【Hikarie+PLANETS 渋谷セカンドステージ vol.3】「ものづくり2.0――ハードウェアの思想が社会を変える」岩佐琢磨×加賀谷友典×田子學×根津孝太×宇野常寛×吉田尚記・実況まとめ
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根津:日本ではスタイリングとしてデザインが捉えられている。しかし、本来はどうあるべきかから考えるのが大事で、中身と外見を分けるのはおかしい。#shibuya2nd
2014-08-01 21:00:07加賀谷:necomimiも、田子さんと一緒で日本では報じられなかった。しかも、日本のメディアは、何の役に立つのかと聞いてくる。海外はグレート! なぜだ! と来る。necomimiのデザイナーは、無表情な子で、でも自分の感情を伝えたいというところから始まった。#shibuya2nd
2014-08-01 21:04:43加賀谷:necomimiは見るまで不安だった。耳がない状態のものを見て、あまりのつまらなさに、ほぼストップをかけようとした。しかし、画用紙で試しに耳をつけたら、一気に別のものに変わった。チームで新体験に驚いた。誰でもわかるレベルの驚き。#shibuya2nd
2014-08-01 21:07:42日本の萌え文化みたいなもの…大きく言えばクールジャパンみたいな要素がテクノロジーと結びつくっていう独特のモノが世界に面白いと思われたってことなんじゃないのかなー。 #shibuya2nd
2014-08-01 21:07:56田子:イノベーションはやってみないとわからない。数字の話を組織がして、止まる。日本では水面下では面白いものが沢山あるのに、表に出ない。 岩佐:今までのシミュレートにならないものを作るのが怖い。家電も一緒。 田子:大きな会社はもう実験ができない。#shibuya2nd
2014-08-01 21:10:14根津:カマッテはゲリラプロジェクトだから表に出た。くくり方を変えれば、出来なくはない。大きな会社と小さな個人がタッグを組んでやっていくのも、ひとつの手法。 岩佐:大企業としては問題があるのを別企業の名前で出すのも手。#shibuya2nd
2014-08-01 21:13:29宇野:大企業のものづくりは、モノのもつ暴力性を失っているのではないか。ここでいう暴力性は、もちろん肯定的な意味で使っている。#shibuya2nd
2014-08-01 21:14:42田子:本当は東芝を何とかしたくて作った。しかし、大企業の中からは動かせず、外から動かすしかなかった。本当は辞めたくなかった。外に出たら、大きな企業がぜひ使わせてくれと言ってきた。#shibuya2nd
2014-08-01 21:16:31根津:その通り。トヨタをやめてからの方が、トヨタの面白い人と繋がれている。大企業ではディレクターが重要。早く決めるなら、A案でもB案でもよいということがある。それが遅くなることがある。#shibuya2nd
2014-08-01 21:18:23根津:この現代、そう簡単には死なない。だから、畳むのは誰のためなのか。こうなったらこうしようなんて、考えなくてもいい。会社をやめなくていい。でも、やめてもいいよとは思ってていいと思う。自分と会社ではなく、自分と社会で見る。 #shibuya2nd
2014-08-01 21:22:45田子:会社員のとき、東芝のときに何が出来るかばかり考えていた。最後は東芝の長期ビジョンを考える仕事だったくらい。だがあるとき、この人たちをいかに外から巻き込むかを考える必要があると思った。やめたら楽しかった。#shibuya2nd
2014-08-01 21:24:43宇野:なぜそれをモノを通じて実現したいと思ったのか? 田子:僕はモノだけをやっていない。自治体のデザインもやる。日本はモノづくりがメチャクチャ得意。これは活かしたい。#shibuya2nd
2014-08-01 21:25:58根津:モノの暴力性みたいなものは確かにある。見たらわかるような力はあって、モノづくりに携わる人間としては、そこは信じたい。#shibuya2nd
2014-08-01 21:26:48宇野:根津さんと田子さんは面白い違いがある。システムを提案するのが田子さんでモノは手段、根津さんはモノの表層の力を信じている。 根津:カーデザイナーの呪われた一面はある(笑)。セクシーな一面の喜びも守っている。そのとおり! #shibuya2nd
2014-08-01 21:30:07宇野:モノの凄いところは欲望を作ることが出来ること。それこそがモノの武器なのではないか。なぜなら、モノは常に他人が作ったものだから。その点、新しい欲望を喚起する日本製品を見たい。 #shibuya2nd
2014-08-01 21:31:37加賀谷:necomimiは、本当はネット接続する予定だった。でも、価格的に難しく、まずは体験させることを大事にした。デジタルデバイスではよくある選択の瞬間。岩佐さんも必ず直面している問題。 #shibuya2nd
2014-08-01 21:35:27根津:自動車はあらゆる技術が、入ってくるのが最後になるもの。でも、シナジーを埋めたい。 岩佐:メカを絡めると先行性はある。しかし部品もすぐ作れるようになった。そういう意味ではケミカル系はかなりいい。#shibuya2nd
2014-08-01 21:39:08田子:歴史的に見ると日本は工業立国として伸びたが、すぐに情報化に呑まれた。本当は両者をマージさせるべきなのができていない。アメリカはそれを始めているが、日本でこそ上手くやるべき。#shibuya2nd
2014-08-01 21:41:41宇野:田子さんのまとめに如くはない。目に見える古いものづくりと、目に見えない情報技術にパッコリ別れてしまっている。それを上手くマージするには、皆さんが活躍すること。 #shibuya2nd
2014-08-01 21:43:28宇野:ものづくりは、夢物語のいい話で終わらせてはいけない。なぜなら、ものづくりは夢を、現実に実現するものだから。だから、モノが僕は好き。#shibuya2nd
2014-08-01 21:45:06ということで時間が来たので、イベント終了ですー! 熱い議論でどんどん論点が拡散しましたが、なんとかまとまりました。#shibuya2nd
2014-08-01 21:45:47放送終了しました!タイムシフトもご利用ください /「ものづくり2.0――ハードウェアの思想が社会を変える」岩佐琢磨×加賀谷友典×田子學×根津孝太×宇野常寛×吉田尚記 #shibuya2nd ow.ly/zMzMb pic.twitter.com/4ZV8zIl2F7
2014-08-01 22:20:02締めで吉田アナが「3Dプリンタの話が出なかった」事に触れていらっしゃったけど、 「助成金」とか「クールジャパン」も無かった。ほんと濃密かつ新鮮そのもの。 #shibuya2nd
2014-08-01 22:55:57ものづくり2.0、メカトロの話がでたのが嬉しかったな。自分も頑張って形にしようと思った。あと脱藩はいつでも出来るようにはしておこうと思う。#planets
2014-08-01 21:48:37