南九州でカルデラ巨大噴火が起こったら・・・

Ryusuke IMURA @tigers_1964

川内原発がなくても南九州でカルデラ巨大噴火はいつかは起こる．事前にわからなければ（わかっても対応不可能かもね），火砕流の直撃を受ける鹿児島県本土や宮崎・熊本県南部に住む300万人くらいが即死する．（つづく）

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（つづき）火山灰は，その日のうちに日本全域に降り始め，日本中で数日のうちに数10cm以上堆積する．テレビで「富士山の噴火で・・」なんて言っている火山灰はせいぜい数cmの厚さの話．火山灰の重みで建物が倒壊する．通信網や交通網は完全にダウンする．（つづく）

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（つづき）畑や田んぼも数10cmの火山灰に埋もれ，作物が作れなくなる．日本中で同時に食糧が底をつく．堆積した火山灰は降雨によって流れ，土石流や洪水となって低地に移動する．大都市圏のある平野部はことごとく水浸しになり，住む場所や経済活動を行う場所がなくなる．（つづく）

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（つづき）日本は，国家としての体をなさなくなるだろう．成層圏に達した火山灰の細粒部とエアロゾルは，北半球全体に広がって，太陽を隠して地球規模の寒冷化を引き起こす（いわゆる火山の冬）．寒冷化は，大飢饉をもたらし，途上国だけでなく先進国でも多量の餓死者を出すだろう．（つづく）

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（つづき）世界的な食糧難は，戦争の火種となるかもしれない．南九州のカルデラ巨大噴火は過去にも起こってきたことだ．最近では7300年前の縄文時代に起こった．当時の世界人口と比べると，今は人口が増えすぎているので，生き残れる人の割合は当時よりも小さいかもしれない．（つづく）

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（つづき）恐竜絶滅の時の小惑星衝突とまでは言わないが，世界中の人類・生物に大きな影響を与えることから，カルデラ巨大噴火はそのミニチュア版くらいには相当すると言えよう（火山噴火の中には小惑星衝突クラスの規模のものも過去にはあった）．（つづく）

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（つづき）南九州でカルデラ噴火が起こると世界中が深刻な事態に陥る．カルデラ噴火による火砕流に飲み込まれる位置に原発があるということは，その深刻な事態の時に放射能のことも気にかけなければならなくなるということなのだ．

Ryusuke IMURA @tigers_1964

7300年前に鬼界カルデラからの火砕流で焼け野原になってしまった南九州と大きな被害を受けた日本列島には今，たくさんの人が住んでいる．その時代に南九州に原発がなかったことに感謝しよう．半減期の長い核分裂生成物が撒き散らされていれば，未だに人が住むに適した場所でなかったかもしれない．