雲龍型実装発表からの山時雨まとめ（R-18）

ちくわ @jijinishiki

@10nonkmd 指に絡みつくものを塗りつけ滑らせる。何度も、何度も。山城から切なく吐き出される息と声、それらがとっくに焼き切れた時雨の脳を追い立て、指の動きを速めていく。山城の腰がゆるく動き始めた。時雨の動きに合わせ、より快感が高まるように押し付けられる。

遠野 @10nonkmd

@naka24ki 切なそうな声と表情。でも。――山城。名前を呼ぶと、蕩けるように表情が緩んだ。荒い息の中で時雨の名前を呼ぶ。その優しい声に背を押されたみたいに、少し強くそこに触れ、指を動かす。山城の声がさらに高く、高くなって。上り詰める最後の時まで、山城は時雨の名前を呼び続けた

ちくわ @jijinishiki

@10nonkmd くたりと脱力した四肢。呼吸と共に大きく上下する胸。無理、させちゃったかな。尋ねると、山城はゆっくりと腕を持ち上げ時雨の顔に手を添えた。大丈夫、そう言って頬から頤に指を滑らせる。くすぐったさに首を竦めると、山城がくすりと微笑んだ。ねえ、キスして。甘えたように言う

遠野 @10nonkmd

@naka24ki 軽く唇を触れさせると、山城はまだ力の入らない腕で、それでもしっかりと時雨を抱き締めくすくすと笑い出した。「どうしたの、山城」尋ねる時雨に「何でもないわ」ゆるゆる首を振る。そうして、ただ、幸せだなあ、って思って。息だけで呟かれたのは、本当に心の底からの言葉のよう

ちくわ @jijinishiki

@10nonkmd 僕も幸せだよ、君がいてくれるから。そう伝えたいのに突き上げるような愛おしさに胸が塞がれて声が出なかった。代わりに山城を抱きしめ返す。愛おしい、こんなに幸せで愛おしいのに、どうして涙が出そうになるんだろう。頭を山城の胸に押し付けると、にじんだ涙が一粒落ちていった

遠野 @10nonkmd

@naka24ki 「時雨、泣いてるの？」「うん、ごめん、ごめんね」「…悲しいの？」「ううん、そんなことは、ないんだ。すごく、幸せな、はずなのに。なんでだろう」「…姉様に聞いたのだけれど、嬉しいから、幸せだから、零れてしまう涙も、あるんだって。ねえ、時雨、」幸せな涙を、ありがとう