【吸求愛】

吸血鬼お隆×女学生 そいつはいきなりやってきた。 『おせわになりますぅー』
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ももちゅん @kj8mousooo

1【吸求愛】 ーーーピーンポーン そいつはいきなりやってきた。 『お世話になりますぅー』 pic.twitter.com/i4DkLxVMuH

2014-07-04 12:29:55
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ももちゅん @kj8mousooo

2 だ…、誰? 「きっと人違いですー。」 一回開けてしまった扉を 閉めようとすると、 『おっとっと…、人違いちゃうよ』 「何なんですかぁ…?」 睨むと、ちょっと焦りながら 『ほら…、昨日拾ったやろ? 俺の鍵!』 「鍵?…あ!!ーーーーー

2014-07-04 12:30:02
ももちゅん @kj8mousooo

3 ーーー2時間前 学校も終わり、バイト先のレストランの裏口前で、何やら道端で可愛い鍵を見つけた。 「何これ可愛い〜!誰のだろう…」 とりあえずポッケに入れて、後で皆さんに聞こうとおもったのに、 そのまま持って帰ってきちゃった…?

2014-07-04 12:30:08
ももちゅん @kj8mousooo

4 このひとのだったんだ… 「あ、これですか?」 ポッケから出して見せると 『そう!それ!』 目を煌めかせた彼に即それを渡す。 「返します!どうぞ!じゃ!」 『待ってって!!』 またドアを抑えるどころか、 次は中に入ってくる。 「何ですか?!」 半ギレで言うと、

2014-07-04 12:30:18
ももちゅん @kj8mousooo

5 『お邪魔しまーす』 全シカトされて、勝手に部屋の中に入ってきた。 しかも靴はいたまんま。 「ちょっと、靴!!てか入らないでよ!」 慌てて腕を掴む。 『ん?あ!脱がなあかんの?』 「あたりまえでしょ!!」 そんなん知らんもーん って言いながら渋々靴を脱ぐ彼。

2014-07-04 12:30:25
ももちゅん @kj8mousooo

6 んで、そのまま私のお気に入りの 赤いソファにどーんと寝転び始めた。 「え、本当になんなの…」 もう呆れて追い出すことも 諦めた。 『もうじき俺のベッドが届くやろうから!しばらくおやすみや!』 そう言うと彼は寝息を立てて 夢の中へーーーーー

2014-07-04 12:30:34
ももちゅん @kj8mousooo

7 そう、ここからわたしの生活は一変したんだーーーー pic.twitter.com/0uZFZJOasX

2014-07-04 12:30:42
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ももちゅん @kj8mousooo

8 ピーンポーンーーーー また訪問者…? 寝たままの彼を横に声をあげる 「はーい!」 そっと穴から覗くと… 「誰もいない…」 ドアをそっと開ける。 「何これ…」 そこには意味不明な箱が。 pic.twitter.com/uN4AOVnZDa

2014-07-05 14:09:29
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ももちゅん @kj8mousooo

9 『あー、それそれ! 俺のベッドや!』 寝てたはずの彼が後ろから来て、その箱をひょいと持ち入れる。 「なんでうちの中に入れるの?!!」 慌てて後を追うと、 「っ!!」 ーーー目が赤くなってる…! pic.twitter.com/Zh1NSM0lBJ

2014-07-05 14:09:38
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ももちゅん @kj8mousooo

10 『じゃ…、腹減ったから、食べながら説明したるわぁ…』 赤い目の彼はその箱をテレビの横に置くと、ギシギシと床を鳴らしながら私に近づいてくる 「やっ…、待って…何?!」 とうとう、ソファに追いやられて 彼の腕に逃げ場を失くされる。 『痛いやろうけど、しゃーないねん…』

2014-07-05 14:10:06
ももちゅん @kj8mousooo

11 彼はそう言うと、 口を開けてとんでもなく鋭い歯を向けてきた。 「やだ…、ぁあっ!!!」 途端、服をはだかれ、鎖骨にその八重歯を刺され、身体中に激痛が走る。 ちゅー、と音を立てながら 必死に吸い付く彼。 だんだん意識が朦朧としてくる…

2014-07-05 14:10:13
ももちゅん @kj8mousooo

12 『痛いのや可哀想やから、 ご褒美もあげよ…』 口を拭いてそう言った彼の手が 私の服を脱がせる… 「なっ…!!」 鎖骨の血を吸いながら、 乳首を摘んだり胸を揉んだり… 痛いのに気持ちぃ… そんな変な感覚。 「んんっ…」 『はぁ…、ごちそぅさま…』

2014-07-05 14:10:20
ももちゅん @kj8mousooo

13 彼は最後に鎖骨をひと舐めして 口をはなすと、 『じゃ、説明しまぁす…』 と、言いながらも下に手を伸ばす。 『俺は今日から人間界にきたねん…』 ぐちゅぐちゅと音が鳴る。 『まぁ、いろいろあって、鍵を拾った人につかなあかんの。』 2本の指が中を掻き回る。

