生物多様性条約名古屋会議(COP10)の最後の3日間
- yukaritaka
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戦略計画について議論する作業部会2(WG2):目標5「生息地の損失」について議論の途中で明日へ会議持ち越し。ブラジルが提案した妥協案のテキスト[all natural habitats, including forests,]について、EUは「検討に値する」
2010-10-27 23:02:20(続き)WG2:スイス、ノルウェーは概ね妥協案に合意可能。しかし、途上国は、すべての生態系は同等に重要で、森林生態系を特だしする"including forests"という文言にこぞって反対。議長は、関心のある数カ国で協議を要請し、今日は散会
2010-10-27 23:08:13ABS議定書:名古屋会議議長松本環境相は、今夜12時までに議定書案がまとまらない場合には、非公式コンタクトグループでの議論をとりまとめた文書(L文書)を作成。明日の最後の全体会合に提示するとのべ、全体会合は散会
2010-10-28 20:00:58ABS議定書(つづき):非公式コンタクトグループ議長の報告は、特に生物資源のデリィヴァティヴを議定書の適用範囲に含めるかどうかが最大の争点として残っている、と報告。これを含め多岐にわたる点でまだ合意できない点を残しており、今夜12時までに成案を得るのは極めて難しいだろう
2010-10-28 20:04:59生物多様性条約名古屋会議WG2:資金動員の目標の設定について。EUは明確な方法論を基礎にすべきと主張し、COP12をめざし方法論作成の作業、交渉を行うというプロセスをこの会議で合意することを提案
2010-10-29 00:36:03名古屋会議WG2(つづき):それに対して、ブラジルは、目標設定のための3つの段階を明確に定め、COP11で資金目標案を提案、採択する作業プロセスをこの会議で合意することを提案。途上国は、資金目標設定が先送りになることで生物多様性保全の措置が遅れると早期の資金目標設定を求める
2010-10-29 00:38:02名古屋会議WG2(つづき):オーストラリアは、資金目標設定の時期についてEU案(COP12)とブラジル案(COP11)を並記した、簡潔な提案をWGで合意し、明日最終日の全体会議に判断を委ねることを提案
2010-10-29 00:42:39名古屋会議WG2(つづき):議長は、EU案、ブラジル案、オーストラリア案をもとに、ノルウェー、ブラジル、EU、中国、フィリピン、ケニア、オーストラリア、エクアドルで、協議をし、明日の朝のWGに合意案をもってくるように要請
2010-10-29 00:44:41生物多様性保全に必要と先進国が求められる額(資金目標)がどれほどなのかが明確にならないままでは、具体的な資金目標に合意しかねるというのが先進国の立場。途上国は、「資金目標は戦略計画の目標と連結」と主張しており、資金目標が先送りとなると戦略計画の目標も決定先送りのおそれもありうる
2010-10-29 00:50:58それゆえ、明日朝10時開始で予定されているWG2が注目ですが、私は、残念ながら、明日は講義と会議で交渉を見ることはできません。。。
2010-10-29 00:52:47松本環境相(名古屋会議議長):先ほどの議事運営に不手際があったことについて謝意。予算に関する議論へ。予算に関する非公式会合議長より報告
2010-10-29 23:12:45名古屋会議全体会合:多年度作業計画L8採択。biodiversity and climateに関する合意を反映して
2010-10-29 23:24:26名古屋会議全体会合:ABS議定書案。議長案は地域グループ代表から賛同を得ている。ABSに関する決定案L43/rev1。政府間会合に関する手続的条項の修正あり(para. 11)
2010-10-29 23:38:27名古屋会議全体会合:EUは、ABS議定書案、戦略計画、資金メカニズムの3つを同時に(パッケージとして)採択することを強く主張。キューバ、エクアドル、ボリビアは、それぞれ別々に採択すべき(3つはパッケージではない)と主張
2010-10-29 23:40:22名古屋会議全体会合:EUは、一つずつ採択してもいいが、戦略計画、資金メカニズムにまだ合意できていないところがあるので、そちらを先に討議すべき、と妥協案
2010-10-29 23:44:40名古屋会議全体会合:議長は、1つ1つ合意があることを確認し、3つについて合意があることが確認された段階で、3つを正式に採択する。会場から異議はなし
2010-10-29 23:55:53名古屋会議全体会合:WG2の議長からの説明の中途、議事進行について動議(point of order)。
2010-10-29 23:59:25名古屋会議全体会合:キューバは、1つ1つ合意があることを確認し、3つについて合意があることが確認された段階で、3つを正式に採択するという議長提案は受け入れられない。スイス、NZ、ケニア、韓国が強く議長提案支持。キューバは、発言を公式の会議報告に反映するよう要請
2010-10-30 00:16:15名古屋会議全体会合:ナミビアは、ABS議定書案の25条が不十分だと考えるが第一歩として支持。ボリビアは、多くの国の意見が反映されておらず不十分で、議定書案には同意しないが、コンセンサスを妨げることはしない。その旨公式の会合報告に反映してほしい
2010-10-30 00:26:53名古屋会議全体会合:「資金目標についてCOP11で採択することを決定」という第一オプションをEU、アフリカグループ、ブラジルが支持
2010-10-30 00:56:15