20140616休眠預金活用推進フォーラムin大阪まとめ
- ShibaHisaki
- 1718
- 0
- 0
- 11
鴨崎さん。英国ではソーシャルインパクト債権に使って、社会的投資を進めている。官民連携による取組が進められている。例えば受刑者の高い再犯率を抑えるNPOが活動する際、再犯率が下がれば(行政コストが下がることから)NPOに有利な条件になる、といったレバレッジを利かせている。
2014-06-16 19:24:56鵜尾さん。英国ではリスクが高い部分のカバーを休眠預金を充当することで、民間からの投資を呼び込みやすくしている。
2014-06-16 19:26:23質問4。休眠預金の活用ポイントは決定的に何が違うのか。一見助成金の弾力活用で解決できるようにも見える。また、活用分野のきまりかたは。
2014-06-16 19:27:48鵜尾さん。休眠預金の最大の特徴は、規模感。日本財団や共同募金の年間助成額かそれ以上になる。それ以上の特徴は、中央に集まるのではなく、地域の団体を通じて助成することで現場により近い支援ができること。助成も融資も出資もできる仕組みも新しい。
2014-06-16 19:30:59近いのは愛知のコミュニティユースバンクmomo。NPOバンクに社会起業のスタートアップを支援して立ち上がれば、地域の金融機関につなげられる。一連の金融の流れができる。
2014-06-16 19:33:09質問5。休眠預金の規模感は変わらないものか。 鵜尾さん。いまは口座開設に本人確認が義務付けられているので減ってくるとは思うが、逆にオンラインで口座が作れて新規口座も増えているので、実際にはどうなるかはわからない。マイナンバー制度ができると今度減ってくるのではと思われる。
2014-06-16 19:36:33質問6。今くらいから動いていかないとだめかとも思った。民間側の心構えは。 鵜尾さん。資金が地域に流れていくなかで、不安も大きいのではないかと。今朝の名古屋での議論では地元の信金などと一緒にプラットホームをつくれないか、という話題が出ている。
2014-06-16 19:41:39休眠預金の活用をするために、支援を受けた団体が活動を報告する過程で、非営利セクター全体の活性化につながるという指摘もある。
2014-06-16 19:44:23日本財団石川さん。成果は数値化できない、という話になりがちだが、測定可能な指標をどう作るか。英国ではそのプロセスも大事だ、という意識もでてきている。比べる、尋ねる、ということもできている。
2014-06-16 19:46:36質問7。韓国で全金融機関が参加していると金融機関のCSRにならないのでは。また、休眠口座の検索システムについて。 鵜尾さん。金融業界全体のイメージ向上、地域レベルでのプロボノにつながっている。日本では休眠口座の検索システムは現在では構築できない。
2014-06-16 19:49:35韓国では金融がシステム化され過ぎているという指摘もある。個人の与信レベルがわかってしまう点も。日本の場合はいいところを残して、休眠口座を探せる仕組みの構築は必要。年金の窓口のような感じがよいか。
2014-06-16 19:51:46年度末に新しい休眠預金が生まれるが、その新しい預金を活かす。過去の休眠預金の活用は何かとややこしいのでパスする。休眠口座の探索は非常に困難という点もある。なので新しい休眠預金の活用を想定している。
2014-06-16 19:53:18参加者ディスカッションから。韓国からの留学生の方から。韓国では、そろそろ休眠預金活用で行った融資の返済時期に入っているが、特に個人への融資への返済が滞っているという話もあるよう。そこの問題を分析することについての提案が。
2014-06-16 20:20:52鵜尾さん。制度設計を東京で、ではなく、地域で柔軟に使えるように。そして説明責任を果たせるように。世論に対して説明ができるような活動、成果の見せ方を。地方行政の支援がなくなる可能性もあるが、行政の役割は否定せずなくさず、新しい地域課題解決の方法を探していくことが必要。
2014-06-16 20:27:31自民公明有志による休眠預金活用案はアベノミクスで置き去りにされかねない分野をフォローするという考え方があったのではないかとも思う。
2014-06-16 20:29:35返済が滞る件。銀行が貸せない人に融資するということは、ある程度焦げ付きはやむを得ないと考えないといけない。どこまで許容するか、リスクヘッジをどうするかも検討しないといけない。行政も業績連動型事業に移行していくことも必要。社会全体としてソーシャルインパクトを考えていきたい。
2014-06-16 20:33:53