ドキッ！ブルネイ泊地徒然日記　夏のタウイタウイ崩壊寸前スペシャル！

日記をつけるフラタ提督@放浪中 @Adm_FS_TaClass

霧島が一時間でやってくれました(蝦夷貂提督の下に送られた果たし状の写しを見ながら) #ブルネイ泊地徒然日記

蝦夷貂提督@お茶の相手は北上さま @green_teabreak

「うわー・・・」 「どしたの提督？」 「おう北上、これ読んでみろ」 「なにこれ？・・・果たし状？」 「フラタ鎮守府からだ」 「あっ・・・」 「署名は霧島だ」 「あっ・・・」 #執務室はお茶の時間

日記をつけるフラタ提督@放浪中 @Adm_FS_TaClass

タウイタウイへの殴りこみが決まった当鎮守府。そこかしこから「私を連れて行け」の声が聞こえてきます。足柄さんなんて案の定暗殺まがいの脅しをかけてきました。これは演習メンバー選びに慎重にならざるを得ません。命が危ない。 #ブルネイ泊地徒然日記

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「提督。大和は、もちろん連れて行ってくれますよね？」床につく直前、一糸まとわぬ姿で布団に座る大和が私に尋ねました。当然、連れて行かないわけは無いのですが、少し意地悪をしてやろうと思い、お前は燃費が悪すぎるから留守番だ、と答えました。 #ブルネイ泊地徒然日記

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私としては、残念がって落ち込むのを見たかったのですが、予想に反して大和は「ふぅん。そうですか。なら結構です」と、素っ気ない反応をして、こちらに背を向け布団に寝転がりました。以外に思いながらその背中に触れようとした瞬間、大和は顔だけを私に向けます #ブルネイ泊地徒然日記

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「大和を連れて行ってくれないんでしたら、今夜からしばらくは『お預け』です」大和は、その美声にほんの少しの悪意を篭らせ、その美貌を僅かに意地悪く歪めました。 #ブルネイ泊地徒然日記

蝦夷貂提督@お茶の相手は北上さま @green_teabreak

「・・・で、フラタさんとこからの果たし状はどう処理するつもりなの？」 執務室で雑務をこなしていると、目の前で書類整理をしていた北上が思い出したかのように話しかけてきました 「・・・そうだねぇ、どうしようかな」 #執務室はお茶の時間

蝦夷貂提督@お茶の相手は北上さま @green_teabreak

「まあ断ったところでどうせ来るだろうしねぇ・・・かといって霧島組相手にガチ演習はキツいよな・・・」 「・・・提督」 「ん？」 「提督がそういうフワフワした物言いをするときってのはさ、大抵なんか企んでるよね」 「ほぅ」 #執務室はお茶の時間

日記をつけるフラタ提督@放浪中 @Adm_FS_TaClass

結局昨晩は「連れて行く」と言わされてしまいました……お陰で焦らされるのがクセになりそうです……これはまずい…… #ブルネイ泊地徒然日記

蝦夷貂提督@お茶の相手は北上さま @green_teabreak

北上が工廠での仕事を片付けるために執務室を出て、部屋の中には私1人になりました ・・・いえ、本当は違います 「青葉、じゃねぇな」 この気配は 「電か」 「なのです」 天井裏から音もなく飛び降りてきたのは我が鎮守府最強の駆逐艦 「相談があるのです」 #執務室はお茶の時間

蝦夷貂提督@お茶の相手は北上さま @green_teabreak

「・・・お前がわざわざこんな風に来るってことは 、人に聞かれたくない何かか」 「なのです、ちなみにいつも天井裏にいる青葉さんは今は明石さんのところ、他の諸々についても問題無く、この部屋は現在『オールグリーン』なのです」 「よろしい、聞こうか」 #執務室はお茶の時間

日記をつけるフラタ提督@放浪中 @Adm_FS_TaClass

タウイタウイに連れて行く艦娘が決まりました。 全員です。 #ブルネイ泊地徒然日記

日記をつけるフラタ提督@放浪中 @Adm_FS_TaClass

「大型の輸送船をジャックしてくるので、長良姉妹をしばらく借りていきますね」と霧島が榛名と出ていきました。もう止めようという気も起きません。 #ブルネイ泊地徒然日記

