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ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
マグロアンドドラゴン社は、やり過ぎた。厳しい建築物高度制限によって、等間隔で配置される五重塔よりも高い建物は通常その存在を許されない……それがガイオン・シティである。社はその禁を破り、高所から古都を睥睨するビルディングを建造した。それが闇のニンジャ組織の逆鱗に触れたのだ！
2014-06-19 22:39:43
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
ニンジャスレイヤーは惨殺されたザイバツ・ニンジャの死体から通信情報を入手。それは破滅的殲滅行為の兆候に他ならなかった！そしてその決行の地には、思いがけず一人のニンジャ！ナムサン！二重三重に張り巡らされたギャンビット！その全容を知る者は闇の中……！【ドゥームズデイ・ディヴァイス】！
2014-06-19 22:49:37
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
アラクサマ上空を、三機のVTOLが爆音を放ちながら横切った。そこから三人のニンジャが落ちてきた。 ニンジャスレイヤーは飛び去る機影に「罪罰」のエンブレムを視認していた。同様のエンブレムは、新手の彼ら三人の装束からも見て取ることができた。ザイバツ・シャドーギルドのニンジャである。
2014-06-19 22:54:12
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
頭目と思しき暗銀装束のニンジャが、まずアイサツした。「ドーモ。ダークニンジャ＝サン。そして」老いた目がニンジャスレイヤーを捉えた。「ニンジャスレイヤー＝サン。スローハンドです」名乗りを聴いた瞬間、ニンジャスレイヤーは己の鼓動が銅鑼めいて強く鳴らされたのを感じた。スローハンド。
2014-06-19 22:55:14
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
「ドーモ。ジャバウォックです」スローハンドの側近の一人が続けてアイサツした。竜めいた角をあしらったフルメンポは極めて戦闘的なシルエットである。「ドーモ。ブルーオーブです」もう一人が同様にアイサツした。不気味なマントと一体化した水色の装束を着た、大柄なニンジャである。
2014-06-19 22:55:58
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
「ドーモ、スローハンド＝サン」ダークニンジャがアイサツを返した。ニンジャスレイヤーは動きかけ、踏みとどまった。スローハンドはダークニンジャのワン・インチ距離にあった。一瞬の事である。ありえぬことだ。ニンジャスレイヤーは背中に刃を突き刺されたような驚愕を味わった。
2014-06-19 22:57:55
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
スローハンドはダークニンジャの肩に手を置き、嗄れ声で言った。「貴公は十分に戦った。もはやこの場は私に任せ、帰還して報告を」「「イヤーッ！」」その瞬間、ジャバウォックとブルーオーブは跳躍し、同時にニンジャスレイヤーへ襲いかかった。
2014-06-19 22:58:24
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
極限のイクサは終わらせてくれない！「ジャビー。どんどん責め立ててやれよ」そして同時刻！五重塔奴隷ハッカー施設付近では、ニンジャスレイヤーの協力者、私立探偵タカギ・ガンドーが、ザイバツ・シテンノの攻撃に耐えていた……！絶命まで1秒！【ミラー・イメージ・オブ・ディストラクション】！
2014-06-19 23:06:13
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
◇モーゼズ「やあ、日本のニンジャヘッズのみんな、モーゼズだよ。今回の最新刊のタイトルは、マグロ・アンド・ドラゴンだ！第２部『キョート殺伐都市』編も佳境に近づいている。一体何が起こるのか？ワクワクするね！」◇
2014-06-19 23:11:44
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
◇モーゼズ「今回のセットリストのテーマは、ニンジャによるニンジャのための物語だ。モータルではなく、ニンジャソウル憑依者の生き様にスポットライトが当たっていると言えるだろう。キョートが舞台ということもあり、ハイテク感やサイバーディストピア感の代わりに伝奇的アトモスフィアが増す！」◇
2014-06-19 23:14:39
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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◇モーゼズ「新規に書き下ろしたブラックウィッチの話もそうだ。フジオを主役にしたダークヒロイック短編を前々からやりたかった。懲罰騎士となった彼は、アンダーガイオンでニンジャ狩りを行い、彼らの血とソウルを妖刀に吸わせていた。だがその時代のエピソードが無い！読みたい！だから書いた！」◇
