”「障害」を「症」に 精神疾患の新名称公表"に対する疑念とDSM-5の問題点

DSM-5に基づいた精神疾患の新診断基準で示された病名の日本語訳を公表した件についてのまとめ。 ご意見はTogetterコメント欄へどうぞ(ページ下部)↓
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headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140528-… この記事は、精神神経学会の発表内容をだいぶ略していて、誤解を招く。以下に日本語訳の全文と検討経緯の説明がある。

2014-05-29 05:32:40
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”産経は「差別意識を生まないよう」と書いているけれど、これは翻訳全体の方針のひとつであって、「障害」から「症」への変更については、親に対して「障害」という言葉が与えるショックをやわらげられないかという理由が大きいようだ。”

2014-05-29 05:36:03
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”さらに、disorderとdisabilityの違いとか、一部の「障害」における社会的な事情とかいろいろ踏まえた末の判断でもある。”

2014-05-29 05:36:23
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"ただし、たとえば「ダウン症」等のことを考えれば、「『症』なら親に大きな衝撃を与えない」ということでもないと思う。「精神科医」によって「診断名」がつけられることには違いない。どうせ直すなら「自閉」という言葉に世間が抱くイメージと、特性との間にあるギャップのほうがずっと深刻では。"

2014-05-29 05:37:45
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”ちょっと前まで「広汎性発達障害」「アスペルガー症候群」だった子も「自閉スペクトラム症」になるわけだが、どちらが親や本人にとって受け止められやすいのかは、予測がつかない。"

2014-05-29 05:43:04
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”診断の現場にいる人たちが考えたことなので、案外これでよいのかもしれないし、当事者からの発信も期待しつつ、もう少し今後を見守りたい”

2014-05-29 05:43:32
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”なお、福祉業界では「障害児」という表現に配慮が必要であると(ようやく)ずいぶん言われるようになってきた(たとえば先日の「第6回 障害児支援の在り方に関する検討会」の資料1参照mhlw.go.jp/stf/shingi/000…)。”l

2014-05-29 05:45:30
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”制度上で「障害児」という表現になっているところを「児童」と置き換えることで、親が幼い子のために必要な支援を求めていくときのハードルはずいぶん下がる。「配慮の必要な子ども」「支援の必要な子ども」であることさえはっきりさせられれば、制度の運用上も大きな問題は生じない。”

2014-05-29 05:46:12
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”きっと良心的な医師は「診断名」が当事者に与える負の影響も強く感じているのだろうが、医療であるかぎり「診断名」をつけなければならない、というジレンマ。その点で、福祉はもうちょっと工夫しやすいはず。”

2014-05-29 05:47:02
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以上、【差別を生むから「障害」を「症」に、ではない】からの引用でした。d.hatena.ne.jp/lessor/2014052…

2014-05-29 05:48:07
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某氏も言っていたが、「精神分裂病」が「統合失調症」に改称したのは、症状をより的確に表現したと言えるのだけど、今回の精神疾患名改称は、やっぱり何か違うと思う。「しょうがいしゃ」の表記揺れ問題でも言ったけど、こういうのっていっつも第三者が余計なことをしてる感が強い。

2014-05-29 05:59:15
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ともかく、これだけの問題点を持つDSM-5を元に「障害を症」に改称するとかどうなんだろうか。素人だから分からない部分は多いが、でもただ一つ言えることは、さっきも言った通り、「看板のすげ替えで当事者のしょうがいがなくなるわけじゃない」だ。

2014-05-28 21:30:41