日記をつけるフラタ提督@放浪中 @Adm_FS_TaClass

タウイタウイに全ての所属艦娘を連れて行くことにしたのは、たとえ一人でも、「連れて行かない」という選択肢があまりに危険だからです。特定の艦娘と一緒でなければゴネるもの（五十鈴、大井など）、目を話した隙に何をするかわからないもの（長門、愛宕など） #ブルネイ泊地徒然日記

日記をつけるフラタ提督@放浪中 @Adm_FS_TaClass

そんなことなら、いっそ全員を連れ、鎮守府単位で行動したほうが安心できます。緒方の輸送船があれば、120人ほどなら快適に過ごせます。まあ、動かすための人員には気の毒だと思いますが。 #ブルネイ泊地徒然日記

蝦夷貂提督@お茶の相手は北上さま @green_teabreak

某時間、某海域 「・・・しっかし、よくもまああんなに簡単に輸送船をジャックするねぇ」 「それが霧島組の霧島組たる所以なのです」 遥か遠く、微かに見える海上には今さっき霧島組に制圧された輸送船 傍らには電が1人 そして私は、海の上に立っています #執務室はお茶の時間

蝦夷貂提督@お茶の相手は北上さま @green_teabreak

「で、『まだ』なんだな？」 「『まだ』なのです、とりあえずはあの輸送船がフラタ鎮守府に戻るまでバレないようにコッソリついて行くのです」 「よしきた」 #執務室はお茶の時間

蝦夷貂提督@お茶の相手は北上さま @green_teabreak

ま、何をしているかと言うと 多摩が作ってくれた海上ブーツ、及び「いつもの」武器を装備 そしてこれまた「いつもの」武装をしている電とともに鎮守府をコッソリ抜け出して 霧島組を遠くから観察している、という まあ、そんな感じです #執務室はお茶の時間

日記をつけるフラタ提督@放浪中 @Adm_FS_TaClass

居酒屋鳳翔で一杯やっていたところ、霧島から無線で連絡が入りました。『輸送船確保出来ました。明日には戻ります。それと、今の司令ならわかってくれると思いますが、2日ほど外泊の許可をお願いします。では』通信はそれだけでした。 #ブルネイ泊地徒然日記

日記をつけるフラタ提督@放浪中 @Adm_FS_TaClass

私は霧島の言うとおり、彼女の外泊許可書に署名をして、帰りを待つことにします……中々の波乱の予感がします。 #ブルネイ泊地徒然日記

日記をつけるフラタ提督@放浪中 @Adm_FS_TaClass

明後日の〇九〇〇に出発との旨を艦娘たちに伝えると、あちこちから歓喜の声と祝砲が聞こえてきました。頼むから鎮守府は壊さないで欲しい。 #ブルネイ泊地徒然日記

日記をつけるフラタ提督@放浪中 @Adm_FS_TaClass

「今度の演習は、どこまでするおつもりですか？」相手が相手だから、全力でいかないとね。大和、貴女にも『傘』の使用を許可するわ。いつもより早めに自室に戻り、大和と二人、服を脱ぎながら話をします。「ようやく、ですか」一つ伸びをして、大和は嬉しそうに微笑みました。 #ブルネイ泊地徒然日記

日記をつけるフラタ提督@放浪中 @Adm_FS_TaClass

当たり前じゃない。またあの北上や赤城と戦うことになるんだから。私は畳敷きのこの部屋の真ん中で、輝くような美しさを放つ大和の裸体に目を奪われたまま、無作法に自分と大和の下着類を洗濯カゴに投げ入れました。「……タウイタウイ、無事で済むかなあ……」 #ブルネイ泊地徒然日記

蝦夷貂提督@お茶の相手は北上さま @green_teabreak

時刻は間も無く日付が変わる頃 なんのつもりかは知りませんが、霧島組に制圧された輸送船は今日はフラタ鎮守府に戻るつもりではないようです 暗闇に沈むこの海上で、輸送船の窓から微かに漏れる明かり以外に見えるものは何もありません 隣の電の息遣いだけが聞こえます #執務室はお茶の時間

蝦夷貂提督@お茶の相手は北上さま @green_teabreak

「・・・懐かしいな」 「なのです？」 「いや、着任当初のことを思い出してな、あの頃は大本営南方拠点のお偉いさん相手にこんなことをやってたろ」 「・・・『勘が鈍ってる』なんてことは言わせないのです」 「大丈夫だ、心配ない」 #執務室はお茶の時間