ネットワークやストレージとIAサーバーの境界が無くなる意味
Googleを始めとするコンシューマ向けのグローバルなサービスが実現出来るようになってくるタイミングと、安いIAハードウェアでのスケールアウトに対する強い要望は、お互いにリンクして成長してきた。まぁ、実装出来るようになってきた、って事ですな。
2010-11-13 00:05:59でかいファイルを大量に安くサーバーを超えてやりとりしたい。infiniband みたなリッチなバスではなくて、標準化されて安く何処にでもころがってるイーサネットで実現したいとなるのは自然の摂理。
2010-11-13 00:09:41二つ目のポイントは、運用面での課題。実際に大規模なサーバーシステムを構築すればすぐに実感するのが、ケーブルに埋もれるDCっていう事実。とくに仮想化でSANブートなんて設計しようものなら最悪で、FC/iSCSI用、NW用、電源、iLO等管理用、別の通信用 etc で埋め尽くされる。
2010-11-13 00:12:36ケーブルに埋め尽くされるってのは、空調的に最悪だし、管理上も大問題。ノイズも拾うし、セキュリティ上もよろしくない。5000台とか1万台とかのサーバをつなぐってどうよって話。大学に卸してるシステムならまだしも、ビジネスだから市場価格で利益出さないといけない。
2010-11-13 00:15:08労働力の均一的な信頼性に難がある社会構造においては、仮想化はかなり重要な技術。ハードウェアベンダーとOSソフトウェアが、密接な状態で動いていたから、供給者の責任分担が綺麗に切れないっていう問題がある。ハードの障害でOS入れ直しってどうよっていう。
2010-11-13 00:18:17デスクトップの仮想化技術としてがんばってた VMware があれば、ハードとOSの責任分界点を明確にして、まるでホストのような可用性をIAサーバーで確保するのに使えるんじゃね、ってのに誰しもが気づて、時代の変化は加速してくる。
2010-11-13 00:20:56ハードを仮想化してNICを共有するようになると、さらなる広帯域が必要になってきた。ショートパケットを右から左へ転送する単純な速度も欲しい。速度!速度!速度!
2010-11-13 00:23:33忘れちゃいけないのが、スケールアウトなコードって、自前で書くのが難しいって事実。スレッドセーフで高速なクラスの設計するなら、OSのスレッド管理にまで踏み込まないといけない。これが、各種のグリッド系ミドルでかなり簡単に書けるようになってきた。
2010-11-13 00:56:59仮想化により、ノード群を標準化したI/F上に束ねるって発想で、やっと安いイーサ-上に全てを集約するってことが現実味を帯びてきた。たとえば iSCSIやFCoEという発想で、でかいイーサの土管にすべてを載せる目処がついてきた。
2010-11-13 01:07:31それだけじゃなくて、プログラムの put/get の先のファイルデータが、ネットワーク越しのIAサーバが返してるって事が、普通になってきた。
2010-11-13 01:09:02まとまりがすごい悪いんだけど、そんなこんなで、これまで OS上で動いていたロジックのかたまりが、ネットワークでつながったハードウェアの上で動くって単位になってきた、ってのが、今の時点。これは、昔からいわれた、バスの先にリソースがある状態とほぼ同じ。
2010-11-13 01:11:09そんなハードウェアのクラウドを構成する部品が、すべて Intel の Xeon で動いてるんだ、という事実。これが、クラウド時代のシェアの取り方だという事。
2010-11-13 01:12:24