「 #口ずさむ一節 」の巻

つい口が動いてしまうこともあるだろう
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MINORI @minorys_

とめどなくまるいテーブルしあわせにならない で済むならば としても 佐藤弓生 "モーヴ色のあめふる" #口ずさむ一節

2017-10-26 23:49:19
鏡野みづは 無憂匣 @Kyono_miduha

#口ずさむ一節 花に酔い花に狂はば水髪のなびくしぐれの夢の薄紅

2017-10-26 22:59:34
いない @inai_mirudake

寂しくて切ない一人の夜には 消えたい言葉を捜して 秘密のドアを抜けてきて (shake it !/emon) #口ずさむ一節

2017-10-27 02:42:38
黒猫おはな @kurocalicoohana

雪の日の朝はなにも聞こえない だのに外は雪だとわかる #口ずさむ一節 野田秀樹『贋作・罪と罰』より

2017-10-27 08:50:45
syouko @Lacus_Temporis

もう一秒。一秒だけ。この空虚を吸いこむ間だけ。幸福を知る。 ベケット『見ちがい言いちがい』 #口ずさむ一節

2017-10-28 22:19:31
*** @noir_042

序唱 神の焔の苛烈を知れ 苦悩たかきが故に尊からず。 太宰治『二十世紀旗手』 #口ずさむ一節

2017-10-28 21:52:50
いやしの本棚@文フリ京都1/14 @ayagonmail

日の門から風が吹く さびしい心の人に風が吹く さびしい心の人が枯れる そのときどこかでフェヤリイが踊る しろい足を輪に踏み しろい手を空に振って  ―イエーツ 松村みね子訳「心のゆくところ」 #口ずさむ一節 pic.twitter.com/NvfbvNzQ9s

2017-10-29 11:31:33
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ゆり葉 @yuriha7

風が立ち、浪が騒ぎ、無限の前に腕を振る。 「盲目の秋」中原中也 #口ずさむ一節

2017-10-30 19:14:47
ゆり葉 @yuriha7

ながれるものはさり、ひびくものはうつり、ささやきとねむりとの大きな花束のほとりに、しろ毛のうさぎのやうにおどおどとうづくまり、宝石のやうにきらめく眼をみはつて わたしはかぎりなく大空のとびらをたたく。 『母韻の秋』大手拓次 #口ずさむ一節

2017-10-30 19:25:07
ゆり葉 @yuriha7

死ぬことを持薬をのむがごとくにも我はおもへり心いためば 『一握の砂』石川啄木 #口ずさむ一節

2017-10-30 19:50:22
39(しろくま) @39_shirokuma

#口ずさむ一節 私の耳は貝のから 海の響をなつかしむ ジャン・コクトー 堀口大學訳

2017-11-02 20:12:43
39(しろくま) @39_shirokuma

#口ずさむ一節 「今日死んでしまった太陽は、もう明日には昇りません。」 福永武彦『風土』

2017-11-03 15:41:24
syouko @Lacus_Temporis

月はなく、星で穴のあいた空が、剥き出しの窪みの底の、薄い氷の膜に映る。沈黙ははるか彼方の、沈黙に似てたえまない音楽にかわる。とだえることなく、一斉に吹く天上の風。 ベケット『見ちがい言いちがい』 #口ずさむ一節

2017-10-28 21:41:27
syouko @Lacus_Temporis

もしすべてが影でしかないとすれば。存在することも、存在したことも、存在しうることもないとすれば。静寂。まだ続く。 ベケット『見ちがい言いちがい』 #口ずさむ一節

2017-10-28 20:35:37
syouko @Lacus_Temporis

眼は荒地の細部をじっとみつめ、涙にくれる。想像は、思う存分哀しみにくれる。夜がきて、消えた女は海鳴を聞く。 ベケット『見ちがい言いちがい』 #口ずさむ一節

2017-10-28 21:39:29
syouko @Lacus_Temporis

いくつもの奇跡的な出会いが地の底の水脈でつながり、言葉と言葉を、人と人を艶やかな表面で結びつけ、誰も見たことのない深さに変貌させていくような瞬間に遭遇したとしたら、感謝をこめて、私はそれを「文学」と呼んでおきたい。 堀江敏幸『書かれる手』 #口ずさむ一節

2017-11-01 23:55:43
syouko @Lacus_Temporis

それがどんなに遠くからであっても、どんな旋律であったとしても、自分の耳にとどく音楽に合わせて歩くのだ。 ヘンリー・ソロー『歩く』 #口ずさむ一節

2017-12-17 00:57:40
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