2014-06-19 23:18:14
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
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◇モ「またアンダーガイオン下層の情景も設定だけあって使われていない部分が多かったので、この際盛り込んだ。ネオサイタマとはまた違う、独特のディストピア感を感じ取ってほしい！そしてカラテ！カラテ！カラテの連続だ！この戦いで、ダークニンジャはコンスピーラィ〜以上の苦戦を強いられる！」◇
2014-06-19 23:21:42
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
◇モ「果たしてザイバツの３人は、恐るべき魔女を狩り殺せるのか！？それとも！？……この短編は、ニンジャスレイヤーの世界観に新たな切り口の視点をもたらすだろう。この短編を書き下ろせて、非常に満足しているよ！皆が知っているあのキャラも出てくる。読んでのお楽しみだ！じゃあね！チャオ！」◇
2014-06-19 23:24:53
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
「ドーモ。ジェノサイド……」ジェノサイドは己の名前を一瞬確かめ、続けた。「ジェノサイドです。なんでテメェがここにいる」「それはこちらの台詞ですねェ」長身痩躯の男、リー・アラキは斜めに顔にかかった前髪を払いのけ、眼鏡を光らせた。「いや違う！正確には、なんたる幸運！と言いたい！」
2014-06-19 23:34:41
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
キョート荒野に聳える古城あり！秘密の悪魔実験を行っていたとまことしやかに語られる禁断の地を訪れたゾンビーニンジャ、ジェノサイドは、産みの親である狂気の科学者、リー先生に捕縛されてしまう！ジェノサイドに降りかかる厄介事はしかし、それだけではなかったのだ……！
2014-06-19 23:38:58
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
「ここは俺たちグレート・キョート・デスデリバー団のテリトリーよ」ホッケーマスクは他の装甲バギーを示した。剣呑な男達が皆、銃をチョッパーバイクの男に向けた。「そのカンオケと持ち金全部。あとガソリンを半分置いてけ」「そうかァー」チョッパーバイクの男は言った。「俺はエルドリッチです」
2014-06-19 23:40:31
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
「名前なんて聞いてねェーんだよ！ホールドアップしろ！」ホッケーマスクが叫んだ。「三秒以内だ！その後撃つ。今から数えるぞ。三、」BANG！ホッケーマスク男の頭が噴き飛んだ。即死！噴水めいた鮮血！ 何が起きた？当然、エルドリッチと名乗ったこの異様な男がやったのだ。
2014-06-19 23:41:25
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
ジェノサイドを追う謎のゾンビーニンジャ「エルドリッチ」登場！追う！邪魔者を殺し、ストーナーロックを流し、ハッパを吸い、追う！「ジェーノサイィード！」ジェノサイドはどうする？崩れる肉と脳！記憶すら薄れゆく極限状態で、彼はこの恐るべき追跡者に対抗できるのか！【リターン・ザ・ギフト】！
2014-06-19 23:45:40
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
「ハァーッ！……ハァーッ！」泥水を跳ね散らかしての強行軍。異形ニンジャの一団は全方向を厳しく警戒しながら、なおかつ最大限に速度を維持、道なき斜面を下ってゆく。先頭の編笠の男が繰り返しマチェーテを打ち振り、剣呑なバイオ野ばらの茂みを切り開く。キョートの雨は冷たい。
2014-06-19 23:49:38
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
「大将！撒いたかよ！？」水銀色のニンジャが周囲を見回した。装束も、メンポも、その奥に見える顔も、すべて水銀色。雨粒を装束が受けるたび、表面に細かい波紋が浮かんでは消える。「あいつ無事かな」「死んだと思え。アテにはするな。不確定な希望をもとに行動した奴から死ぬ。それがナムだ」
2014-06-19 23:49:58
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
冷酷無慈悲なサヴァイヴァー・ドージョー狩り作戦！ヨロシサン製薬の最終兵器サブジュゲイターが、自由のバイオニンジャ達を包囲し、徹底的に追い詰める！ナムサン！しかもこの地は非常に危険だ。森そのものがニンジャなのだから……！
2014-06-19 23:51:58