佐賀県高校タブレット導入に関する上流設計の推察(私家版)

下調べの暫定的なまとめです。 船頭多くして船山に登るという状況であろうことが問題かと思われます。
教育 IT
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Anonymous Coward @XxAC_JPNxX
はぁ、佐賀県の高校タブレットの件、調べていたら問題の全体像が掴めてきた気がする。関連資料が多く不確実性があるが、やはり上流の設計というか構想段階で無理があると言わざるを得ない。以下連投。
Anonymous Coward @XxAC_JPNxX
佐賀県教育委員会5月定例委員会の「各課長報告等pref.saga.lg.jp/web/var/rev0/0…」というファイルに「先進的 ICT 利活用教育推進事業の進捗状況について」という説明がなされている。
Anonymous Coward @XxAC_JPNxX
デジタル教材に関する権利処理について言及されており、デジタル教材は補助教材であり、検定教科書とは別に学校の申請に基づいて県がライセンスを保持し管理するとしている。この権利処理の場合、おそらくは卒業時には生徒はアクセスできないものと推察される。
Anonymous Coward @XxAC_JPNxX
ついでインフラ整備に関しては"前年度、全県立学校を対象に、校内 LAN の改修と無線 LAN の整備を行 ったが、整備に当たっては、総務省 FS 推進事業成果報告書等で示された通信レベル に十分対応可能な「IEEE802.11n」を満たす形で整備を行った。"としている。
Anonymous Coward @XxAC_JPNxX
また具体的な数値として"これにより、県立学校については、全ての学校で、日常的に、一般的な動画視聴 等に問題ない程度の通信レベル(1 台当たり 700Kbps/秒、200M の場合約 40 分間で 完了なレベル)が確保できる環境の整備を行った。 "としている。
Anonymous Coward @XxAC_JPNxX
この200MBの場合、約40分間で完了なレベル、という判断が適当かどうかだが、授業一コマの時間を考えればインフラとしては弱いと判断するのが一般的と思われるがそうではなかったようだ。この数値の出所は総務省 FS 推進事業成果報告書等となっている。
Anonymous Coward @XxAC_JPNxX
H.24の報告書として「東日本地域におけるICTを利活用した協働教育の推進等に関する請負」調査研究報告書soumu.go.jp/main_content/0… と「西日本地域におけるICTを利活用した協働教育の推進等に関する請負」調査研究報告書soumu.go.jp/main_content/0…
Anonymous Coward @XxAC_JPNxX
この2つの報告書によると、東日本をNTTコミュニケーションズ、西日本を富士通総研が担当したとある。この両文書に関しては技術上の視点で疑義がある点が見受けられるが、注目される点として両文書ともBYODに言及しており、フィーチャースクール事業内でBYODが検討されていたことが分かる。
Anonymous Coward @XxAC_JPNxX
NTTComの報告書では"BYODの活用により端末の導入コストや維持コストの低減化,早期導入の実現をもたらす可能性がある"と記述がありコストを意識したMDMの導入に言及している他、富士通総研の報告書でも"様々な仕様の個人所有の端末を安全に自由に活用する「BYOD」"と記述している
Anonymous Coward @XxAC_JPNxX
平成24年度時点の報告書としてはBYODに関する技術上、権利上の課題が認識されていなかった可能性もあるが、その後の検討としてどのような結論に達したか次第では総務省の推進事業の段階でBYODを学校教育に持ち込むことの検討が不十分であった可能性がある。
Anonymous Coward @XxAC_JPNxX
平成24年度のFS事業としては報告書を元にガイドラインが作成されている。ここで「教育分野におけるICT利活用推進のための情報通信技術面に関するガイドライン(手引書)2013 小学校版 ~実証事業3年間の成果をふまえて~soumu.go.jp/main_content/0…」が示されている。
Anonymous Coward @XxAC_JPNxX
小学校版となっているが、元の請負報告書からして小中校まとめて実施したようであるのでひとまず置いておく。このガイドラインでは「ネットワーク環境構築後の同時一斉集中アクセスの検証例」が記載されており、佐賀県の高校の事例のように一斉にアクセスした場合の検証が行われている。
Anonymous Coward @XxAC_JPNxX
この検証に関し次の記述がある。"80台で協 働 教育プラットフォーム上にある動画を 700kbpsでストリーミング 31再生を実施。ルーター 部分での通信量は最大18.4Mbps程度と、設計値(約 80Mbps)に対して約23%に収まるという結果を得た。"(cont)
Anonymous Coward @XxAC_JPNxX
"無線LANアクセスポイントでの通信量は最大9.6Mbps 程度と、設計値(約50Mbps)に対して約19%に収まる という結果を得た。このことから、同時一斉集中アクセス に支障ないと判断"と記載があり、佐賀県教育委員会の資料で示された700kbpsという値がある。
Anonymous Coward @XxAC_JPNxX
しかし、この検証については技術上誤りであると言わざるを得ない。700kbpsのストリームを80台に対して同時に送信したならば、ルーター部分での通信量は少なくとも56Mbpsは記録されていなければならない。それ以下である場合は同時に再生できていないことになる。
Anonymous Coward @XxAC_JPNxX
平成24年度のガイドライン時点では、このほかにも技術上疑問が残る記述が散見されるほか、ICT支援員の業務内容が幅広い割に十分に配置されているとは考えづらい面があり、学校教育におけるICT利活用については上流段階での検討が不十分な状況で展開規模を広げている状況ではないかと危惧する。

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