過ぎると比喩の面白さ飛躍力の意外さが死んでしまうので、難しいところですね(研究は別ですが)。よく本格ミステリと同じだと思うのですが、どこをしっかりと実証させて、どこをレトリックでうまく誤魔化すか、そのバランスが決め手なんだろうと思いますw

2014-05-15 00:06:47
相楽 @sagara1

@noirse たとえば「まとまった論考を紙媒体に発表」となるとなかなか訂正も利きませんし、そのままに流通してしまうので、載せる/載ることになる出版物相応の慎重さが求められますね。自分だけでなく、載せた側の責任や見る目も問われてしまったりもしますし。

2014-05-15 00:12:43
相楽 @sagara1

@noirse 一方、twitterだのブログなどなら指摘を受け、それがまっとうなら感謝して、なんなら頭も下げて修正すればいいだけではあるので、バランスとして前のめりにポジション取りしたいところです。

2014-05-15 00:13:03