「百合男子」感想、百合姫2014年7月号を読んで、のつもりだったんだけど

うずしお @uzusio_n

「客観的な事実」と折り合いを付けることが出来ない事こそが問題だった筈だ。「客観的な事実」に沿って考えるなら・・・そもそも百合を尊いと思い愛すること自体が圧倒的なまでに主観に基づいている。なのに客観的事実を並べてハイ終わり、なんて、有り得ないだろう。

うずしお @uzusio_n

スポーツ漫画で「どっちが勝っても同じ。意味なんてない。人はいずれ死ぬし人類はいつか滅びる。ひとえに風の前の塵に同じ」で勝敗が描かれず最終回、ってするようなものだ。

うずしお @uzusio_n

そして肝心な「それでも、自分だけは自分を許すことが出来ない」という部分をどう描いたか？　全てが終わったあと、全くのギャグかのように3ページほど描かれて、直後には何も無かったかのように「俺はようやく歩みはじめたばかりだからな　この果てしなく遠い百合道を…」だ

うずしお @uzusio_n

（・・・あ、ごめん、今更だけど本題の要旨はさっきまでの話とそんなに関係無い）（もう五巻が発売しちゃうから滑り込みで書きたいこと全部書かなきゃいけないと思ったんだ）

うずしお @uzusio_n

今回の百合男子はまさに「俺TUEEEE」ならぬ「俺YOEEEE」作品だ。他のキャラの「素晴らしい考え」に説得されて「間違った考え」を正すためだけに存在する薄っぺらい主人公へと、花寺は成り果ててしまった。

うずしお @uzusio_n

それもこれも全て、倉田嘘が醜さに不寛容だったから・・・醜い花寺啓介は存在を許されなかったから・・・

うずしお @uzusio_n

花寺を去勢する代わりに、漫画としての面白さ、説得力、カタルシス、そういったものは放棄された。そんなんで良いのかよ。

うずしお @uzusio_n

いや、もちろん「百合男子」はこれで終わりじゃない。その筈だ。それは知ってる。でもどうするんだ？　今回「解決した」という事にしてしまった事は全て「もう解決した」という事で進める気か？

うずしお @uzusio_n

だからと言って「やっぱり本当は解決していない」という事にするとしても・・・僕には倉田が何をどうするつもりなのかさっぱり分からない。僕の頭じゃ夢オチくらいしか想像できない。

うずしお @uzusio_n

もしかしたら、どちらに進んだとしても、結局「道は無い」という結論にしか辿り着かないのだろうか。