右代宮邸連続殺人事件

リカ=アナグラム @rika_anagram

ラムダに一言断りを入れる。

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「簡単な自己紹介しとかねぇか、俺らはともかくこの人はこんな場所ややつらのことを知らねぇだろうし。」

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その言葉に男性も

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「確かにその通りだ。流石に皆さんの名前も知らねぇんじゃ呼ぶ時に困る。」 と同意する。

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「仕方ないわね。私はラムダデルタ、絶対の魔女よ。ジャンケンで言えばチョキも倒す超パーな魔女なんだからね。会えたことを光栄に思いなさい。」

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とラムダは言うだけ言ってヱリカに次を促す。

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その際に自身のサイドボードと、お菓子…何かの形をした一口チョコレートらしきものを魔法で取り出す。

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「次は私ですね。」

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促されたヱリカは一度席を立ち優雅に一礼。

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「始めまして、私は古戸ヱリカ、名探偵です。浮気に身辺調査、孤島の殺人事件などなんでも解決致しますので、お困りの際は是非。」

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言いたいだけ言い切ると着席し、俺に視線を向ける。

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「俺は右代宮戦人だ。」

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名乗った直後に男性が口笛をヒュ?っと吹き、小声で何かを呟く。 (「へぇあんたが戦人さんか。」)

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隣ではヱリカが「我が主型のチョコは見過ごせません、私にも分けてください」と喚いているが無視だ。

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「里帰りした時から、こいつらみたいな魔女に巻き込まれて日々厄介ごとに絡まれてる悲しい学生さ。」

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最後に男性を促す。

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「俺がトリですね。俺は天草十三、今は…ボディーガードやってます。」

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これでやっと名前が呼べるな。

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タイミングを待っていたラムダが、ベルンチョコを一つ、パクッと食べて

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「それじゃあ本題に入るわよ。」

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と再度話を始める。

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「それよりも主のチョコをわけt」

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「今回はこのカードゲームよ。」

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ヱリカの言葉を遮り、テーブルに先程のカードを広げる。

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「他のカードは都度説明してあげるわ。まずはこの"生存者"と"犯人"の役割カードね。一人一枚引いてそれで役割が決まるわ。ゲームの根幹に関わる事だから他の人にバレないようにしてね。」 pic.twitter.com/6EoQHOHqTS

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