鳥に纏わる掌編~空想の街にて/氷涼祭2014

#空想の街 企画「氷涼祭」における #鳥に纏わる掌編 および #籠屋 周辺のまとめ。 何かありましたらお気軽にどうぞ。
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七歩 @naholograph

鳥籠とかもう大好き設定なので籠屋さんの依頼はむしろ俺得だった。 #空想覚書

2014-07-06 21:06:57
chi-suke @ChiKomiya

うさ耳姉妹にイケメンイケメンと連発されて籠屋が初日に行き倒れたことを忘れそうです。ただの風采の上がらないおじさんなんですけどね(笑) #空想覚書

2014-07-06 21:11:58
chi-suke @ChiKomiya

ラストシーン用に書いていた鳥屋と籠屋の会話が丸々没になりました…後日こっそりまとめに入れておきます。 #空想覚書

2014-07-06 22:55:31
chi-suke @ChiKomiya

とりあえずの一区切りとあいなりました!みなさんありがとうございましたー #空想覚書

2014-07-06 23:31:50

【後書き】

空想の街公式アカウント @humptyhumtpy

本編以外のツイートには #空想の街後書き タグを推奨しています。後書き・裏設定・参加した感想や読んでみての感想などを呟いてみませんか?投稿いただいたものは、後日「空想の街後書き」として別個に纏める予定です。 #空想の街

2014-07-07 00:20:00
chi-suke @ChiKomiya

プロット重視の作品と、コラボ用の作品とを分けてみよう、ということで今回は鳥屋と籠屋という二人を軸に話を展開させてみました。プロットを組んで作った鳥屋の話が暗めだったので、籠屋という狂言回しの存在で良いバランスが取れたかなと思います。 #空想の街後書き

2014-07-07 20:04:19
chi-suke @ChiKomiya

籠屋のキャラがここまでコラボで輝くとは思っていなかったんですが、皆さんから愛してもらえたようで大変光栄です。コラボして下さった方々、本当にありがとうございました。(空想の街おじさん連合結成の野望、未だ潰えてはおりません……!) #空想の街後書き

2014-07-07 20:05:04
chi-suke @ChiKomiya

いつも通りのおまけ+お蔵入りした会話を追加したまとめはこちらになります→togetter.com/li/689050 コラボして下さった方々、読んでくださった皆さん、そして運営様、本当にお疲れさまでした。楽しい三日間をありがとうございました! #空想の街後書き

2014-07-07 20:09:19

(あったかもしれない二人の会話/涙雨の中、樹の下で)

chi-suke @ChiKomiya

「そういや死者が帰ってくるって話だったけど、俺なーんにも怖い目にあってないや」沈黙にいたたまれなくなった籠屋が口を開く。――なら一つ、怖い話をしてやろう。鳥屋の顔に意地の悪い笑みが浮かんだ。あそこの子どもな、あの大きい方、あれ、お前の子だぞ。 #鳥に纏わる掌編

2014-07-07 19:57:22
chi-suke @ChiKomiya

絶句。一瞬で様々なものが頭を駆け巡った結果、やっと口をついて出たのは「――はい?」の一言だけだった。鳥屋はふふんと鼻で笑う。いつだったか、お前が持って駆けこんできた卵の雛だ。俺たちじゃ育てらんねぇってめそめそしてたのはどこのどいつだっけ。 #鳥に纏わる掌編

2014-07-07 19:57:56
chi-suke @ChiKomiya

言葉もなく籠屋はその少年を――鳥屋がちどりと呼んでいた少年の方を見る。「……言われてみれば、かみさんに、似てるかも」お前に似てどうする、と言う鳥屋の声が笑い含みだ。そんなことを言われても、どうすればいいのか。 #鳥に纏わる掌編

2014-07-07 19:59:34
chi-suke @ChiKomiya

思えば、鳥屋はこうやって自分たちのお仲間を助けて回っているのだ。おれたちと、おれたちの相手との間に生まれた雛は、普通の鳥達と同じように生きて、死ぬ。おれたちはその何倍も生きなければならないのに――だから、卵の間にその雛は鳥屋に渡される。その苦しみを思い知る前に。 #鳥に纏わる掌編

2014-07-07 20:00:35
chi-suke @ChiKomiya

鳥屋はその雛が幸せな一生を送れるように、可愛がってくれる人を探して回るらしい。原則的に親の元に雛の行き先が知らされることはない。なのに。「何ていうか、その、」言葉を探す籠屋を、感動のご対面でもしてみるか、と鳥屋が遮る。 #鳥に纏わる掌編

2014-07-07 20:01:41
chi-suke @ChiKomiya

見れば雨の中からちどりとめじろが手を振っていた。鳥屋が片手を上げてそれに応える。「……いや、いいよ。ありがとう」雛が巣立ったら干渉しない、それが鳥だろう。「もし俺がおっ死んだときは、あの子が呼んでくれるかな」冗談めかして言ったらバカかと返された。 #鳥に纏わる掌編

2014-07-07 20:02:19

あんまり設定をもりすぎるのもどうかな、と思って、本編の中では書かなかった部分です。
鳥屋、籠屋が人間ではないのはみなさん解ってらっしゃるかなとは思うのですが、うまく説明しきれそうになかったので。

軽くご説明をいたしますと、

・鳥屋、籠屋、貸本屋たちは皆、人ではない美しい女性の姿をした何か(鳥)を伴侶とすることで、人間ではなくなってしまった存在。
・彼らの子ども(雛)がちどりやめじろのような「鳥」。
・鳥屋は彼らが雛の死で悲しまないように、卵のうちに雛を預かって、可愛がってくれそうな相手へと仲介している。

という感じです。(実はめじろは貸本屋夫妻の雛という設定も…)

この設定に則って書いた作品に、

「鳥に纏わる掌編」http://togetter.com/li/295183
「烏に纏わる掌編」http://togetter.com/li/675313

のシリーズがあるのでよろしかったら…(後者には鳥屋と籠屋が一瞬出ています)

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