子日botまとめ「ミッドウェー海戦」
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それじゃ続き! ミッドウェー海戦の第三幕だよ。 日本時間の1942年6月5日午前7時半。 米軍の乾坤一擲の急降下爆撃によって赤城さん、加賀さん、蒼龍さんが大破した日本機動艦隊だけど、このとき、少し離れたところにいた飛龍さんだけは辛うじて無事だったんだよ。
2014-06-05 12:00:16弾薬庫や格納庫の航空機への引火で、他の三人が炎上する中… 山口提督は、飛龍さんの航空機隊に米艦隊への反撃を指示。 午前8時、第一陣が、利根さんの偵察機が知らせてきた米艦隊を目指して飛び立つんだよ。
2014-06-05 12:05:05このとき出撃したのは爆撃機18機と、零戦6機。護衛の数は明らかに不足していたんだけど… それでもなんとか迎撃をかいくぐって米空母ヨークタウンを射程に収めた攻撃隊は、部隊の過半数を失いながらもヨークタウンを炎上、一時航行不能に追い込むんだよ。
2014-06-05 12:10:08そしてこの間、飛龍さんのところには、辛うじて難を逃れた他の三空母の戦闘機の生き残りが着艦。 ミッドウェー攻撃を担当した友永隊も補給を終えて… 午前10時、艦攻10機、零戦6機からなる第二陣の攻撃隊が発艦するんだよ。
2014-06-05 12:15:01ちなみにこの時、日本側ではヨークタウンは大破炎上に追い込んでる、って認識があって、だから第二陣の攻撃目標は「それ以外の空母」だったんだけど。 索敵が一時途切れたりしたせいで、新たに発見した「無傷の米空母」は、実は鎮火に成功して修理作業中のヨークタウンだったんだよ。
2014-06-05 12:20:05そんなわけで、足がなかば止まっていたヨークタウンに第二陣、友永隊が殺到。 やっぱり米側の迎撃をうけて、友永隊長を含め半数が撃墜されてしまうんだけど… その代わりにヨークタウンは今度こそ大破、完全な戦闘不能となるんだよ。
2014-06-05 12:25:05ただ…ほぼ、これと同時刻。 ヨークタウンが攻撃を受ける前に飛ばしていた偵察機が、飛龍さんを発見していたんだよ。 最後の日本空母の位置を把握した米艦隊は、とどめをさすべく爆撃機隊を発艦…
2014-06-05 12:30:06一方、飛龍さんと山口提督は、生き残りをかき集めて三度目の攻撃準備に入っていたんだよ。 これは、さっき言った通り「米空母を二隻攻撃して大破させた」と思ってたから「残りは一隻」っていう判断で。 だから「刺し違えてでもあと一隻沈める」ということだったんだけど…
2014-06-05 12:35:06結局、この準備はまにあうことはなくて。 第二陣の生き残りを収容していた6月5日の14時、ついに飛龍さんは米爆撃機隊に捕捉されてしまったんだよ。 少なくなった護衛機や、飛龍さん自身も頑張ったけど多勢に無勢。ついに大破して炎上…
2014-06-05 12:40:06そして飛龍さんが行動不能になったことで、日本側の機動艦隊は名実ともに完全に戦力を喪失。 日本時間の6月5日、21時。 大和さんに乗っていた山本長官が機動部隊の生き残りに撤退の判断を下して、ミッドウェー攻略作戦は打ち切りとなるんだよ。
2014-06-05 12:45:07以上、ミッドウェー海戦の主要部分の大まかな流れでした!だよ。 ほんとは機動部隊以外の日本艦隊の動きとかもいろいろあるけど、そこはばっさりカットしたから興味のある人は自分で調べてほしいんだよ。 またひと休みして次はヒトゴーマルマル、15時から「飛龍さんの大破後」の話だよ。
2014-06-05 12:50:03再開するよ。ミッドウェー海戦の第四幕…「4空母のその後」をちょっとだけお話するんだよ。 日本時間、6月5日の7時に赤城さん、加賀さん、蒼龍さん。そして14時に飛龍さん。 日本の4空母は、この時点ですべて全て大破炎上に追い込まれてしまったんだよ。
2014-06-05 15:00:05爆撃による炎上だから船体そのものは無事で、浮いてはいたんだけど… 広がる火災はもう、手の施しようがなくて。 日本時間の6月5日16時、加賀さんと蒼龍さんがついに沈没…。
2014-06-05 15:05:03残る赤城さんと飛龍さんも、結局は復旧も曳航も不可能と判断されて… 明けて日本時間の6月6日未明、相次いで雷撃処分の決定が下るんだよ。 赤城さんはすぐに沈没。飛龍さんはすぐには沈まなかったけど、艦隊はそれを見届けずに撤退…
2014-06-05 15:10:04そしてこの時、多聞丸こと山口多聞提督は退艦せず、飛龍さんに残って運命を共にしたんだよ。 後に逃げ遅れて米軍に救助された生存者によると、雷撃処分から数時間後、日本時間の6月6日午前6時くらいが飛龍さんが本当に沈んだ時間なんだって。
2014-06-05 15:15:06で、ミッドウェーの「その後」の話は、4空母が沈んだその後も、まだ6月7日までちょっと続くんだけど… たくさん喋ったし、その辺の話はまた、それぞれの日にするんだよ。 長かったけど、聞いてくれてありがとー! それじゃ、また明日ね~!
2014-06-05 15:20:04@nenohi_bot 言うなれば米軍版「東郷ターン」的な大博打(?)でしょうか… 情報収集や索敵、目的意識等々、攻守入れ替わった 「日本海海戦」に見えてなりません。
2014-06-05 08:29:53@nyaincecat @youbu 米軍は劣勢を自覚してたから、なりふり構う余裕はなかったんだよ。 そして、実は日本の戦史上、これに良く似た構図が勝敗を分けた有名な戦い(ただし陸戦)があるんだけど… その辺は夜に小ネタとして触れるかもだよ。
2014-06-05 09:20:44うぐぐ…子日botさんの言う「ミッドウェイと似た構図の陸戦」が思いつかん。 そもそも帝国陸軍の戦い自体、さっぱり知らないんですよ、困った事に… 「日本の戦史」ってのが「国内戦(戦国時代とか)」だったら、 桶狭間か鵯越か、なんとなく想像できるんですがね。∩(゚∀。)∩ むがー
2014-06-05 21:31:09@nyaincecat 正解!桶狭間だよ。 今川方を日本、織田方を米軍、と考えると、勝敗を分けた要素がミッドウェーとよく似ているんだよ。優勢だから慢心して多くのミスを犯した今川方と、劣勢だから必死の努力でそれを逃さなかった織田方。その結果が、桶狭間での逆転勝利なんだよ。
2014-06-05 21:36:11@nenohi_bot ヨークタウンは3日でしたっけ。普通なら「そんなに早く修復できる船なんて在るわけないじゃないか~っw」という所を見事に実例で示すアメリカのダメコンは凄いですよね…。日本も翔瑞鶴の直衛機がいれば魔の五分はもしかしたら…歴史にifは禁句ですね。
2014-06-10 21:12:56@SHIROTATSU3231 そだね。特にミッドウェーは、提督がいってたけど「うさぎとかめ」だって。 昼寝をして負けたウサギが、後からいくら「寝てなければ勝ってた」と言っても虚しい、って言ってたよ。
2014-06-10 21:21:57