これは、砲の反動で撃てば減速して、2門同時に撃たないとバランスを崩すと云う、ある意味キワモノな機体。 流石のルーデルさんも操縦が恐ろしく難しいと云っていますが、その際の攻撃を受けた側、つまりソ連側の記録では「対戦車砲を積んだスツーカが数分でT34を12両スクラップにしていった」。
2014-06-08 15:55:25その前にも同じ機体で上陸用舟艇70隻以上を一気に撃沈したりと、云ってる事とやって居る事がかみ合っていませんね。 しかも、砲の総弾数は12発。全部当てていますよね、流石です。 ちなみに、その際撃沈された上陸舟艇の規模はおよそ2個師団に相当しまして。
2014-06-08 15:58:20@Housyou_kankore 黄金柏葉剣ダイヤモンド付騎士鉄十字勲章とか言うスタバのトッピングもびっくりの勲章ですね
2014-06-08 15:58:58そんなこんなで出撃回数が2000回を越えた頃、ルーデルさんの基地が地中海方面から来た米軍機の大編隊に襲われています。 ドイツ側の損害もかなり大きい物でしたが、ルーデルさん達はこれを追撃。米軍機がソ連基地に着陸した所を襲撃して壊滅的被害を与えたそうです。
2014-06-08 16:03:59300機の爆撃と云いますと、小都市であれば軽く壊滅する規模です。 そんな爆撃の後にすぐさま反撃、そして殲滅をしてしまうのも、凄いですね。
2014-06-08 16:05:30また、ソ連には当時レフ・シェスタコフさんと云う有数のエースパイロットが居ました。彼はずっとルーデルさんとの対決を夢見て狙い続けていたそうですが、1944年3月13日、ルーデルさんの機体を撃墜したと思ったらその機体は副官の機体で、しかもその直後ルーデルさんに撃墜をされています。
2014-06-08 16:08:27当時のソ連戦闘機とスツーカの速度差はあまりにも大きく、普通で考えればあり得ないお話なのですが、撃墜を証明する資料が実在するそうです。
2014-06-08 16:09:13ある日、ルーデルさんは飛行中に対空砲に撃たれて片足を失ってしまいます。 流石にその後は病院送りにされてしまうのですが、彼をお見舞いに行った方曰く「足の方はどうでもいいが、敵戦社を撃破出来ないのが悔しい」と男泣きして居たとの事です。
2014-06-08 16:12:22この後義足が彼の所に送られてくると、彼はまた書類を偽造して出撃をして、変わらずソ連戦車部隊に急降下爆撃を行ったそうです。
2014-06-08 16:13:27とまあ、すさまじいまでの戦果を誇っていたルーデルさんですが、その活躍を持ってしてもドイツの凋落は防げず、無条件降伏をしてしまいます。 それを知ったルーデルさんも連合軍に降伏する事にしますが、その為の移動途中ソ連軍機に遭遇。
2014-06-08 16:16:42@Housyou_kankore この時機銃手だったガーデルマンは「足が吹っ飛んだら、話なんかしていられるもんですか。そんな事より左翼が燃えてます。不時着しましょう」と言ったとか。このスツーカドクトル、ルーデルに毒されすぎである。
2014-06-08 16:16:50そんな訳で連合国に投降したルーデルさんですが、無礼な連合軍兵士に鉄拳制裁を行ったり、ドイツ式の敬礼を咎められても「習った通りにやってるだけだ」と取り合わず、シャワーと食事を求めたりと、流石の振る舞い。
2014-06-08 16:19:33幸い、一応の礼節をもって連合軍には処遇をされ、また英軍の配慮もあって、ソ連側の捕虜にはならずに済みます。 戦後、ルーデルさんはアルゼンチン政府か招待を受け、アルゼンチン空軍の基礎作りに尽力をします。 その後実業家として過ごしたり、スポーツに勤しんだりと過ごしています。
2014-06-08 16:23:50アルゼンチン政府との契約終了後、ルーデルさんは西ドイツに帰国。 その後オーストリアに移り住みます。その間、慰霊碑の建立をしたり、脳卒中にかかるも、驚くべき回復力で復帰してみたりと、やはり波乱に富んだ人生を送っています。
2014-06-08 16:28:00また、アメリカのフェアチャイルド社は、A-10サンダーボルトⅡ攻撃機を設計する際に、ルーデルさんを顧問に迎えて居ます。A-10設計思想の一部はルーデルさんに寄る物だと云われています。
2014-06-08 16:30:04その為A-10は「ローコストで何発撃たれても撃墜される事無く戦車を吹き飛ばせる」機体となり、前線の評判も良く、かの湾岸戦争では現代でもその思想で十分通用する兵器だと証明するに至ると云う結果になっています。
2014-06-08 16:31:04そんなこんな波瀾万丈な人生を歩んだルーデルさんですが、1982年12月18日に脳内出血が元で亡くなりました。 元ナチスドイツ軍軍人と云う事もありまして、墓所の正確な位置は公表されていないとの事です。
2014-06-08 16:33:55そんな彼の生涯戦果ですが、やはり書類偽装での出撃の分も多々ある為、正確な数は今もって不明だそうです。 一説に寄れば、未公認記録も合わせるとおおよそ6割は戦果が上乗せされるとか何とか。 一部の方達には「魔王」とも称されますが、さもありならんと云った所でしょうか?
2014-06-08 16:35:32以上で、本日の #鳳翔の艦娘講座 番外編、ドイツの誇る超爆撃手「ハンス・ウルリッヒ・ルーデル」さん編を終了します。 ご静聴ありがとうございました。 番外編は、週末などの空いている時間等に、ふとした事象やその時の時節ネタなどを取り上げています。 次回の番外編をお楽しみに♪
2014-06-08 16:37:14