近くて遠い (ﾟﾚﾟ )

きらりん@エイト妄想垢 @akr_087

(ﾟﾚﾟ ) *0 俺はここから見ることしか出来ひん。 手にはあいつのうちわ。 青色の服。 青色のもの。 目線は俺じゃなく、青色のあいつ。 ヤスや。 なぁ。いい加減俺のこと見ろや。

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(ﾟﾚﾟ ) *2 あれは、俺が中学の時。 バスケしてた時。 その時にたまたま出会ったあの子。 選抜で選ばれて、その合同練習。 その時に仲良くなった。 そして、好きになった。 あの子のこと。 大人しそうな顔してるのに、 プレーは全力で・・・ 何より、バスケを楽しんでた。

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(ﾟﾚﾟ ) *3 そんな姿を好きになった。 でも、時間はあっという間やった。 連絡先すら聞けんかった。 後悔した。 ずっと。。。。 せやけど、それから数日後。 練習試合で行った学校にあの子がいて。 「あの・・・」 『あ！横山くん！』 まさに、運命の再会。

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(ﾟﾚﾟ ) *4 今度こそは連絡先を交換した。 何通かやりとりしたけど、 すぐ終わったり・・・ 俺も忙しくなったりしたしな。 それから、事務所に入ってデビュー。 【 横山 裕 】って名前で。 幸か不幸か、君はコンサートにいてた。 すぐに分かった。 だって・・・

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(ﾟﾚﾟ ) *5 あの頃より、可愛く、綺麗で品のある女性になっていた。 でも、笑顔はあのままで・・・ ファンサついでに近づいてみると・・・ 手にはヤスのうちわや、青色のもの。 【 なー。なんでなん？】 こんだけ近づいてるのに目線はヤス。

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(ﾟﾚﾟ ) *6 きゃーきゃー周りで言われるけど、 気にしてられん。 今の俺にはお前しか見えてない。 握手した時に少しひっぱって、紙を渡す。 さらに、耳元で一言。 「なぁ。侯隆やで？」 『え！？侯くん？』 「そや。連絡ちょうだいや？」 紙に書いたのは、

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(ﾟﾚﾟ ) *7 ［ また、バスケしよ！ ］ それから、君は誰を見てたのかなんて怖くて見られんかった。 それから数日後。 諦めかけてたけど、君から連絡がきて。 ガラにもなく嬉しすぎて。 なぁ。この恋、もう一回追いかけてもいいですか？

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(ﾟﾚﾟ ) *2-1 俺が行くバスケに駄目元で誘ってみたら、来るって。 もー。奇跡やな。 いいとこみせなあかんな。 「よっしゃー！！」 「ヨコ！うるさい！」 すばるに怒られてもなーんも思わん。 ヤスとちゃうけど、頭の中お花畑や。

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(ﾟﾚﾟ ) *2-2 どうも。横山侯隆ですけども。 気合入れてバスケしてるけども。 僕。さっきから凡ミスばっかりです。 いいとこなしなんですけど。 なんなんこれ。 「はぁ〜」 『横山くん！』 「わぁ！びっくりした！なんやねん。」 『らしくないやん？どうしたん？』

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(ﾟﾚﾟ ) *2-3 「どーもこーもあらへんがな。」 『ふ〜ん。昔はかっこよかったのに。』 「はいはい。」 『本間やから！ずっと見てたもん！』 「・・・え！？」 『ほら！呼ばれてるで！行ってき！』 って背中押されたけども！！ どういうことや？ え？そーいうことか？？？

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(ﾟﾚﾟ ) *2-4 もーなんやねん！！ でも、そっからエンジン全開。 終わる頃にはいつもより汗だくで。 俺、臭いわ。 『お疲れ様。』 そう言って渡されるポカリ。 「ありがとう。」 『昔見たいでかっこよかった。 やっぱり好きだな。って思ったよ。』

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(ﾟﾚﾟ ) *2-5 「え！？うそっ！？」 吹き出しそうになるのを抑えてやっと出た一言がこれ。 『びっくりしすぎ。横山くんだけやで。気づいてなかったの。』 待って。これって、両想いやったってこと？ 『あー！やっと言えた！ヤスくんに応援してるって言っといて！帰るね！』

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(ﾟﾚﾟ ) *2-6 立ち去る彼女。 「待って！」 『やめて！うち、eighter やねんで？』 そんなん分かってる。 ライブ来るぐらいや。 「でも、その前に俺ら友達やろ？」 『せやけど・・・』 「ええやん。また、友達からはじめよ。」

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(ﾟﾚﾟ ) *2-7 『でも・・・「でもやあらへん。」 「俺らは友達や。それ以上でも以下でもない。せやけど・・・」 グッと引き寄せて耳元で一言。 「いつか、落としたる。」 『ちょっ///』 覚えてろ。 俺の隣も、青色のを黒に染めたる。 覚悟しとけ。 end.