2014-07-05 14:10:34
ももちゅん @kj8mousooo

14 『主食は血…、夜だけな…』 「ぁあっ…、んっ」 話がうまく入ってこない… 『ちなみに俺のことは、お前にしか見えへん…』 とっと奥にグッと突かれてる 「んぁあっ!!…」 その奥でも動気をやめない 彼のゴツゴツした指… もう………

2014-07-05 14:12:23
ももちゅん @kj8mousooo

15 『これから、お世話様です…』 そう小さく言い放って、 「ああっ…!!」彼は私をイかせたのーーーーーー pic.twitter.com/Ccq9PGyLtA

2014-07-05 14:13:30
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ももちゅん @kj8mousooo

16【吸求愛】 そんなわけで、こいつは うちに住みついて、 私の血も吸ったのに、作ったご飯も食べやがって。 『はー!うまかったぁ!!』 そして、あのはこの中で 寝る。 そんな奴を無視して私は、 学校の課題レポートをする。

2014-07-07 00:55:44
ももちゅん @kj8mousooo

17 ーーーー次の朝 「行ってきまーす」 奴をおいて、学校に行こうとする。 と、 『はいはーい。俺も付いてくで』 「え!絶対ダメ!!」 部屋の中に押し込む。 …けど、 『ええやん!1人じゃ怖いねん…!』 どうしても付いてくと だだを捏ねる彼。というかドラキュラ。

2014-07-07 00:55:54
ももちゅん @kj8mousooo

18 てなわけで、彼は講義中の私の隣に座って口を大きく開けて寝てる…。 〝ね、講義終わったら、みんなでカラオケ行かない??〟 グループ1人の友達が言い出して、 周りの友達も賛成してる。 「わ…、私…ちょっと、…」 〝えー!付き合い悪いよ最近〜みんなでパーっとやろうよ〜!〟

2014-07-07 00:56:05
ももちゅん @kj8mousooo

19 強引にカラオケに行くことになって。 みんなは見えてないであろう、奴も後をついてくる。 『カラオケって何…?楽しそうやなぁ…』 「大人しくしてね!お願いだから!!」 誰と喋ってんの〜?と聞かれて、 懸命に誤魔化す。 その中には男子も何人かいて。

2014-07-07 00:56:18
ももちゅん @kj8mousooo

20 夜が更けるにつれ、みんなの中にお酒も入っていく…。 〝ねぇ、俺ら…抜け出さない…?〟 耳元で1人の男子に言われる。 と、もう反対の隣では 『なぁ…腹減った…、あかん…』 と、私の腕を掴むドラキュラ。 「もうちょっとだから我慢して!!!」 とつい大きな声で言っちゃう…

2014-07-07 00:56:28
ももちゅん @kj8mousooo

21 〝ご、ごめん…〟 みんなが一斉にこっちを見る。 “2人でいちゃこくなよ〜” わたしと彼を冷やかしてくる 他の友達たち。 でも、どうしても隣のドラキュラが気になって…。 「ち、違うの…!」 だって、牙が出てきて…目が真っ赤になってる… 「ちょっと、トイレ行ってくる!」

2014-07-07 00:56:45
ももちゅん @kj8mousooo

22 なんとか外に出て、ドラキュラの彼の様子を伺う。 「大丈夫…?」 と、建物の裏に手を引く彼。 『頭がクラクラしてもうて…、あかん…ごめん…』 私のシャツのボタンを外しながら情けない声で言う。 「へ?」 よく匂うと… まさか 「飲んだの…?」

2014-07-07 00:57:10
ももちゅん @kj8mousooo

23 『喉…、カラカラでつい隣の奴の飲んだら熱なって…、我慢してたんやけど…。』 真っ赤舐めと虚ろな目で、 鋭い牙を出すと、はだけた左の鎖骨にグッと差し込む彼。 「んぁ…痛っ!」 痛くて抵抗したくても、力が入らないし、 結局、血ぃ吸われる運命なのか…って、途中で諦めた。

2014-07-07 00:57:26
ももちゅん @kj8mousooo

24 じゅっ、と昨日よりも強く 自分の満足するまで血を吸われて、 『ごめんなぁ…、』 酔ってるからか、ロレツの回らない口調で昨日とは違った態度の彼。 とは裏腹に、骨まで溶けそうな その口使いに足がガクガクする… 「んん…」 必死に彼の肩にしがみつく。

2014-07-07 00:57:54
ももちゅん @kj8mousooo

25 意識がなくなりそうなのを耐えて、 彼からの痛感に喚くだけの私。 「んぁあっ…!」 終いに傷口を撫でるように舐め上げると、 『はぁ…うまかった♥︎ごめんなぁ…』 満足した顔で私に微笑み、最後に潤んだ目とろんとした目で謝ってくるから 「はぁ…はぁ…」 痛みがじんじん響いても

2014-07-07 01:13:47
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