<a class="info_title emj" href="https://togetter.com/li/689753" title="空想の街 雑貨屋">空想の街 雑貨屋

「お花は何でもよろしいですか？」お客様にたずねていたなら五月蝿いのが帰ってきた。「ひまわり？」「朝顔？」「「それとも全部？？」」うさ耳姉妹だ。@saiki_verse_s #空想の街 #雑貨屋 #仕立屋　

2014-07-04 22:34:52

うさ耳がゆらゆら揺れている。それに目を奪われた。｢可愛い！なんて可愛いんだ！｣不躾だと知りながら二人を交互に見やる。あ、忘れていた。｢花はお任せします｣きっとその方が良い。 @naholograph #空想の街 #雑貨屋 #仕立屋

2014-07-04 23:06:54

「わかりま……」したと続ける前にうさ耳姉妹がお客様をジロジロと眺める。「こ、これは」「花が似合いそうな」「つまり」「可愛い？？」「「ヒソヒソライバルヒソヒソ」」失礼なうさ耳姉妹は放おっておこう。注文を受けお客様を見送る。@saiki_verse_s #空想の街 #雑貨屋 #仕立屋

2014-07-04 23:10:48

#仕立屋さんに新しい浴衣をお願いした。仕立て上がった浴衣は私の店に届けてくれるという。出来上がりを楽しみに自分の店へ帰ることにした。足取りは、軽い。 @naholograph #空想の街 #雑貨屋

2014-07-04 23:25:37

店に帰って、いただいた飴のうさぎを飾る。いつも自分の座っている椅子の横。１羽ではどこか寂しそうに見えたので、以前作ったフェルトのうさぎを隣に。これで２羽。きっと寂しくないだろう。 #空想の街 #雑貨屋

2014-07-05 00:03:39

そうそう、風船。シンプルなそれに雲でできたリボンをかける。この雲のリボンは売り切れることも多い人気の品だ。これなら風船の邪魔をしない。一緒にふわふわ浮いて風船を彩る。ここに明日、 #飴売さんに飾りを付けてもらうのだ。絶対に可愛い。 #空想の街 #雑貨屋

2014-07-05 01:01:34

夏の花。可愛い花。それってやっぱり向日葵のような気がする。向日葵ならばいいものがある。私は土から作られた布地を取り出した。土から作られているというのに花が映えるように白。至れり尽くせりの布地だ。これに少し仕掛けを作ってそれから、「ね、お願い」 #空想の街 #雑貨屋　 #仕立屋

2014-07-05 01:18:54

ドールハウスから取り出した農夫たちを並べる。彼らは上手に種をまく。ほどなくして向日葵が育つ。この向日葵は太陽ではない。幸せの方向を向いて咲く。帯には深い深いグリーンを合わせた。向日葵たちが森の奥だと勘違いして健やかに咲けるように。よし、できあがり。#空想の街 #雑貨屋　 #仕立屋

2014-07-05 01:28:28

@saiki_verse_s 「「お届けに参りました！」」#空想の街 #雑貨屋　 #仕立屋

2014-07-05 01:30:46

可愛いウサ耳姉妹が店の前。噂通り仕事が早い。浴衣を受け取るとどうしよう。想像以上に可愛い。「夏の花、向日葵！」ほうと溜め息を吐いてうっとり。素敵な氷涼祭になりそうだ。 @naholograph #空想の街 #雑貨屋 #仕立屋

2014-07-05 01:40:46

空腹で目が覚める。まだ眠いが、心地好いコーヒーの香りがして一気に覚醒した。そうだった、今日は氷涼祭。久しぶり？会いたかった？いやここは。「おかえり」 #空想の街 #雑貨屋

2014-07-05 08:31:03

少し焦げたトーストに、スクランブルエッグ、グリーンサラダ。それと淹れたてのコーヒー。私一人になってからはしっかり摂ることもなかった朝食。手際の良さは相変わらずで安心する。こうしていると数年前に戻ったようだ。なんて幸せな。 #空想の街 #雑貨屋

2014-07-05 09:10:23

向日葵の浴衣。昨日 #仕立屋さんに仕立ててもらったばかりのそれに袖を通す。揃いの帯を締め、太陽の光を集めて作ったブローチをつけてみた。向日葵には太陽がよく似合う。今日は氷涼祭。お店に｢休憩中｣の札をかけて街へ繰り出した。 #空想の街 #雑貨屋

2014-07-05 21:08:34

飴売りはふと昨日のお客らしい人を見つけた。しかし昨日とは全く服装が違う。鮮やかな夏の花を身につけている。人違い…？飴売りは不安になった。正直昨日は暗い時間だったからよく顔を覚えていないのだ。 #空想の街 #飴売 #雑貨屋 @saiki_verse_s

2014-07-05 20:34:06

「ああ、ここにいらしたんですね！」昨日の #飴売さんだ。楽しみにしていたのだ。今日、私の風船を飾っていただけることを。｢これが私の風船なんです。お願いできますか？｣雲のリボンのついた風船をそっと差し出す。@Re_TnoiSa #空想の街 #雑貨屋

2014-07-05 21:03:52

「あぁ、やっぱり」飴売りは安心して屋台から十分固まった飴細工を取り出した。「これがご注文の品です。薄いですが、特殊な加工をしているのでそう簡単には割れません。」そう言って銀氷をイメージしたそれをそっと風船に乗せた。 #空想の街 #雑貨屋 #飴売 @saiki_verse_s

2014-07-05 21:12:38

繊細な細工。到底飴でできたとは思えぬキラキラ輝くそれは。｢銀氷……？｣その美しさに風船をただただ見つめる。 @Re_TnoiSa #空想の街 #雑貨屋 #飴売

2014-07-05 21:25:07

「そうです。昨日孔雀荘の方に聞いたんです。綺麗ですよね。」夕方見た銀氷は本当に現実と思えないほど美しかった。「ご満足いただけましたでしょうか…?」飴売りは不安になって尋ねた。 #空想の街 #雑貨屋 #飴売 @saiki_verse_s

2014-07-05 21:36:37

雲のリボンに銀氷の雨細工。さながら今日の一場面を切り取ったようだった。｢これで満足じゃない筈がない！本当に、本当にありがとうございます！｣風船は満足気にふわふわ浮いている。 @Re_TnoiSa #空想の街 #雑貨屋 #飴売

2014-07-06 00:06:05