ブルネイ泊地徒然日記6

日記をつけるフラタ提督@放浪中 @Adm_FS_TaClass

「組長が出て行って数日経ちますけど、連絡一つありませんね」と大和に言われて、霧島だから大丈夫だろう……と思いましたが、念のため、というわけで無線で連絡を取ろうと思います。出てくれるとありがたいですし、普通なら出ると思うんですが…… #ブルネイ泊地徒然日記

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『こちら霧島。司令、どうかなさいましたか？』霧島への通信は無事つながりました。今どこにいる？『今はリアウです』え？リアウって、リンガとの中間辺りの島？『ええ』なんでそんなとこに？タウイタウイはどうした？『ちょっとした【資源確保】ですよ』えっ #ブルネイ泊地徒然日記

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一応聞くけど、その資源確保は合法的な活動に……『含まれませんね』ですよねー。『いい感じに隠れて通りがかる船を襲っていたので、多分そろそろそちらにも手配書が行くのでは？』平然と言うのね……『今更ですよ。さて、これから最後の夜襲に出るので、そろそろ切りますね』 #ブルネイ泊地徒然日記

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まあ大丈夫だと思うけど、くれぐれも無事で帰ってきてくれ。『了解しました。では、失礼します』そこで霧島との通信は切れました。彼女たちの身の安全より、この鎮守府の存続を心配したほうがいいのかもしれません。 #ブルネイ泊地徒然日記

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深夜にもかかわらず、リアウ島周辺で略奪行為をはたらく艦むすたちについての知らせがやってきました。どう考えても霧島と榛名です。生死問わずでの捕獲で、多額の報奨が出るようです…… #ブルネイ泊地徒然日記

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霧島と榛名が出て行ってから結構経ちますが、金剛も比叡も二人を心配するような素振りは一切見せません。今朝それとなく尋ねてみても、「ふたりならNo problem！きっとVery strongな深海棲艦とのBattleに夢中になってるだけネー。心配無用デース」 #ブルネイ泊地徒然日記

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「霧島も榛名も、ふたりなら大丈夫です！戦うのがちょっと楽しすぎて、帰ってきてないだけですよ！金剛型姉妹は無敵です！心配しなくても、必ず無事に帰ってきます！大丈夫です！」 話を聴いてると、ホントに彼女らは姉妹なんだなあ、と改めて認識させられました。 #ブルネイ泊地徒然日記

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ただ、これが自分の妹だと思うと、いささか不安感が…… #ブルネイ泊地徒然日記

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霧島と榛名が帰ってきました。珍しく、浮かない顔をしています。霧島の口から、その原因がタウイタウイにいる私の知人である提督の救出作戦に失敗し、知人の艦隊は壊滅、という結果に終わったことだと聞かされ、納得は行きました。 #ブルネイ泊地徒然日記

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何が起きたのか、霧島は話してはくれません。ただ、彼女が、私の知る彼女が、戦闘とセックスだけに生きる彼女が、僅かでも人間性を垣間見せているのだとしたら、それをどう受け止めるべきなのでしょう。 #ブルネイ泊地徒然日記

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艦娘たちの集まる談話室で、霧島が榛名の膝に座り、肩に抱きついて昼寝をしていました。中々珍しい光景に、そこにいる艦娘たちも遠巻きに眺めています。榛名は幸せそうですが、霧島に何があったのでしょう。幼児退行？ #ブルネイ泊地徒然日記

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飛龍に改二が実装されるとの通達が本部から来ました。飛龍クンと蒼龍にキャプテンと加賀さんはおめでとうファックで盛り上がっています。 #ブルネイ泊地徒然日記

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榛名さん、さすがに公衆の面前で授乳プレイは……「いえ、んっ、榛名は、大丈夫っ、です！」母親の胸元に抱かれ母乳を啜る赤ん坊のように、榛名にそうする霧島。うっとりと、安らいだ表情で形の良い榛名の乳房にしゃぶりついています。これが「あの霧島」なんでしょうか #ブルネイ泊地徒然日記

