戸谷洋志「3.11以降の世代間倫理を考える」

宗教学者 島薗進氏のツイートをまとめました。 SYNODOS掲載の、戸谷洋志氏の文章の紹介です。
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SYNODOS
2014.06.21 Sat
3.11以降の世代間倫理を考える――討議か、想像力か
戸谷洋志 / 倫理学
http://synodos.jp/society/8588

島薗進 @Shimazono

戸谷洋志「3.11以降の世代間倫理を考える」synodos.jp/society/8588「考えられる限りの最善の対処さえすれば原子力技術は適切に制御できる、という考え方は楽観的に過ぎるのである。むしろ、高度な科学技術は、たとえ私たちが最善の仕方で対処したとしても、依然として」

2014-06-21 08:34:39
島薗進 @Shimazono

戸谷洋志「3.11以降の世代間倫理を考える」synodos.jp/society/8588 「制御不能なものとして考えられなければならない。 戦後早くからそうした主張を訴えていたのがギュンター・アンダースである。」

2014-06-21 08:35:39
島薗進 @Shimazono

戸谷洋志「3.11以降の世代間倫理を考える」synodos.jp/society/8588 「アンダースは、人間が作りだすことができるものと、人間が想像できるものとの間には大きな落差があると指摘し、楽観的に安全を謳うことを厳しく批判した。」

2014-06-21 08:36:44
島薗進 @Shimazono

戸谷洋志「3.11以降の世代間倫理を考える」synodos.jp/society/8588 「こうした生産能力と想像力の落差は、個人の過失によるものではなく、現代の科学技術文明がもたらした必然的な帰結である。」

2014-06-21 08:38:15
島薗進 @Shimazono

戸谷洋志「3.11以降の世代間倫理を考える」synodos.jp/society/8588 「そうである以上、専門家が自らの持ち合わせている想像力を行使して、高度な科学技術の安全性を証明しようとしても、その当の想像力が制約されているために、証明された安全性は不完全なものに留まる。」

2014-06-21 08:38:37
島薗進 @Shimazono

戸谷洋志「3.11以降の世代間倫理を考える」synodos.jp/society/8588 「それが科学技術を制御することの原理的な困難さである。アンダースは、そうした専門的知識に頼るのではなく、むしろ制約されている「道徳的な想像力」を拡大する努力こそが必要であると主張する。」

2014-06-21 08:39:11