@ChiKomiya ふぅん、お前さんそっちでなんかした方が儲かりそうだね…いやなに、冗談よ。#空想の街 #オトトイ食堂 #籠屋 しかしこれ手作り?しっかりした作りだこと、笊があったらいいのに…お宿、決まってるの?今日の売上がないならツケとくよ?
2014-07-05 00:51:26@asimox330 「おれはこうやってのんびり棒手振りしてるのがお似合いだよう」籠屋は頭を掻く。 #空想の街 #オトトイ食堂 #籠屋 おれのかみさんがこさえたのさ、とはにかんで、まあ明日稼ぐつもりだし、とお代を渡す。「じゃあね、粋な姐さん。何なら笊、かみさんに頼んでみるよ」
2014-07-05 00:59:47@ChiKomiya はいはい毎度あり!籠でもさっき言ってた「夢を逃がさない」って使い方、いいやね。ほら「客を集める熊手」みたいにさ。 #空想の街 #オトトイ食堂 #籠屋 こんなにいいの作れる嫁さんがいるんじゃ、棒振りもやめられないね。遅くまでお疲れ様、今日はゆっくりお休みな!
2014-07-05 01:06:33「はーっ!まったく以て幸せ幸せ!」腹をさすりながら籠屋は歩く。今日はあの少年が勤めているという宿に泊まろう。そうして明日もゆるりと商売をしよう。天秤棒の先の小さな鳥籠に目を落として籠屋はへらっと笑った。応えるように鈴がちりんと音を立てた。 #空想の街 #籠屋
2014-07-05 01:10:11【覚書/一日目】
とりあえず鳥屋と籠屋は時計塔へと歩いていきます。今回絡みは籠屋がメインになるかと思うのですが、お会いしたい人がたくさん… #空想覚書 #鳥に纏わる掌編
2014-07-04 13:14:41籠屋は投宿まで時計台広場にいます。鳥籠モチーフのアクセサリーを和装のお供にどうぞ。場所・時間気にせずご用命の際は申しつけ下さいませ。 #空想覚書
2014-07-04 17:40:04【二日目】
おはようございます。よく晴れた朝です。中央区の花壇のサルビアが満開になりました。このお天気は銀氷のときをのぞき1日続きそうです。本日は氷涼祭、夕方より時計塔広場に出店が並びます。会いたい人に会えますように。それでは、いってらっしゃい。(情報窓口:佐々木類) #空想の街
2014-07-05 08:30:39籠屋の朝。再び悟くんと出会う。
アナウンスを聞いて籠屋はがばりと飛び起きた。「あっちゃー、寝すぎた!」仕方ない、今日は起こしてくれるかみさんがいないんだもの……ぶつぶつ言いながら身支度を整え、あ、そうだったと風船を膨らます。風船、ね。何だか子どもに戻ったようでわくわくする。 #空想の街 #籠屋
2014-07-05 12:14:16ひょこりと部屋から顔を出して宿の廊下を見渡して。「昨日の少年、また会えたらいいんだけどなぁ」おっと、ともかく出かけなければ。籠屋はことこと音を立てながら孔雀荘の廊下を歩きだす。 #空想の街 #孔雀荘へようこそ #籠屋
2014-07-05 12:22:09「ごちそうさまっ」厨房を飛び出して、さあ昼休憩だ。って、あれ?見覚えのある人影を見つけて、悟は思わず声を上げた。「昨日のお兄さん?うちに泊まってたの?」 #空想の街 #孔雀荘へようこそ #籠屋 @ChiKomiya
2014-07-05 12:27:52@ueto_rika 「坊っちゃん!昨日の坊っちゃんじゃないか!」お兄さんだなんてまたそんなえへへとにやけながら、籠屋は少年に目を向ける。「ゆうべは本当に助かったよー。そら、お前さんの勤め先がここだって聞いてねえ。こりゃ何かのご縁だと」 #空想の街 #孔雀荘へようこそ #籠屋
2014-07-05 12:34:29「そうなんだ!」情けは人のためならず!と唱えて悟はししし、と笑った。「うち、いい宿でしょう!」と、そこで言葉使いを思い出して。「楽しんで…いただけたら、さいわいです!」 #空想の街 #孔雀荘へようこそ #籠屋 @ChiKomiya
2014-07-05 12:39:20@ueto_rika 「そら、ご縁ついでに」籠屋は前籠から何かをつまみ上げて少年の手に落とす。金属細工の、飾り紐のついた小さな鳥籠。「何ですか?」「根付だよ、根付」ほら、お腰につけてお仲間に自慢しとくんな、と籠屋は笑った。それじゃ。 #空想の街 #孔雀荘へようこそ #籠屋
2014-07-05 12:48:19「すごい!」精巧な鳥籠に、悟は興奮して声をあげた。「ありがとう!大事にするね!」いそいそと甚平の紐に結わえ付ける。「えへへ。お仕事頑張ってくださいね」籠屋を見上げて、悟はひらひらと手を振った。 @ChiKomiya #空想の街 #孔雀荘へようこそ #籠屋
2014-07-05 12:52:15鳥屋の朝。
ちどりとめじろはルグッグ養蜂組合( #ルグッグ蜜蜂の巣箱 )へ蜂蜜を買いに。
遠い放送の声に鳥屋はゆっくりと目を覚ます。ん、と背伸びをして、はたと気づけば二人の子どもがいない。――まあ、いいか。窓を開けると新鮮な空気。眼下の路を歩く風船を持つ人、持たない人。既に死者と生者が入り混じりはじめているのだろう。 #空想の街 #鳥に纏わる掌編
2014-07-05 13:10:40蓮根橋の袂から少し飛んで、ケパノア地区まで。「おにいさん、いるかな?」「な?」浴衣に風船姿のちどりとめじろはとん、と養蜂場の前に降り立つ。花の蜜も大好きだけれど、舌に馴染むのはここの蜂蜜だ。「こんにちはー」 #空想の街 #ルグッグ蜜蜂の巣箱 #鳥に纏わる掌編 @waikeita
2014-07-05 13:20:35