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「ふふっ……霧島、かわいいですよ……んぅっ……あぁ……本当に、霧島のためのミルクが、出てきちゃいそう……」談話室の片隅、頬を僅かに赤らめ恍惚とした笑みを浮かべながら、胸の中の霧島の髪を撫でる榛名……もはや何か言うこともままなりません。完全に二人の世界です。 #ブルネイ泊地徒然日記

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霧島のことは心配ですが、まあ、きっと、そういう気分の日もあるのだろう、と思うことにして……夕立と時雨が、最高練度に認定されたので……時雨が山城にプロポーズをすると言って、指輪を持って小走りでかけていきました……なぜ、こんなにも切ないんでしょうか…… #ブルネイ泊地徒然日記

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大和と授乳プレイ……大和と授乳プレイ……大和と……授乳……大和と……大和と…… #ブルネイ泊地徒然日記

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ここにきて新しい艦娘、秋雲が鎮守府に所属することになりました。秋雲は工廠から出てくるなり、「秋雲だよ！よっろしくぅ……ってうお！？深海棲艦！？マジで！？フラグシップタ級が軍服着てる！？ナニコレ！？すごっ！何これ誰の！？ねえ！」と凄い勢いで詰め寄って来ました #ブルネイ泊地徒然日記

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「描いてもいいかな！？いいよね！？スケッチブックは……巻雲ーっ！スケッチブックあるー！？って、巻雲いるかな……ま、いいや。誰かスケッチブックじゃなくてもなんか書くものもってなーいー！？」「あっ！秋雲何してるんですか！司令官様に失礼ですよ！」「司令官？」 #ブルネイ泊地徒然日記

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秋雲が大騒ぎしてると、たまたま通りがかったのか、巻雲がやってきました。巻雲から「司令官」とい単語が出てきた理由が分からないのか、秋雲は目をパチクリさせています。「司令官って、ここの？」「そうです。この鎮守府の司令官様です」「……誰が？」 #ブルネイ泊地徒然日記

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「誰が、って、ここにいるじゃないですか！」「えっ」「えっ」「フラグシップタ級しかいないよ？」「だから、そのフラグシップタ級が司令官様なんです！」「えっ」「えっ」「なにそれこわい」話は終わった？「司令官様、秋雲が失礼いたしました……」いやいや。気にしないで。 #ブルネイ泊地徒然日記

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ペコペコと何度も頭を下げる巻雲をよそに、秋雲は感心したような顔で私を見上げています。「ねえ、提督。スケッチしてもいい？」「あっ！もう！秋雲はまた」まあまあ。別に悪いことじゃないだろう？今は仕事があるから無理だけど、後で暇な時いくらでもモデルになるよ。　#ブルネイ泊地徒然日記

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「ホントに！？やったぁ！じゃあさじゃあさ、ヌードモデルもやってくれる！？」……ん？「深海棲艦の身体、一回ちゃんと見てみたいんだよねえ」さすがにそれは……「えー」いや、だって、私これで一応男だから……「えっ！？マジで！？なにそれすっごい気になる！見せて！」 #ブルネイ泊地徒然日記

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私が休憩を取ったり手洗いに立つ度に、物陰から秋雲の視線が……あの娘青葉みたいにならなければいいのだけれど…… #ブルネイ泊地徒然日記

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時雨が山城と手を繋ぎながら夜の港を歩いています。月明かりに照らされた重なる手に、僅かな輝きが見えたのは、私の気のせいなのでしょうか。それとも、私でない誰かの気のせいなのでしょうか。 #ブルネイ泊地徒然日記

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大和は私と寝るときに、決まって私の髪を玩びます。「提督の御髪……とても、綺麗です……」この身体は、私の敵のもので、私のものは何も含まれていないというのに、彼女に褒められる度に嬉しく、照れくさく感じます。 #ブルネイ泊地徒然日記