佐藤正美Tweet_20140716_31

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佐藤正美 @satou_masami

紙の上に書いたモデルは一つの書きモノにすぎない。しかし我々がそれを扱うには、一つの、しかもただ一つの扱いかたがあって、それによってモデルは初めて作用する。モデルは実現作用(事実的真)においてしか存在しない。この作用を外れてしまえば、「現実」とは関係を示さない書きモノにすぎない。

2014-07-18 15:18:25
佐藤正美 @satou_masami

正確な推論は例外なのである。更に、この正確さ(無矛盾性)ということそれ自体がシステム・エンジニアの技術なのである。実存するモノを(数学的)集合に形式化し、それらの形式を並べる関数を与える技術なのである。なぜなら、モデルは、結局、記号を使って行うコンピュータの入力項なのだから。

2014-07-18 15:19:16
佐藤正美 @satou_masami

論理規則を遵守する事は、我々の思惟の働きを拘束する。だがしかし、我々はそうする事によって、思考と外的存在に結びついている「記号」たる言語とが相互に一致するためには──言語を発する心理的効果を度外視して──時に「真」というものを考える。それは、思考の時々にムラがある事を克服する。

2014-07-23 12:05:54
佐藤正美 @satou_masami

意志的な「論理」というものは、どんな論法においても構成的なもので、極めて正確な認識と抽象的な演算を介して、「限定されている」事態の一体系を構成する事に向けられる。到達する事ができる様な局限された「真」(導出的な真、無矛盾性)を実現する──すなわち、条件的に限定行為なのである。

2014-07-23 12:06:45